こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「子育て中の抜け毛」についてです。
日常生活を送るうえで、身だしなみは、その人個人の印象や、清潔感にかかわる重要な要素です。その一つの髪の毛。
抜け毛は自然な事ですが、“あれ?こんなに抜けてる…。”なんて、気になり始めると、とても気になる、そんな抜け毛について調べてまとめました。
また、発達障害の方にもある抜毛症についても調べてまとめています。ご覧ください。
目次
子育て中の抜け毛の原因4つ
子育て中の主な抜け毛の原因は、出産後のホルモンバランスの変化による脱毛、子育てによる睡眠不足、栄養不足、円形脱毛症によるものがあげられます。
自分の抜け毛を数えられませんが、例えば、枕についている髪の毛の量や、排水溝に溜まる量などに変化を感じた時が抜け毛が増えたと感じるサインではないでしょうか?
ところで、一般的に、髪の毛ってどのぐらいの生えているのでしょうか?
日本人の平均的な成人の髪の量は10万本と言われています。生まれた時から髪の毛の生えてくる毛穴の数が決まっていて、そこから1~4本ずつ生えているそうです。1本の髪の毛が1ヶ月に1cm程度、4~6年かけて伸びて抜け落ち、抜けたところから生え変わります。その過程をヘアサイクルと呼びます。
1日に50本~100本程度は自然に抜ける【自然脱毛】といい、生理現象の範囲内です。
では、どれ位が異常なの?と気になりますが、200本程度といわれています。そんな抜け毛の原因を4点にしぼって解説していきます。
参考:花王株式会社ヘアケアサイトヘアサイクルの変化と薄毛
出産後のホルモンバランスの変化による産後脱毛症
産後脱毛症とは、分娩後脱毛症とも呼ばれます。
原因は、妊娠中に活発に働いていた、女性ホルモンのエストロゲンというホルモンが出産を機に急激に減少。それにより、妊娠中にあまり抜け落ちなかった髪が、通常のヘアサイクルとともに抜け落ち、抜け毛の量が増えたと感じる方が多いようです。
産後の半数以上の女性に急に多量の抜け毛が増えた経験があり、産後2ヶ月から半年までにピークを迎える人が多く、人によりますが、半数以上が産後1年程度で治まる人が多いようです。
そういった場合は、受診をおすすめします。
オンライン診療に対応している病院もあります。
参考:AGAスキンクリニックレディース【医師監修】出産・産後に起こる抜け毛の原因と対策
BELTA産後の抜け毛の原因と対策
子育てによる睡眠不足
睡眠についてです。睡眠はレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)に分かれます。一晩の睡眠は、寝始めた初めの深い眠りが最も深い眠りで、そこから朝起きるまでに少しずつ浅くなりながら約90分のサイクルでレム睡眠、ノンレム睡眠をくりかえしています。
レム睡眠は、体が眠っているのに脳は活発な状態です。ノンレム睡眠は、身体も脳も休んだ状態で、成長ホルモンが分泌されると言われています。皮膚や髪の毛の代謝に成長ホルモンは深い関係があり、多く分泌されるのは睡眠直後のノンレム睡眠と言われます。
しかし、子育て中のストレスや疲労、自律神経の乱れなどで眠りが浅くなり、睡眠のリズムが狂いやすくなっています。長時間寝てもその睡眠はずっと浅い眠りのレム睡眠だった…という事であれば、成長ホルモンは分泌されないという事になります。
質の良い睡眠のためには、朝の日光を浴びる、朝食をしっかり摂る、規則正しい生活、入浴によって体を温めたりするなど、生活習慣も注意したいですね。
【関連動画】
全て実行できるという事は難しいと思いますが、できる事から取り入れたいですね。
栄養不足
子育て中は栄養不足になりやすいですが、髪の毛や皮膚に栄養が回ってくるのは一番最後です。どんな栄養素が必要か知っていると、毎日の生活の中で取り入れやすいですね。
- たんぱく質
- 亜鉛
- ビタミン
ここでは、抜け毛を予防する栄養素を3つに分けて紹介していきます。
たんぱく質
髪の毛の主成分は良質なたんぱく質です。良質なたんぱく質とは必須アミノ酸がバランスよく含まれたものを指します。
必須アミノ酸とはたんぱく質を作るために必要不可欠な栄養素。不足すると筋肉も作られません。
しかも、必須アミノ酸は体内で作る事ができず、食事などで取り入れる必要があります。必須アミノ酸は9種類あり、それをバランス良く摂取する必要があります。
必須アミノ酸の量を測る指標として「アミノ酸スコア」があります。アミノ酸スコアの値が高いほど良質なたんぱく質であるとされています。
魚介類では【アジ、カツオ、マグロ、ブリ、かまぼこ】肉類では【牛肉、鶏肉、豚肉】その他、牛乳や卵ばどに多く含まれています。
参考:グリコアミノ酸スコアとは。スコアが高い食品はどれ?
亜鉛
次に亜鉛は、髪の毛の主成分であるケラチンを合成します。亜鉛が不足すると、味覚障害や成長障害がおこります。
魚介類では【牡蠣、ウナギ、イワシ、しらす】、肉類は【豚レバー、牛もも肉】、野菜類では【切り干し大根、枝豆、シソ】その他、海藻類などに多く含まれています。
しかし、日常の食生活で足りないという事はほとんどありませんが、摂り過ぎには注意が必要です。銅欠乏になり、貧血や骨の異常など様々な健康障害を引き起こす可能性があります。過剰摂取は十分に注意してください。
日本人の場合は、バランスのとれた食事をしていれば不足する事はないそうですよ。
僕も含めてですが、バランスの良い食事を心がけたいですね。
ビタミン
ビタミンとは、人間の体を正常に保つために必要ですが、体内からほとんど作られません。食物などから摂取する必要があります。ビタミンの中でも抜け毛を防止するにのにはビタミンA、B、C、Eなどが必要な栄養素です。
それらの栄養素を多く含む食品として【牡蠣、ウナギ、ナッツ類、鶏肉、豚レバー、豆類、海藻類、緑黄色野菜】に多く含まれています。
こちらも、過剰な摂取は健康に悪影響です。特定の栄養素の過剰摂取による健康被害もあります。また、病院からの処方薬との飲み合わせにより、作用が過剰になったり、減少したりします。サプリメントに頼り過ぎず、毎日の食事に取り入れたい栄養価の高い食材をプラスして、バランスの良い食事を摂りたいですね。
【関連動画】
こちらの動画では抜け毛に良い栄養素と食べ物を紹介しています。
円形脱毛症
まず、日本皮膚科学会のホームページによる円形脱毛症の説明です。
円形脱毛症は毛を作る毛包周囲に炎症が起き、一部のリンパ球が毛包の組織を壊そうとする自己免疫反応が起きておりその影響で毛が抜けてしまう病気です。
脱毛症状は頭部に1個、円状にでることもあれば、頭部に多発したり、眉毛や睫毛、髭のみ、体毛のみに生じるなど、身体のどの部分にも起きる可能性があります。
引用元:公益社団法人日本皮膚科学会
原因は、以前からストレス、遺伝的に体質を持っている、アトピー、甲状腺の病気、ホルモンバランスの変化などの原因があると言われていますなど様々な説があると言われてきましたが、近年、自己免疫疾患という理由も言われています。また、何度も再発したり、親子やきょうだいでなったりという事例もあるようです。
自然治癒する場合もありますが、前述したように、オンライン診療もあります。一人で悩まず早めに皮膚科に受診をお勧めします。
参考:日本皮膚科学会10円形脱毛症とはどのような病気なのでしょうか?
抜け毛対策方法は?
対策方法を4つ挙げています。睡眠や栄養に関しては前述しましたので、こちらではほかの2点について紹介したいと思います。
- 質の良い睡眠
- 栄養を取る
- 頭皮に優しいシャンプーを使う
- 頭皮マッサージ
頭皮に優しいシャンプー
頭皮の乾燥は抜け毛の原因になります。
シャンプー前に一度くしでとかし、しっかりすすぎ、シャンプーを泡立てて使う事をおすすめします。
また、シャンプー後もしっかりすすぎましょう。シャンプーが残っていると抜け毛だけではなく、皮膚トラブルの原因になります。
こちらの商品は頭皮を洗う事に着目されている商品です。
価格 | 3080円(税込)送料500円 |
特徴 | フケかゆみ頭皮のにおいを防ぎます |
こんな人におすすめ | 薄毛や抜け毛が気になる方 ハリやコシが気ななる方 |
メリット | 有効成分がバランスよく配合されている エイジングケアとしても有効 |
デメリット | 大きなデメリットはないが、高価。 しいていえば、流した後のきしみが少しある |
公式サイトの口コミによると高評価されていた点は、洗い上りがすっきりした。頭皮の乾燥によるフケやかゆみが改善された。という口コミが多数ありました。
しかし、肌質に合わなかった、パサついたなどの低評価も。他にもワンサイズのみでお試し用があればという口コミなども寄せられていました。
参照:ドクターシーラボエスモEX 薬用シャンプー
頭皮マッサージ
頭皮マッサージで頭皮をもみほぐし、溜まった老廃物を出して頭皮の血流を促します。頭皮環境を良くすることによって抜け毛防止効果が期待できます。
【関連動画】
こちらの動画では簡単なマッサージの方法について解説しています。
こちらの動画ではマッサージの注意点について詳しく解説しています。
抜毛(ばつもう)症について
抜毛症とは、トリコチロマニアともいわれ、精神障害の一種の症状です。発達障害のあるなしにかかわらず、人口の1~2%の人にみられます。
自分または、他人や動物、人形などの毛を無意識または、故意に抜いてしまう行為障害です。10歳~13歳頃に始まることが多く、成人になっても続く場合があり、女性が大半ですが、男性にも起こります。抜毛による儀式的な行為で不安を和らげるための強迫症、不安障害の一種です。
多くはストレスを抱え、逃避のために抜毛するケースが多く、抜毛する事の緊張感や、快楽、満足感を得られるため分かっていてもやめられないという方が多いようです。
治療法としては、薬物療法はあまり有効ではなく、抜こうとしている時、『ダメッ‼』と思うのではなく、自分が抜毛しようとしているという意識する事が重要であるそうです。
また、いつ、どういう時に抜毛したいという衝動になったかを、本人または家族が記録していく【気づきのトレーニング】も治療としては有効とされています。
しようとしている時に、手をグーにしておろす、何か物を持つ、好きな事をするなど、何か別の行動に置き換えることが重要です。
そして、誰かに打ち明ける、専門医にかかるなどもとても重要と考えます。一人で悩まず、相談してください。
【関連動画①】
こちら、抜毛症について詳しい説明しています。
【関連動画②】
こちらの記事は実際の抜毛症の方が経験を話されています。
【関連記事】
不安障害について知りたい方はこちらの記事をお読みください。
まとめ
今回は子育て中の抜け毛の原因と対策についてまとめました。
- 主な抜け毛の原因は、出産後のホルモンバランスの変化による脱毛、睡眠不足、栄養不足、円形脱毛症
- 対策法は、質の良い睡眠、栄養を摂る(良質なたんぱく質、亜鉛、ビタミンA、B、C、E)、頭皮に優しいシャンプー、頭皮マッサージなど
- オンライン診療も利用できる場合がある
- 発達障害あるなしにかかわらず、人口の1~2%に抜毛症を発症している人がいる
- 抜毛しようとしている時に、手をグーにしておろす、何か物を持つ、好きな事をするなど、何か別の行動に置き換えることが重要
この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。