こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「文字に現れる発達障害の特徴」についてです。
「なかなか文字が書けない」、「勝手文字が多い」など、お子様の書く文字に違和感を覚えている親御様、いらっしゃいませんか?
もしこの記事を読んで、「発達障害かもしれない」と思ったのなら、医師に相談してみましょう。専門家による適切な対策が打てるかもしれません。
まずは、お子様に下記のような特徴がないかチェックしてみましょう。
目次
文字に現れる発達障害の特徴
- 字のバランスが取れない
- 漢字、仮名の細かいミスが多い
- 鏡文字
- 雰囲気で字を書く「勝手文字」
- 誤字脱字が多い
- 書き順がバラバラ
しかし、このような特徴は発達障害の児童じゃなくても誰でもが「うっかりミス」としてやってしまいます。
判断するときは、上記の特徴が「あまりにも多い」「何度言っても治らない」で判断してみてください。
文字に現れる発達障害
実は、文字に特徴が現れる発達障害としては、2つの傾向に分かれます。
- 自閉症スペクトラム障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)
- 学習障害(LD)
の2つです。
自閉症スペクトラム障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)の場合
この場合、文字の特徴の他に以下のような特徴が現れます。
例えば、
- 他人とのコミュニケーションを取ることが苦手
- 注意散漫
- こだわりが強く、融通が効かない
などです。
実は私も注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断されているのですが、思い返せば、ひらがなの「く」文字が鏡文字になってしまったり、「れ」「ね」「わ」や、「ぬ」「め」などの似ている文字は違いがわからず、勝手文字になっていました。
「文字の特徴」+「それ以外の特徴」がみられる場合は、自閉症スペクトラム障害や、注意欠陥多動性障害(ADHD)などを疑った方がいいかもしれません。
学習障害(LD)の場合
学習障害は、知的な発達に遅れはみられませんが、読み、書き、計算など特定の課題のみに特徴が現れます。
上記の特徴と
- 黒板の文字が書き移せない、時間がかかる
- 漢字が苦手、覚えられない
- 文字の大きさや形がバラバラ
- マス目からはみ出す
などの「文字のみ」の特徴ならば、学習障害であるかもしれません。
ただ、注意しておきたいのは学習障害(LD)を持っている方の中には、自閉症スペクトラム障害や、注意欠陥多動性障害(ADHD)など他の発達障害との合併症状を持っている方も多いということです。
学習障害(LD)は、幼少期での発見が難しく、学校生活が始まってから判断されることが多いようですが、合併症状がある場合は、幼少期でも判断されることがあります。
まとめ
今回の記事をまとめると、文字に何らかの違和感、特徴があまりにも多い場合は発達障害かもしれません。
その特徴として、
- 「文字の特徴」+「それ以外の特徴」がみられれば、自閉症スペクトラム障害や、注意欠陥多動性障害(ADHD)
- 「文字の特徴」のみだったら学習障害(LD)
- 2つの障害両方持っている可能性もある
という話でした。
ここまで読んでくださった方の中には、「当てはまっている」と感じる方も多いのではないでしょうか。
少しでもそう感じたのなら、ぜひメンタルクリニック、精神科、心療内科へお子様を連れて行ってあげてください。
診断を受けることは、辛いかもしれませんが、必ずお子様のためになります。
もし、発達障害ではなくても、「自分にはそういう傾向がある」と知っておくだけで、お子様の気持ちも楽ですし、大人になるまでに親御様や、お医者様と一緒に対策を取ることもできます。
少しでも心配されている親御様の気持ちが楽になればなと願っています。
読んでくださってありがとうございました。