こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「療育おもちゃ」についてです。
発達障害のお子さんを持つと、対象年齢に合っていないしどんな玩具を与えて良いか分からない…と悩む方も多いのではないでしょうか。実は、玩具一つ一つには発達を促すポイントがたくさん隠されており、見極めると玩具選びがとても楽しくなるんです!
今回は、療育現場でも使われるオススメの療育おもちゃと、さらに玩具選びのポイントをご紹介します!
目次
療育おもちゃのオススメ10選!
まずは療育の現場でも愛される、オススメの玩具をご紹介します!
目で追って楽しい!触って楽しい玩具!(発達年齢0〜2歳)
メーカー | くもん出版 |
希望小売価格 | 4,000円(税込:4,400円) |
サイズ | 縦32.0 × 横22.2 × 奥行27.2 cm ボール:直径4.5 cm |
材質 | 本体:ABS・PP、ボール:ABS |
対象年齢 | 10か月以上 |
メーカー | ベック社(Christof Beck Spielwaren) |
価格 | 14,850円(楽天市場価格) |
サイズ | 42 x 高さ27cm |
材質 | 木製 |
対象年齢の目安 | 1歳頃〜 |
こちらの2つは目で追う玩具です。ボールや車が動く様子は大人でも見ていて楽しいですよね!自分で触って何度もスタートさせたくなるものです。まだ指先まで発達していないお子さんにオススメです。
メーカー | トイローヤル |
希望小売価格 | 5,478円 |
サイズ | W370mm×D352mm×H240mm(重量:1200g) |
材質 | ABS樹脂、ポリエチレン |
対象年齢 | 10ヶ月〜 |
カラフルなボックスに楽しいパーツがたくさんついたこちらの玩具も人気です。様々な仕掛けの楽しさに繰り返しあそぶ子どもが多くいます。子どもによって好きな仕掛けも様々です!
叩いて楽しい!力をいれる感覚を楽しめる玩具!(発達年齢1〜3歳)
メーカー | レシオ |
価格 | 5,060円 |
サイズ | 10 x 25 x 高さ10.5cm |
材質 | 木製 |
対象年齢 | 1歳6ヶ月〜 |
メーカー | プラントイジャパン |
希望小売価格 | 3,520円 |
サイズ | 16.0×16.0×8.5cm |
材質 | 木製 |
対象年齢 | 1歳半〜 |
こちらの2つは叩いて楽しむ玩具です。ハンマートイや楽器など、叩くと自分にも感覚が伝わります。その感覚を楽しんだり、鳴る音を楽しんだりできるこちらの玩具もオススメです!
手指を使って楽しむ(発達年齢2歳〜6歳)
メーカー | コンビ |
希望小売価格 | 1,100円 |
サイズ | W120×D120×H490mm |
材質 | 【コップ】PP樹脂【人形】ABS樹脂 |
対象年齢 | 6ヶ月〜 |
こちらは重ねてタワーを作ったり、順番にはめ込んで楽しむ玩具です。カラフルな色で色彩感覚を鍛えながらコップのサイズの違いを認識したり、倒れずに積むための力加減などを知ることができます。お手頃な価格なのもオススメポイントです。
メーカー | ボーネルンド社 |
価格 | 10,536円(楽天市場価格) |
サイズ | パッケージサイズ 横30.5×縦32.4×奥行5.1cm |
材質 | ABS、磁石 |
対象年齢 | 3歳頃〜 |
また、こちらのマグフォーマーは小さい頃から大きくなるまで楽しめるオススメの玩具です。対象年齢は3歳〜となっていますが、ただ同じ形を並べてみたり、磁石でくっつく感覚を楽しんだりと、発達年齢の低いお子さんでも楽しめる玩具です。発達年齢が上がると、イメージを膨らませて作ることができるようになり、さらには図形感覚を身につけることもできます。
メーカー | エド・インター |
価格 | 1,430円 |
サイズ | 29.6×22×22cm |
材質 | 木製 |
対象年齢 | 1.5歳~ |
パズルも指先を使いながら、ピースを回したり裏返したり、考える力が育まれますよ!木製パズルをパタッとはめこむ感覚が好きなお子さんは多いです!
考えて楽しむ(発達年齢5歳〜)
メーカー | くもん出版 |
希望小売価格 | 本体4,200円(税込:4,620円) |
サイズ | パッケージサイズ:縦27.0×横17.0×高さ26.0cm |
材質 | 本体・ボール:ABS樹脂 |
対象年齢 | 3歳以上 |
発達年齢が上がると自分でイメージを広げたり、手先が器用になってきたりして難しいあそびも楽しめるようになってきます。こちらの2つは、そんな発達のお子さんにおすすめです。後者のスティッキーはゲームであり、誰かと一緒に遊ぶことで勝敗の喜びや悔しさを感じることもできる玩具です。
療育おもちゃは得意なことを伸ばす!?遊びの基本とは?
そもそも遊びとは、ただ「楽しい!」と感じるだけでなく、遊びを通した多くの体験から心と体が発達していきます。その柱である4つのポイントをご紹介します!
①目で追う
目で追う力とは、
- 全体を見渡す
- 一つの物に注目して見る(注視)
- 動きを目で追う(追視)
と、眼球を使う運動機能全てのことを言います。
普段無意識に動かしている眼球ですが、発達障害のお子さんの中には物に注目しづらいお子さん、集中が続かないお子さんがいます。そんなお子さんにも玩具を通して眼球を使って、少しずつ注視・追視する力を伸ばすことができます!
②感覚で感じる
感覚とは、五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)を始め、様々な感覚機能のことを言いますが、療育の中での感覚とは、視覚・聴覚・触覚・固有覚・前庭覚の5つを指しています。
色を見る、音を聴く、物の素材を感じる、どう体に力を入れるのかを知る、スピードや回転を感じる…と身の回りの全てをこの感覚を使って感じています。発達障害のお子さんは、この感覚が人によってアンバランスなことが多いです。好きな感覚、苦手な感覚があるので、どの感覚を経験する必要があるかを見極めて遊びを考えると良いかもしれませんね!
③手指を使う
発達の流れは障害を持つお子さんも、健常のお子さんも一緒で、中心から外側へ順に発達していきます。そのため、手を使うといっても最初は手のひらで握ることしかできず、指先の発達は生まれてから徐々に進んでいきます。
発達障害のお子さんは、ゆっくりな発達段階ですので、お子さんが物を掴んでいるのか摘んでいるのか等、指先をどれぐらい使っているかをぜひ見極めてください。指先を使わないとできないシール貼りがオススメです!
④体幹を鍛える
発達障害のお子さんは、お子さんによって姿勢が崩れやすかったり動きがゆっくりなお子さんが多いです。全身で思いっきり遊ぶと、体幹が自然と鍛えられ、安定した動きになります。
平均台やジャングルジム、室内では布団の山登りやお父さんの膝で飛行機…!
なんて遊びも立派な体幹を鍛える遊びです!
どんな玩具を選んだら良い?選び方のポイント!
では、療育の玩具を選ぶポイントにはどんなものがあるのでしょうか?
1 子どもの発達や好みに合わせる
2 安全で安心なもの
3 遊び方がシンプルで、繰り返し楽しめるもの
発達障害のお子さんは好きなことと苦手なことがハッキリとしています。そのため、いくら大人がしてほしいと思ったことでも受け入れてくれないことも多いです。
そこで工夫したいのは、子どもの好みに合わせながら様々な発達を促せる玩具を選ぶ、ということです!例えば、好きなキャラクターのシールを貼っておくだけで気持ちが向くこともあります。また、難しいことに挑戦するのも大事ですが、得意な遊びを楽しんで「できた!」と感じることも実は大切!色々な遊びを織り交ぜながら親子で一緒に楽しみましょう!
まとめ
いかがでしたか?遊び一つにしても様々な発達を促す工夫がされていて、大人がそれを意識した上で玩具を選ぶと、玩具の見方も変わっていきますよ。
発達障害のお子さんは、こだわりも苦手なことも多いですが、遊びを通して様々な体験を楽しんでいけると良いですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!