こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「子育てしてると部屋が片付かない」問題についてです。
子どもは散らかすことにかけては天才!とよく言われますね。子どもが部屋を思うままに散らかしまくってママの片付け能力をはるかに上回った結果、部屋が大変なことになっている人…とても多いと思います。
散らかるのは子どもがよく遊んだ証とも言えますが、部屋が片付かないのは、頭の痛い問題でもあります。この記事では子育てをしながらお部屋を片付けたいママさんへ、親子で楽しくお部屋を片付けるためのコツをお伝えします!
目次
部屋が片付かないのは、「置き場所」が決まっていないから
どうして部屋が片付かないのか…。
それは「置き場所」が決まっていないからです。ポジションが決まっていないものを、つい取りやすい場所に置いていくと…あっという間に片付かない部屋ができあがります。
まずは、「置き場所」を決めましょう!そして、「置き場所」が決まってしまえば、あとはそこへ戻すだけです!
片付けにはメリットがあることを認識しよう
片付けをするということにはさまざまなメリットがあります。具体的には、
あちこち探し回らなくていい
余計なものを買わずにすむ
時間的な余裕が生まれる(あるいは金銭的な余裕も)
気分がいい
なくしたと思ったものが見つかる(こともある)
片付けをすることでリセットができる
といったものが挙げられます。どこに何があるかがはっきりしていれば探し回る時間をほかの事に使えますよね。つまり、「置き場所」を決めて、その場所に戻すが習慣化してしまえば片付けはほぼ9割成功です。
では、あえて片付けをすることのデメリットをあげるとしたら…?
片付けをできない自分はダメ!と自分を責めてしまう気持ちが生まれる
この、「できてない自分はだめ!」という気持ちはとてもやっかいで、うまく働けば自分を高めてくれるのですが、悪い働き方をしてしまうとひたすら自分へのダメ出しをし続けてしまいます。できれば早いうちに手放してしまうことをおススメします。そして、子ども(や自分)が片付けをうまくできなくても、決して責めないようにしてくださいね。
ごみをごみ箱にポイ!ができたら始めよう
では、子どもと一緒に片付けるのはいつから始めましょう。それは、子どもが「ごみ箱にごみをポイできたら」辺りがおススメです。「ごみをポイできる」というのは、子どもが手に持っているものがゴミかそうでないかの区別がついていること、さらにはそのゴミを捨てるべき場所を知っている、ということなのです。
そうなったら、少しずつでいいのでおもちゃはおもちゃ箱へと始めていきましょう。「そんな時期とっくに過ぎているわ!」という方も大丈夫です。今から始めましょう。
遊びとほかの遊びの間に区切りがない時期に「積み木を出す前にお人形さんは使ったらしまおうね」と言ってもまだ無理なので、おでかけやご飯などで今遊んでいることの流れが切れてしまう時がチャンスです。「おかたづけ」を「親子で一緒に」始めていきます。
みんなで少しずつスモールステップで片付ける
片付けをするときに、意識してほしいことがあります。
それは、「みんなで少しずつ、スモールステップで」ということです。
全部を一度にやろうとすると作業の時間が長くなってしまい、イライラが先立ってしまうこともあります。最初は小さい場所から始めましょう。一つでもできたら「ありがとう!」、少しでもやろうとしたところを言葉にして認めて、「確実にできること」を増やしていく方が最終的にはプラスになります。
リビングの子どもスペースはみんなで!
小さい子どもが遊ぶ場所はリビングスペースがメインですよね?リビングはみんなが集まる場所でもあります。ならば、片付けもみんなで一緒にしちゃいましょう。子どもも片付けに参加してもらって一緒にしていくのがミソです。
日常的に使うものなので、箱のようにぽいぽい放り込めばいい収納を用意して片づけていきます。
床が見えるようになると相当すっきりします。そして、たった1個のぬいぐるみをどかすだけで床は見えるようになるんです。
片付いたリビングで寝転んで「気持ちいいねー!」と喜んでみせると達成感をより味わえます。
おうちに帰るまでが遠足です
おもちゃを出してそのまま…。あるあるですね。出したものはしまうということを子どもに覚えてもらうためには「おうちに帰るまでが遠足です」が有効です。
その時に「ぬいぐるみのおうちは青い箱だからここに入れてね」「このおもちゃのおうちは赤い箱だよ」と指示を出していきます。自分で入れて見せるのもいいでしょう。そして子どもが1個でも入れてくれたら「ありがとう!おもちゃがおうちに帰れたね!」
これをくり返すことで「何をどこにしまえばいいのか」が徐々に定着していきます。
子どもが集まる場所なのに片付いている
お子さんが通う幼稚園や保育園、もしくは放課後等デイサービス(児童発達支援施設)って散らかっていますか?片付いていますよね。家では片づけなんかやらない子どもがなぜそういう場所ならできるのか…と考えたときに、家とは圧倒的に違う条件が
みんなで一緒にやる、というところなのです。
「はーい!お遊びの時間は終わりでーす!お片付けしますよー!」
という先生の呼びかけを合図に、子どもたちや先生たちみんながおもちゃやお道具を決まったポジションに戻し始めます。
最初はそういう動きに関心のなかった子どもも、少しずつだけれどその流れに乗って片付けだす…。あの効果は大きいなあ…と感心したものです。
発達の特性で周りの子が何をしてても全く気にしない子もいますが、そういう場合は「今はお片付けの時間です。持っているおもちゃはこの箱にしまいましょう」とうながして時間の区切りとやるべきことを示すことで行動に移しやすくなります。
遊びが一段落するタイミングでのお片付けを習慣化するのは、とても自然で定着しやすいです。
片付けを絵本で学んでみる
片付けの絵本がいろいろ出版されています。こんな絵本を読みながら、お片付けのやり方を学んでいけるといいですね。
片付けが挫折しないコツ
片付けがはかどるコツをいくつかご紹介します。
関連付けをして仲間同士は近くに置く
クレヨンと画用紙、お人形とお世話グッズのようにセットで使うおもちゃは一つの箱にしまうようにします。そうすることで例えばお出かけの時に何か1個だけ持って行っていいよ、という時もパッと持ち出すことができます。持ち帰ってきたら
外から持ち帰ってきたものの置き場も決めておく
外から持ち帰ってきたものの置き場を決めておくのもとても大切です。
ポストに入っていたチラシ、買ってきた雑貨、園から持ち帰ってきた工作、拾ってきた落ち葉やどんぐり…。これをテーブルに置いたままほかのことを始めてしまうと、あっという間に散らかっていきます。これらの置き場もあらかじめ決めておくとすっきりしやすいです。
わが家の場合ですが、子どもが小さいときは玄関にIKEAで売っている3個ワンセットの小さいボックスを置いて、その中にどんぐりやら落ち葉やらをストックしていました(数日経過したら中身は処分する)。フタが閉まるので、虫がわいてもあまり大変なことにはなりませんでした。
迷子のアイテムを一時的に置ける場所を用意する
置き場が定まらないものや、本来の収納量をこえてしまったものを一時的に置ける場所も作っておくといいです。この場合は、週に一度どこかで時間を設けて仕分けと整頓をしていきます。
子ども部屋には何も入っていない場所を一つ用意しておく
子どもが大きくなって学校や幼稚園に通うようになると、夏休み前などに学校や園から持ち帰ってくる荷物が増えます。それをそのまま納められるように棚を一つ開けておくと、持ち帰ってきた荷物の置き場が定まるのでススメです。プラケースを用意して、その中に入れてしまうのもいいですね。
置き場所は共有する
家族で置き場所は共有するといいです。そうすることで、片付け役が誰か一人に集中することが防げますし。家族で使う空間は、みんなで片付けていきたいですね。
ちょっとでもできたら良しとする
完璧にできないとダメ!という気持ちは捨てましょう。床がぐちゃぐちゃなら、何か一つ広い面積を占めているものを片付けるだけで変わります。ちょっとでも片付けられたらそこを認めて、またやろうと思えるマインドを持つと長続きします。
まとめ
ものの「置き場所」が決まっていないと、片付けるときに「どこにしまおうか?」というところから始めなければならないのでおっくうになりがちです。逆に言えば置き場所さえ決めてしまえば、あとはそこへ置いていくだけで片付けが完成してしまうんです。出したらおうちに返してあげる。少しずつ、できるところからじっくりと。そういうところから片付けができるようになっていくとすてきですね。