こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供します!本日は、「子育ての課題って何?困った時はどこに頼ればいいの」についてです。
パートナーとの間に新しい命が誕生。喜ばしい半面、責任がかかる子育てと家庭生活。
子どもが、少しずつ手を離れ、自分の力で社会への一歩を踏み出して行くまでの子育ての課題って何?困ったどうすれば?発達障害がある場合は?など、考えると不安になりますよね。
この記事では、子育て課題は何なのか?発達障害があるとどんな悩みが出てくるのか?困った時どうするかを解説していきますね。ぜひ参考にしてください。
子育ての課題は児童虐待、貧困、子育て力の低下の3つに分かれる
困ったときに相談できる
発達障害の当事者のオンラインコミュニティや交流会などいろいろな交流方法がある
目次
子育て家庭のかかえる課題
今の親世代が育った時代と違い、現代は子育てがしづらい環境です。現代の子育て家庭の抱える課題は大きくは3つに分けられます。
- 児童虐待
- 貧困
- 子育て力の低下です。
それぞれは、絡み合っていて、ひとつが支障をきたすと、家庭での子育て機能が麻痺してしまいます。
どれも、今は大丈夫だけど、絶対とは言いきれませんよね。
不安を減らすために、簡単にでも、情報を知っておくといいですね。
児童虐待
厚生労働省は、令和3年度の児童相談所による児童虐待相談対応件数(速報値)を公表。
件数は20万7,659件で、前年度より2,615件(1.3%)増え、過去最多を更新しました。
相談の内容別件数は、心理的虐待12万4,722件(全体の60.1%)、身体的虐待4万9,238件(23.7%)、ネグレクト3万1,452件(15.1%)、性的虐待2,247件(1.1%)となり、前年度の件数で比べると、身体的虐待のみ797件のマイナス、他は多い順に、心理的虐待が3,388件、ネグレクトが22件、性的虐待が2件とそれぞれが増加しています。
参考:厚生労働省サイト内「令和4年度全国児童福祉主管課長・児童相談所長会議資料」
その要因となっているのは
家庭内のストレス
育児困難
孤立した育児
経済不安
などが挙げられます。
障害者虐待も増加
令和2年度の障害者福祉施設従事者等職員による障害者虐待の相談・通報件数は2,865件であり、令和元年度から増加(2,761件→2,865件)
・令和2年度の虐待判断件数は632件であり、令和元年度から増加( 547件→632件)
・令和2年度の被虐待者数は890人になっています。
参考:厚生労働省HP (参考資料2)
令和2年度障害者虐待防止対応調査結果:経年グラフ
多い順に、身体的虐待、心理的虐待、経済的虐待、となっています。
その要因となっているのは
障害特性の知識不足
介護疲れ
ストレス
などが挙げられます。
悲しいことが起こらない様にできる事
虐待をやめたいけどやめられない。
やめられずに直後は自分を責めても、状況が変わらず、また繰り返してしまう。
子どもに強く叱ってしまい、これってまさか、虐待では?
と、一人で抱え悩んでしまっている方。
否定されることが怖く、発覚を恐れて、周囲に打ち明ける勇気はない。という状況が辛く、苦しい方。
また、暴力、暴言を実際に受け体や心に傷を負い、辛く、苦しい気持ちを抱えている方は早急に相談することをお勧めします。
貧困
現在、日本は30年経済成長しておらず、手取り収入は減り続けていて、7人に1人の子どもが貧困だと言われています。
その理由は
ひとり親
非正規雇用で収入が安定しない
無職で収入がない
病気のため働けない
外国人で職業の選択肢が狭い
などがあります。
また、正規雇用で働いていても、税金で天引きされる額は増え、手取り収入は減り続けている現状です。
また、貧困が原因により起こりうる二次障害として考えられるのは
気力低下
学力低下
不登校
孤独・無気力状態
などが考えられ、身体または生命に重大な影響を及ぼしかねません。
困った時は、まず、各自治体に気軽に相談し、必要なサービスを受けましょう。
相談する事により、支援を受ける事が可能です。
子育て力の低下
少子化に加え、夫婦共働き家庭の増加により、地域活動に参加する事も少なくなったうえに、新型コロナウイルスの流行。
直接的な接触を避け、身内とすら会いにくくなり、頼れる人がおらず、孤立してしまう。
また、子育て以外の生活が重視される多様性が認められて、子育ての経験がない人が増え、地域の子育て力も低下しています。
一方ではインターネットやSNSの普及により、細かな情報が得られることにより、情報にとらわれてしまい主体的な判断ができない親も増えています。
スマホ一つあれば、何でも調べられ、情報が得られますが、得た情報が混乱を招くこともるので、まずはスマホより目の前の我が子を観察して、変化に気づく力を身につけたいですね。
発達障害の場合は
さて、前置きが長くなりましたが、ここからは、上記に加え、発達障害のある子どもの場合について紹介していきたいと思います。
大きくなるにつれて、できる事が増え、子どもの世界が広がっていき、成長を感じる一方、新たな課題や悩みが出てくるものですよね。
なかなか子育ての悩みは尽きません。
悩みの解決の糸口を探るために誰かの意見やアドバイスが欲しい!
こんな時ありませんか?
発達障害特有の悩みを共有できる人が周囲にいない
甘やかしや、しつけの問題と勘違いされる。
説明しても理解を得にくい
親も発達障害の障害特性理解しにくい
パートナーやきょうだいなどの家族の無理解
専門機関が少ない
などの悩みがあると思います。
発達障害のある子を持つ親も、子どもの言動や行動が理解できず、困って悩むことがあります。
親も悩んでいるのに周りの人たちに理解を得ようとする事は、とても簡単ではありませんよね。
こんなに心配事ばかりが書いてあると不安になりますが、相談できる窓口があります。
ひとりで悩まず、まずは、誰かに話す。
少し話すだけでも楽になるかもしれませんよね。
疲れてしまう前に誰かに話を聞いてもらってみてください。
子どもが大きくなったら
子どもが成長し、悩みや気持ちを親以外の大人や、友人と共有しやすくなった時に、自分の特性を知り、自分と同じ仲間を探したり、先輩につながる事ができます。
発達障害当事者のオンラインコミュニティや交流サイト、チャットや通話相談アプリなど様々です。
自分に合った交流方法を選べます。
似た悩みや困り事を持つ仲間や先輩との交流によって、自分の特性を受け入れられたり、客観的に見られるようになったり、困った時の対処法を知れたり自らの理解を深める事ができるようになっていって欲しいですね。
また、親の会や、オンライン、オフラインセミナーがあるので、自立し、直接的に支援が不要になってもいざという時の備えに知識を備えておきたいですね。
まとめ
子育ての課題は様々だが、困った時は相談できる
発達障害がある人の親の当事者同士の交流がある
子どもが大きくなって自立た後も、情報収集して、いざという時に備えておく
少しでも、この情報がお役に立てればと思い、今後も情報発信していきたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。