こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!
本日は「発達障害の高校生」についてです。
こんなお悩み抱えている親御様いらっしゃいませんか?
この記事では以下について書いていこうと思います!
・高校生で見られる発達障害の特徴
・発達障害の高校生への接し方
・発達障害の高校生の進路
「高校生」という多感で人生においても大切な分岐点となる時期に、適切なサポートを受けられなければ、「こんなはずじゃなかったのに…」という事態になりかねません。
目次
高校生で見られる発達障害の特徴
発達障害とは、生まれつき脳の機能の発達に偏りが見られます。その困りごとから大きく3つに分かれます。
・自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(ASD)
・注意欠陥多動性障害(ADHD)
・学習障害(LD)
高校生では思春期に入り、他人と自分を比べ、劣等感を感じたり、周囲の人との違いを感じることが多くなる時期です。
自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害(ASD)
ASDの大きな特徴としては、人とのコミュニケーションが苦手、こだわりが強いということが挙げられます。
高校生になると、言葉の理解も進み、コミュニケーションも取れるようになってきます。
しかし、相手の言っていることの意図を汲み取るのが苦手なので、本音と建前がわからなかったり、悪口なのか冗談なのかわからず、傷ついてしまったり、被害者意識を持ってしまうこともあります。
また、こだわりが強く、勉強についていけなかったり、集団行動に馴染めなかったりして、孤立感を抱いてしまうこともあります。
注意欠陥多動性障害(ADHD)
ADHDの大きな特徴として、不注意、多動性、衝動性が見られます。
高校生の特徴としては、宿題を忘れる、忘れ物が多い、授業中に勝手に発言してしまう、貧乏ゆすりや手むずりが多いなど、が見られます。
そのため、学校の先生や親から怒られ、自己肯定感が低くなったり、劣等感を感じてしまう子供が多いのです。
本人も気にしていて、自分なりに努力していたり、工夫してもうまくいかず悩んでる子供もいます。
学習障害(LD)
LDは、読み、書き、計算など特定の課題のみに特徴が見られます。
高校生になり、勉強も難しくなって得意不得意がはっきりします。
計算はできるけど、文章題が解けない、公式は覚えられるけど、活用できない、単語を覚えるのが苦手などです。
努力しているのに点が上がらず、もっと勉強しなさいと怒られてやる気や自信を失ってしまう場合もあります。
高校生からの発達障害ってアリ?
結論から言うと、高校生から発達障害になることはありません。発達障害とは、生まれつきのものです。
しかし、幼少期では発達障害の症状が気づかれず、歳を重ねてから発達障害と診断される場合もあります。
私も22歳の時に発達障害と診断されました。しかし、振り返ってみると、幼少期や、学生時代から特徴はあらわれていたと感じます。
幼少期、「落ち着きがない」「人と目が合わない」「他人に関心がない」「非常に活発である」「誤字脱字があまりにも多い」など、の特徴が見られれば、発達障害の可能性があるといえます。(参考:LITALICOジュニア)
発達障害の高校生への接し方
発達障害の子供は、学校の先生から叱られたり、友達にからかわれたりして、「自分はダメな人間だ」と自信をなくし、自己肯定感が低い子が多いです。
家でも怒られたり、否定されてばっかりだと安心できる場所がなく、2次障害に繋がりかねません。
できているところはしっかりと褒めてください。間違った時は、まずは子供の言い分をしっかりと聞き、失敗した時も、「惜しかったね。みんなで応援しているよ!」など、子供の意見をしっかりと聞くことが大切です。
相談された場合でも、まず「相談してくれてありがとうね」「大変だったね」など、「いつでも味方でいる」と言う姿勢を示してみてください。
友人関係など、気になることは多いと思いますが、変に聞き出したりはせず、言いたいことに耳を傾けてみましょう。
進路はどうなる?
発達障害は知能障害ではないので、学力に特別問題が出ることはありません。
また、得意な教科はとことん突き詰める傾向があります。東大生の25%はASDとも言われています。発達障害だからと言って限られた進路へ進まなければいけないことはありません。
進路選択は大きく3つです。
・進学
・就職
・就職準備
就職する際に、障害者雇用を利用することもできます。また、職業訓練などのサービスを受けることもできます。
まとめ
発達障害の高校生と接するにあたって、思春期という時期もあり、どう接していいかわからない方もいらっしゃると思います。
適切な接し方で、見守っていきましょう。
・劣等感を抱いたり自信をなくしてしまうことがある
・そのままを受け入れる、いつでも味方だという姿勢を示す
・お子様と一緒にお子様にあった進路を考える
発達障害で悩む親御様、お子様の力に少しでもなれば幸いです!