今回は発達障害を持った子どもとどう向き合えばいいのか悩んでいる方は多いと思います。
向き合い方やルールの決め方などお伝えしていきます。悩んでいる方は最後まで読んでいただければ幸いです。
では、さっそく解説していきます。
目次
発達障害の向き合い方!特性を理解する
発達障害を持った子どもと向き合うためには、発達障害の特性についてよく理解することが大切です。発達障害といっても、障害の種類によって症状は全然違いますし、同じ障害だとしても症状の表れ方は十人十色ですが、発達障害について理解しておくことは重要です。
発達障害についてしっかりと理解したうえで、その子はどんな症状が強く出ているか観察するのが非常に大切です。
子どもの気持ちに寄り添う
発達障害を持った子どもに対して、異常に過保護になったり、反対に厳しく躾すぎてしまう方も多いのではないでしょうか。
定型発達の子どもとは違うから、心配になってしまうのは当然です。
しかし、発達障害を持っているからといって、特別扱いしなければいけないわけではないです。特別扱いすることによって、わがままになってしまったり、本人が努力しなくなったりする場合があるからでう。
子どもの気持ちに寄り添い、おおらかな気持ちで向き合うことが大切です。その中で、個性や特技を見つけて、伸ばしてあげるのが重要になってきます。
ルールを決めて向き合うと楽⁉
先ほど「子どもの気持ちに寄り添い、おおらかな気持ちで向き合うことが大切」だと述べました。
しかし悲しいことに、子どもが癇癪をおこす、言うことを全く聞いてくれない、という状況では、厳しく躾をしてしまう人も多いでしょう。
そのようなときは下記のようにルールを決めておけば、発達障害を持った子どもと上手く向き合える可能性が高くなります。
①癇癪をおこすor言うことを全く聞いてくれないときは、冷静に注意をする
癇癪をおこしたり、言うことを全く聞いてくれない場面になってしまうと、ついつい感情的に叱ってしまうことは多いかと思います。
子どもの気持ちを受け入れ、今どんな気持ちなのか代弁してあげる。そのあと、なぜいけないのか理由を説明してあげる。
「冷静に注意する」と決めておくことがポイントです。感情的になれば、子どもはもちろんあなた自身も辛い思いをしたり、余計にストレスが溜まってしまいます。冷静に論理的に話してあげることで、納得してくれるでしょう。
②過去に落ち着いた方法をノートにまとめる
子どもが癇癪をおこしたり、おかしな行動をした際、こうすれば落ち着いた方法が1つや2つはあるかと思います。
それをノートに書いてまとめているうちに、いくつかのパターンを見つけ、後はそれを実行していきます。現在の問題となっていることは、過去にも似たような問題に直面している可能性が重々あるからです。
③習慣/ルールを決める
続いては習慣/ルールを決めることについてです。下記のように決めておけば後はそれを守るだけです。
- 家に入るときは靴を並べる
- 宿題は〇時までに終わらせる
- お菓子は〇時以降は食べない
など、習慣やルールをできるだけ具体的に決めておくことが大切です。人間は週4回以上、数週間~数カ月で習慣化しやすいというデータがあります。人間は一度習慣化したことは、やらないと違和感を持つようになるため、習慣やルールを作るのは有効な手段です。
習慣化について詳しく知りたい方は下記の動画をご覧ください。
まとめ
今回は発達障害を持った子どもとの向き合い方について説明しました。
初めに、発達障害のこと、発達障害を持った子どもの特性について理解をする。
子どもの気持ちに寄り添い、おおらかな気持ちで向き合う。
そして「冷静に対応する、落ち着いた方法をノートにまとめる、なんらかのルールを決めて向き合う」ことを本記事ではおすすめしました。
これらをすべて完璧に実行するのは難しいです。そのため、7割ぐらいを目安に取り組んでいけるようにしてほしいと私は思います。
色々と試行錯誤をしていく上で、うまく向き合えるようになるでしょう。