こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「子育て世帯が住みたい賃貸と知っておくべき騒音対策」についてです。

リモートワークが一般的になってきていることから、郊外の広々とした戸建てのマイホームを検討しているご家庭も多いのではないでしょうか。

しかし、子どもたちには家の中でも元気いっぱい遊んでもらいたいと思いつつも、将来的に実家を継ぐ予定があったり、リモートワークができず転勤が多かったりと戸建ての購入を諦めているご家庭も多いと思います。

また、今後の家族計画が明確になっておらず、とりあえずで賃貸を考えている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、賃貸の集合住宅を検討されている子育て世帯に対して、賃貸のメリット・デメリットから物件を選ぶ際のポイントや住んでからの騒音対策までをまとめました。

賃貸のメリット・デメリット

それでは、賃貸のメリットとデメリットから見ていきましょう。

賃貸のメリット

まず賃貸のメリットについて見ていきましょう。

賃貸のメリット

・ライフステージに合わせて住み替えられる
・初期費用を抑えられる

ライフステージに合わせて住み替えられる

子どもの出産、進学や独立といったライフステージの変化に合わせて、住み替えられるのは賃貸のメリットです。

子どもの人数や年齢によって、適切な間取りやエリアが異なります。

例えば、小学校までは兄弟で一つの部屋だとしても、中学校まで上がると、部活動やテスト勉強など子どもごとに生活リズムが異なりますので、同性でも異性でも子どもごとに部屋を用意してあげたいですよね。

小学校の特に低学年では、重たいランドセルを背負って長い通学路を歩く体力もないことから、小学校に近いところに住みたいですよね。

また、ご近所や学校でトラブルになった時、引っ越して環境を変えることも賃貸であれば、比較的容易にできます。

初期費用を抑えられる

賃貸なので、敷金・礼金や仲介手数料などが必要ですが、給湯器などの設備機器やエアコンなどの空調設備は備え付けられていることも多く、マイホームを購入するよりも費用を安くできます

そのため、最低限の家具と家電を揃えれば、生活はスタートできます。

また、備え付けの設備が故障した場合などは建物の管理者が修理してくれます。

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京本
賃貸の最大のメリットはそれぞれのライフステージに合わせた住み替えができることです

賃貸のデメリット

逆に賃貸のデメリットを見ていきましょう。

賃貸のデメリット

・子育て世帯向けの賃貸物件が少ない
・収入がなくなっても家賃を払い続ける必要がある
・内装や間取りを変更できない

子育て世帯向けの賃貸物件が少ない

単身者向けのワンルームの方がオーナーの投資効率が良いため、賃貸やアパートは一人暮らし向けの物件の方が多くなります。

そのため、子どもがいる世帯が住みたい広さの物件が少ないことから、家賃が割高になってしまうのが、賃貸のデメリットになります。

一般的には、同じ立地条件であれば、分譲マンションの住宅ローンと賃貸マンションの家賃が同程度の場合、設備や広さは賃貸マンションの方が劣る傾向にあります。

収入がなくなっても家賃を払い続ける必要がある

賃貸の場合、万が一、病気などで収入が減っても住み続ける限り家賃を払う必要があります

そのため、医療保険などで万が一に備えておくと良いかもしれません。

内装や間取りを変更できない

賃貸は原状回復義務があるため、退去時は入居前の状態に戻す必要があります。

そのため、子どもの成長に合わせて、内装や間取りをリノベーションすることは困難です。

どうしても部屋を増やしたい場合は、家具などをうまく利用して部屋を分割するか、思い切って引っ越すしかないでしょう。

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京本
賃貸だと子育て世帯向けの物件が少ないため、選択肢が限られてしまうのが最大のデメリットですね。

マイホーム(戸建て)のメリット・デメリット

ここまで、賃貸のメリットとデメリットを見てきましたが、参考に戸建てのマイホームのメリットとデメリットも簡単に見ていきましょう。

マイホームのメリット

・万が一のときに家族にマイホームを残せる
・資産として残せる
・家族に合った住まいにリノベーションできる

マイホームのデメリット

・持ち家の売却には時間がかかるため住み替えにくい
・住宅ローンを利用する場合でも頭金などの初期費用が必要

賃貸とは真逆のメリット・デメリットだと言えます。

将来ビジョンが明確で住みたい場所が決まっている方はマイホーム購入も選択肢になると思います。

また、マイホームだと住み替えは難しいですが、リノベーションなどで建物自体をライフステージに合わせて変えていくこともできます。

子育て世帯の物件選びのポイント

子どもの人数など将来計画が未定だったり、いづれ実家を継ぐ予定があったり、マイホーム購入が難しいご家庭もいると思います。

そんなご家庭のために、物件選びのポイントを紹介します。

物件選びのポイント

・子育てしやすい地域
・子育て世帯が住みやすい物件
・子育て世帯向けの家賃補助制度

子育てしやすい地域

何かと大変なのが子育て。実家が近いなど、いざという時に頼れる人が近くにいるというのは安心です。

それ以外にも自治体ごとに経済的な支援が異なりますし、医療費助成の内容もまちまちです。

神奈川県の中でも市区町村で支援の内容は異なりますので、引っ越し先として検討している地域があれば、子育て支援の内容を自治体のHPで確認してください。

また、経済的な支援以外にも保育園や学童への入りやすさも市区町村で異なりますので、共働き夫婦の場合はこちらも併せて確認してください。

子育て支援が充実している地域では自然と子育て世帯が集まりやすいので、周囲の理解も得やすく、それだけで住みやすいと思います。

子育て世帯が住みやすい物件

次に子育て世帯が住みやすい物件のポイントを紹介します。住む物件を決める際の参考にしてください。

子育て世帯が住みやすい物件のポイント

・1階または階下が共用スペースの部屋
・鉄筋コンクリート造などの防音性に優れた部屋
・和室やカーペット敷きのある部屋

1階または階下が共用スペースの部屋

階下に住民がいなければ、子どもの足音を気にする必要がありません。それだけでママのストレスはかなり軽減されます。

しかし、意外に振動は周り伝わりますので、外と同じレベルで暴れたり、夜間に走り出すなど、常識の範囲を超えることは避けた方が良いでしょう。

また、1階であれば、ベビーカーなど何かと荷物が多くなりがちなパパやママとしても上り下りが楽ですし、地震や火事の時にすぐ逃げられるため、防災的にもお勧めです。

鉄筋コンクリート造などの防音性に優れた部屋

壁の密度が高くなると、室内の音が抜けにくくなることから木造や鉄骨造より鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄骨鉄筋コンクリート造の物件を選ぶと良いでしょう。

また、意外に窓の開け閉めも響きますので、窓ガラスとサッシについても内見時にベランダに出てチェックすると良いでしょう。

なお、一般的にガラスは厚い方が遮音性に優れています。

和室やカーペット敷きのある部屋

和室やカーペット敷きの部屋であれば、かなり足音問題は解消すると思います。

特に畳はクッション性も良いので、子どもを遊ばせておくなら和室が本当にお勧めです!

リビングに和室が隣接している場合、食事の用意をしながら遊んでいる子どもたちの様子を見守れます。

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薄波
その他にもベビーカーなども置ける広めの玄関スペースがあったり、オートロックの物件もお勧めです!
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京本
単身者向けの物件より子育て世帯が多い物件の方がお互い様の気持ちがあり、常識の範囲内であれば、騒音に対してもある程度の理解が得やすいです。

子育て世帯向けの家賃補助制度

子育て世帯が住みたい部屋は3LDKなど広めの部屋になることが多いと思います。

しかし、当たり前と言えば当たり前ですが、部屋が広い分、家賃も高くなります

そこで活用したいのが特定優良賃貸住宅UR賃貸住宅です。それぞれの特徴は以下の通りです。

特定優良賃貸住宅国や自治体の家賃補助が受けられる住宅
UR賃貸住宅独立行政法人の都市再生機構が管理している賃貸住宅
敷金・礼金・仲介手数料、保証人、更新料が不要

広い部屋に住みたいけど、家賃が高くて心配だと言う方は、住みたい場所に該当の物件があるか調べてみてください。

子育て世帯がやっておきたい騒音対策

ここまで、物件を選ぶ際のポイントを見てきましたが、既に、賃貸にお住みで引っ越す予定のない方もいると思います。

そのため、最後はこれからできる騒音対策を紹介します。これから引っ越す予定の方も参考にしてください。

騒音対策

・床に防音マットを敷く
・厚手のカーテンに付け替える
・家具の配置を見直す
・近隣住民との良好な関係構築

床に防音マットを敷く

簡単ながら一番重要な対策として、床にホームセンターで購入した防音マットを敷くだけでも、防音性は上がります。

厚くて防音性の高いマットは値段も高いですが、騒音による近隣トラブルを避けるためにも良いものを選びましょう

幼いお子さんや発達障害のお子さんなど、自分の感情をコントロールすることが難しい場合は、防音マットの上にカーペットを敷いておくのもお勧めです。

厚手のカーテンに付け替える

騒音が窓から抜ける場合は、厚手のカーテンに付け替えることで、遮音性が期待できます。

逆に、外から聞こえてくる音にも効果が期待できます。

また、遮熱カーテンであれば、冬の室温低下を防止できるため、騒音対策以外にも効果が期待できます。

家具の配置を見直す

内見時など、何もない配置されていない部屋だと音がすごく響いた経験をした人は多いのではないでしょうか。

そのため、タンスや本棚などの背の高い家具を隣の部屋との間に配置するだけで防音効果が期待できます。

配置する家具がない場合、ポスターや子どもが描いた絵などを張るのもアットホームな感じがして良いと思います。

近隣住民との良好な関係構築

どんなに騒音対策ても相手がどう感じるかでトラブルになります

そのため、近隣住民の方とは、すれ違ったら挨拶するなど、普段から良好な関係を構築しておくことが大切です。

また、知っている人と知らない人では、騒音のとらえ方が変わりますので、引っ越し時に挨拶しておくと良いでしょう。

引っ越し時の挨拶は同フロアと真下と真上の部屋にするのがお勧めです。

真上の部屋に挨拶するのは、これまでの対策の逆で、どんな人たちが住んでいるかを知ることで、自分たちが上からの生活音をストレスなく耐えられるようにするためです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。マイホームと賃貸どちらにもメリット・デメリットがあるため、一概にどちらが良いというのはありません。

しかし、将来計画が明確になっていない場合、とりあえず賃貸という方も多いと思いますので、以下のポイントをおさえて物件を探してください。

子育て世帯が住みやすい物件のポイント

・1階または階下が共用スペースの部屋
・鉄筋コンクリート造などの防音性に優れた部屋
・和室やカーペット敷きのある部屋

また、既に、賃貸にお住いの方は以下の騒音対策をとり、近隣トラブルを避けるための参考にしていただければ幸いです。

騒音対策

・床に防音マットを敷く
・厚手のカーテンに付け替える
・家具の配置を見直す
・近隣住民との良好な関係構築