今日も皆さんと一緒に発達障害等に関する学びや情報交換の場所なることを願って投稿させて頂きます。
今日のトピックは「子育てなんてうんざりと思ったときの改善法」についてです。
待望の我が子の誕生。喜びと感動の涙を流し、これからどんなことがあってもこの子を守っていこうと心に誓ったはずなのに・・・
「今日も子どもを怒鳴り散らしてしまった」「子どもが可愛くない」「母親失格かも」「子育てなんてうんざり!」
と、今あなたが思っているとしたら、どうぞ最後までお読み下さい。少し肩の荷が降りるかもしれません。
目次
子育てなんてうんざりと思ったときの改善法
孤軍奮闘しない
大きなストレスや不安を抱えていても、「他人に迷惑はかけられない」「自分ひとりで何とかしたい」と思う人もいるようです。
しかし、ひとりで抱え込む期間が長ければ長いほど深刻な状態に陥りやすいと言われています。
軽症のうちに支援が必要です。
身近な人に相談する
まず一番に相談するのは夫(妻)です。
その他の家族や友人でもよいので、自分が心を開ける人に話を聞いてもらいましょう。
妻の精神状態が不安定な場合、夫の協力が足りていないことが大多数です。男性は人の気持ちを察することが苦手な人が多いので、要望がある場合は具体的に伝えるようにしましょう。
専門家の力を借りる
かかりつけ医に相談するのもよいですが、なかなかじっくり話を聞いてくれるところは少ないですよね。
自分の気持ちを吐き出すだけでも楽になりますので、ぜひ一度、地域の子育て支援課に相談してみましょう。
ダイヤル189(イチハヤク)に電話をすると、お近くの児童相談所に繋がります。
・他人の虐待の通告や、自分自身の育児相談に通話料無料で応じてくれます。
・場合によっては子どもの一時預かりもしてくれます。
・匿名での通告や相談が可能です。
他人と比較しない
他人の子どもと比べていいことは何もありません。育児書やインターネットに出てくる「○歳ごろには○○ができる」といった成長の目安は参考程度にし、ちょっとぐらい遅れていたり出来ないことがあっても気にしないようにしましょう。
他の子ができているのに自分の子ができないとヤキモキすることがあるかもしれませんが、出来ないことよりも出来ていることに目を向けて、良いところを伸ばしてあげられたらいいですね。
完璧主義をやめる
完璧な母親なんていません。正解もありません。100人いれば100通りの育児の仕方があり、愛情の形があるのです。
「私はダメな親だ」「母親失格だ」と、一度でも思ったことがある人はこちらの短い動画をご覧下さい。心が軽くなりますよ。
プチ家出をする
ストレスで爆発しそうになったら、心が壊れてしまうと感じたら、子どもを夫や信頼できる人に預けて一旦外に出ましょう!
カフェでまったりするもよし、映画をみるもよし、美容院に行くのもよし。
自分ひとりの時間を作ることは、とても大切です。
たとえそれが短い時間だとしても気分転換になりますので、家族と話し合って定期的に息抜きができるといいですね。
産後の精神状態は不安定
産後の精神状態は不安定です。こんな症状はありませんか?
✔理由もなく涙が出る
✔子どもがかわいいと思えない
✔眠れない
✔すぐに子どもを怒鳴ったり、手をあげてしまう
✔消えてしまいたいと思うことがある
発症期間により「マテニティ・ブルーズ」「産後うつ」「育児ノイローゼ」などと呼ばれていますが、その定義は明確ではありません。おおよそ下記のように分類されています。
マタニティ・ブルーズ | 産後うつ | 育児ノイローゼ | |
発症期間 | 産後2~3日から10日程度で改善 | 産後2週間から1年以内に改善 | 産後1年以降や子どものイヤイヤ期 |
主な原因 | 環境の変化やホルモンの変化 | ホルモンバランスの乱れ | 子育てによるストレス |
発生率 | 30~50% | 10% | 50% |
ひとりじゃない
上記の表をご覧いただければ分かるように、多くのママたちが精神的に辛い経験をしています。あなたが弱いからでも、頑張っていないからでもありません。
いつか終わりがくる
どんなに辛い育児でも、出口はあります。そして、いつか辛かった時のことを振り返って懐かしく思う日も来るでしょう。
子どもと一緒に眠れる時間は、思っているほど長くありません。壁の落書きを消したり、破れた絵本をセロハンテープで貼ったり、食べこぼしで汚れた衣服を洗ったり・・・そんな日々も永遠には続きません。
目まぐるしく過ぎていく当たり前の日常が、実は特別で、かけがえのないものであったと気がつく頃には子どもは巣立っているかもしれません。
育てにくい子ども
発達障害について
もしあなたのお子さんが、極端に育てにくい子どもである場合、発達障害である可能性も視野に入れましょう。
発達障害は生まれつきの脳の特性なので治すことはできませんが、改善することは可能ですよ。
発達に凸凹がある子どもを育てることは簡単ではないですが、様々なサポート制度があります。
自閉症スペクトラム(ASD)
コミュニケーションに困難さがみられ、人の気持ちを汲み取ったり、抽象的であいまいな表現を理解することが苦手です。
こだわりが強く、特定のパターンを繰り返すことを好むほか、聴覚や触覚、味覚、嗅覚などが非常に敏感(あるいは鈍感)なことが多いことが特徴としてあげられます。
注意欠如・多動性障害(ADHD)
集中力が続かず不注意であるほか、行動に多動性や衝動性が強く見受けられるのが特徴です。
ただし、診断されるのは7歳前後であることが多く、年齢が低いうちは分からないこともあります。
まとめ
いかがでしたか?
子どもを一日、怪我なく無事に過ごさせる事は、当たり前のようですが簡単な事ではないですよね。ちょっとの油断が思わぬ危険に繋がることもあるので育児は本当に大変です。
料理や掃除が完璧じゃなくても、一日子どもの命を守ることができただけで十分です。
ストレスで爆発しそうになったら、ひとりで抱え込まず誰かに相談し、自分ひとりになれる時間を作りましょう。
うんざりな育児が、楽しい育児になりますように・・・
最後までお読みいただき、ありがとうございました。