こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「子育てと夫婦の時間」についてです。
私が好きな落語のまくらに、こんなやり取りがあります。
子「母ちゃん!どうしてあたいには弟がいないんだい?」
母「あんたが寝なかったからだよ!」
(さざ波のような笑い)
「子どもが寝てくれない!問題」は親にとっては常に付きまとうということでしょうか。子どもが寝ないかどうかはさておき、ふたりの時間がなければお互いの現状の確認やすり合わせが難しくなっちゃいますよね。ワンオペ育児に拍車がかかる…なんてことも。
目次
ふたり時間は作れる!
お互いの現状の確認や今後の方針などなど、じっくり話をしたりゆったりくつろいだり。お酒を飲んでみたり、話しながらシャツのボタン付けをしたり。メリットがいっぱいのふたり時間。
子どもが小さい時ほど子ども中心になってしまうのは仕方のない事なのかもしれません。
子どもの変化が大きいからこそ、ぜひコミュニケーションを密にして一緒に頑張っていきたいですね。
ふたりの時間はちょっとした事の積み重ねで絶対に作れます!
その手順をご紹介していきますね。
まずはひとりの時間を作ろう
「え?なんでひとり時間?」と思われると思います。
ふたりの時間を作るには、まず自分に空き時間はあるか?という所から見たほうが良いです。
一日の生活の中で、ひとりで行動している時間はどのくらいありますか?
子どもが小さいうちはどこに行にもなかなかひとりで…というのは難しいと思います。寝かしつけしてたら一緒に寝ちゃったなんてことはザラです。私もとにかく子どもと一緒に寝てました…というか起きていられませんでした。
そんな日常の中で、チャンネルを「ひとり」に切り替えるのは意識的に行っておいた方がいいなと思いました。でないと、余裕がなくなってしまうんですよね(汗)。
こういうシチュエーションなら、寝る!
子どもとの生活の中で、子どもが寝やすいシチュエーションを洗い出してみましょう。
- 車に乗せると寝る。
- ベビーカーに乗ってると寝る。
- ○時ごろは眠たそう。⇒ちょっとの寝かしつけでも寝てくれる。
- スケジュール調整をして、早めに子どもに寝てもらう。⇒これなら、夜更かしをしなくても「ひとり時間」を作れますね。
まずはそれをいかしてみましょう。
子どもが寝ている時間を、て自分のための時間として使うのです。
車で寝てしまって降ろしたら子どもが起きてしまうなら、そのまま好きなところへドライブしてみましょう。もちろん、自分の好きな曲をかけて!
ちょっとの寝かしつけで寝てくれるのであれば、子どもが眠ったらそっと別のお部屋で好きなことをして過ごしてもいいですね。
まとまってたくさんの時間をひとりで使うことは難しいかもしれませんが、「子育てモード」と「自分モード」をすっと切り替えられるようになったら、余裕が生まれますよね。
子どもがちょっと大きくなってきたら…
子どもが幼稚園(保育園)に入る、小学校へ行く、というステージになると、ある程度まとまった時間でひとり時間が取れるようになってきますね。
子どもが幼稚園に行き始めたときに「あ、自由に歩ける…!」と感動したのを思い出しました。それまでは無意識に「子どもの歩調に合わせて」いたんです。自分の用事や買い物の時も「付き合ってくれる?」なんてお伺いまで立てて…!
その日は、しまいっぱなしだった自転車をひっぱり出して、あちこち手直ししてた記憶があります。
ひとり時間って、言い換えると「自分に戻る時間」なんですよね。
子どもがいないウチに家事を…あるいはパートを…!と頑張るのもとてもよいのですが、どこかで自分のためだけの時間を持つとよいと思います。なんとなく、生き返った気持ちになります。
つぎにふたりの時間を作っていこう
ひとりの時間が確保できたところで、今度は「ふたりの時間」を作っていきましょう!
今度はパートナーの方の協力も必要です。「ふたり」で時間をすり合わせて調整していきます。
自由時間を融通し合う
最初にするのは、自由時間をやり取りする事です。
ママの自由時間の確保をパパが手伝う。パパの自由時間をママが手伝う。交互に行ってみましょう。自由時間をもらった方は、なるべく自分のために時間を使う。映画を見てもいいし美容室に行ってもいい。その時に、おうちのことはパートナーにお任せ。それに罪悪感を持つ必要なんてないんです。
普段はママが面倒を見ていることが多いお子さんの場合は、パパと一緒の時には違った面を見せることもあるかもしれません。それを報告しあうのも楽しそうです。
発達特性を持っているお子さんの場合、不適切なかかわり方がより響いてきてしまうことが心配…という方もいると思います。その場合は、ふたりで子どもを見ている時に適切な対応を共有しておくといいと思います。
短い時間から
ふたりで一緒に時間を過ごすターンに入ってきます。
子どもが小さいうちは寝やすいその時間、もしくは眠った後に、ふたりの時間を持てるようになってくるとすてきですね。ただし、寝ているからと言って家を空けるのはNGです。
車で寝てくれるなら後部座席にチャイルドシートを置いて、前に大人。あるいは、後部座席に大人一人と子ども。子どもが眠ったら大人は助手席にうつってお話をしながらのドライブです。
くれぐれも、安全運転に気を付けてくださいね(事故防止のため)。
リビングではなくバルコニーで、と少しシチュエーションを変えるだけでも新鮮かもしれません。
離乳食の作り置きや梅酒づくりを一緒にするのもすてきですね。子どもが途中で起きてしまって一方が対応に行ってしまっても、残ったもう一方が作業が続けられるものから始めてみましょう。
最初はまとまった時間は無理だと思うので、短い時間から。
日ごろママから話しているときは、あえてパパから会話をスタートさせてみるのもすてきです。
ママから話すとどうしても子どもやご近所の話題にひっぱられがちですが、パパから話せばママにとってはとても新鮮な話題がとびだすかもしれません。
子どもが大きくなってきたら、幼稚園や習い事、あるいは週末に、発達障害を持っている子の場合は放課後等デイサービス利用時間中に、ふたり時間を設けることもできますね。
何か具体例を出せれば…と、YouTubeでこんな素敵なご夫婦を見つけましたのでご紹介します!
子どもを預けて
まだ子どもは小さいけどまとまった「ふたり時間」がほしい!という時にはベビーシッターやご実家(あるいは義実家)を頼るのもよいと思います。
発達特性を持っている子の場合、例えば「KIDSNA®シッター」といった看護師や保育士、幼稚園教諭資格を持つ人がシッターを務めてくれるサービスを利用すると特性の理解もあり安心度が増すかもしれません。
ふたり時間を享受するために
子育ての時間と自分のための時間をうまく切り替えるのに「○○セット」を用意しておくといいと思います。
ひとり(あるいはふたり)時間を楽しむのにあれも出してこれも出して…と時間がかかっているうちに「ほぎゃぁ!」ってなってしまったら悲しいですよね。ならば箱やトートバッグなどに「ひとり(ふたり)時間セット」をあらかじめ作っておいて、それをぽんと出せば出来上がり。さっと切り替えができます。
実家に預ける場合は、「お子様セット」を用意しておいて、「この中に必要なものが全部入っています。好きに使ってください」とすれば引継ぎもスムーズです。
発達特性を持っている子で食べられるものにこだわりがある場合、「セット」にしておくと楽です(それが市販のベビーフードならなおさら…!)。
このセットを作っておくという方法は、他のシチュエーションにも使えますからおススメです!
まとめ
いかがでしたか?ふたりの時間を持つために、まずはひとりの時間を持つところからお話ししました。どうしても子どもに密着してしまう時期から意識的に「ひとり」の時間を持つことって、「ふたり」を楽しむためにもとてもたいせつだと思います。子どもは成長して、いつかは巣立っていきます。その子どもの成長をふたりで共有しながら楽しんでいけたら、とても豊かな子育てになると思います。
そのためにもふたりの時間を楽しく作っていきたいですね。