こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関する情報を提供させていただきます!本日は「発達障害 ルーティン」です。

発達障害と聞くと同じ作業をずっと繰り返ししている様子を思い浮かべる人がいると思います。

発達障害の子どものこだわりは強く、融通が利かないことが多いです。

今回はそんな発達障害の子供が行うルーティンについてご紹介していきたいと思います。

発達障害とは

発達障害とは先天性の脳の機能障害です。

発達障害は、生まれつき脳の発達が通常と違っているために、幼児のうちから症状が現れ、通常の育児ではうまくいかないことがあります。成長するにつれ、自分自身の持つ不得手な部分に気づき、生きにくさを感じることがあるかもしれません。

引用先 みんなのメンタルヘルス 厚生労働省

発達障害と一口に言ってもその症状や程度は様々であり、発達障害の種類によっても特徴が違います。

発達障害の種類

発達障害の種類として大きく3つに分類されます。

それぞれの障害の特性として、自閉スペクトラム症は診断時期や症状により診断名が変化することがありますが、自閉症や広汎性発達障害などがあります。

この障害は言葉の遅れや強いこだわり、対人関係や社会性の障害、パターン化した行動などがみられます。

ADHDは不注意や多動、多弁、衝動的な行動などがみられます。

学習障害は読む、書く、計算するなどの能力が全体的な知的発達と比較して極端に苦手なことが特徴です。

     

しかし、発達障害の症状は複合してみられることがあります。

参考サイト 発達情報・支援センター

行動がルーティン化しやすい発達障害

先ほどご紹介したように発達障害にはそれぞれ特徴があり、行動がルーティン化しやすい障害として自閉スペクトラム症やアスペルガー症候群、広汎性発達障害などがあげられます。

逆に発達障害の中でもADHDの子どもはルーティン作業を苦手としていることが多いです。

ADHDの子どもは好奇心が旺盛なためじっとしていることが苦手で、同じことを繰り返すルーティンは苦痛を感じることもあります。

ルーティンが好きな発達障害の理由とは

自閉スペクトラム症やアスペルガー症候群を持つ子供は行動がルーティン化しやすい特徴があります。

それは、脳の機能障害による未来に関する思考の困難さによるものです。

想定外のことがおきてしまうとパニックになりやすいのもこの障害の特徴で、日常生活をルーティン化してしまうのはいつも通りに行動することで未来の見通しが立っていることで安心して日常生活を送ることが出来ます。

ルーティン化への対処方法

日常生活のルーティン化と聞けば、規則正しく生活出来ていて何も問題がないように感じますが、発達障害のルーティン化には困ったことあります。

日常生活の中で何でもない日はいつも通り生活できますが、どんなに頑張ってもいつもと違う日はやってきます。

それは体調不良だったり、急な外出であったり、想定外の出来事に対しその度にパニックになっていては疲れてしまいますよね

そんな時にどのように対処すると良いのかこれからご紹介していきたいと思います。

予定通りにならなかった時のことを準備する

急な予定変更やアクシデントなどが苦手です。

例えば、電車やバスの時間など予定通りに来ないことでパニックになってしまうことがあるため時間に遅れたら誰に連絡するのか確認しておくことで、連絡先の人から指示がもらえるため落ち着いて行動が出来るようになります。

また、いつも見ているテレビを見ることが出来ない時には、ネット配信で視聴することや前もって分かっていることに関してはあらかじめ確認しておくことも大切です。

自分が不安になりやすい原因を理解する

1人1人不安になりやすい状況や原因は違いますが、その原因は様々です。

これからのことが見通せないことで不安を感じたり、いつも通りに過ごせなかったことで落ち着かなかったりします。

そんな時どうして不安になったり落ち着かないのか分かっていることで自分の気持ちを理解し整理しやすくなり、その原因を避ける工夫を取ることが出来ます。

家族の支援として

子どものこだわりを出来るだけ否定しないようにしてください。

私たちにとってはあまり重要なことではないように見えても子どもにとってはとても大切な安心を得られるものであることがあります。

そして子供に伝えるときにはあいまいな言葉ではなく、具体的な子どもが分かりやすい言葉で伝えるようにしてください。

東京都世田谷区で発達障害への理解と関わり方へのヒントとなる動画を作成しており、その中でこだわりが強くいつもと違うことが起こるとパニックになってしまうという動画がありますので参考にしてみてください。

参考サイト NHK発達障害って何だろう

まとめ

ルーティン化してしまいやすい発達障害と付き合っていくためには、その子のこだわりを受け入れ周囲やその子自身に支障がない部分に関しては見守り、支障をきたす部分に対して支援をしてあげてください。

また、子ども自身にも不安が強くなったときどうしたらいいのかその子どもにあった対処方法を一緒に探してみてください。