こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「子育てニュース」についてです。
毎日の子育て、大変ですよね。子どもの体調が急に変わり仕事の休みをもらう必要があります。新生児期のお子さんの場合、睡眠不足になり疲労がとれないなど、毎日の子育てに皆さん、お疲れのことでしょう。
そんな中、急に漠然とした不安や悩みが押し寄せてくることがあるのではないのでしょうか?
その漠然とした不安や悩みを解消するべく、子育てにおける日本社会の現状や、悩みの種、そして不安や悩みを和らげる解決策についてお届けします。
目次
子育てニュース 日本社会の現状について
子育てと日本の社会現状は直結しています。
その結果、子育てに対して悩みや不安に大きな影響を与えることでしょう。
子育てにおける日本社会の現状を考えながら、不安や悩みとどのように関係しているのか、詳しく解説していきます。
子育て支援策について
子育て関連のニュースなどでよく耳にすると思いますが、今の日本社会は「少子高齢化」と言われています。特に今2025年問題が出ており、このまま少子化が進むと多くの高齢者が増え、現在の高齢化社会を超す状態となり得るのです。このように少子化が続くと、今後出生率が好転しない限り生産年齢人口は大幅に減り続けます。
岸田内閣では「異次元の少子化対策」を力説しています。
経済的支援
児童手当や、出産費用を増額しています。最近ニュースになっている児童手当では18歳まで支給を拡大し、第3子以降は「0〜高校生」に対象を広げ、支給額も3万円に増額される方針です。
また、出産育児一時金は2023年4月から増額され50万になりました。その他に出産・子育て応援交付金は合わせて10万円、妊婦、低所得妊婦の初回産科受診料助成の助成金が1万円です。
出産・子育て応援交付金は、自治体により異なりますが、クーポンか現金で5万円ずつ分けて交付されます。
最新版の子育て手当についてまとめた記事があります。産前産後の両方について書かれているので、ぜひこちらもご覧ください!
産後ケアの拡大
産後ケアと聞いてもいまいち、ピンと来ない方が多くいらっしゃると思います。
産後ケアとは、事業とは、出産後に家族などから十分な家事や育児などの支援を受けられず、支援を必要とするお母さんが、安心しながら子育てできるように、助産所などの宿泊ができる施設や、ご自宅において、心身のケア、育児の支援、その他にも必要なことを支援するものです。
最近は、リゾートホテル級の産後施設やホテルのケアプランなどがあります。
日本最大のリゾート型産後ケアホテルのマームガーデン葉山を紹介します。
参照:マームガーデンホテル
産後の疲れも癒やされそうだし、泊まってみたいかも!
働き方改革
近年では、共働き家庭が多いのです。政府の支援策が育児休業給付金引き上げや、時短勤務しても手取りが変わらないよう、給付が検討されています。また、父親の育児休業取得も後押しされています。
しかし、現状子育て世代はさまざまな不安や悩みを抱えています。
乳幼児の保護者が抱える不安や悩みの種は何?
物価高騰による経済的貧困、子育てを相談する人がいない、子どもへの教育、障害がある子どもの育てなど…
各家庭、さまざまな悩みや不安を抱えていることでしょう。
悩みや不安が大きくなると、子どもに対して大きな声で怒る、イライラしてしまう、1人で抱え込みやすい状況に陥りやすいです。
多くの子育て中の方が抱えている不安や悩みをまとめました。
食事
教育
人間関係
子育ての不安や悩み
障害について
食事
- 心を込めて作った離乳食を食べてくれない
- 好き嫌いが激しい
- スプーンやフォーク、箸などの食器類が持てない
- 手づかみ食べや、遊び食べが多い
教育(学び)
- 物を投げる癖がある
- 何を言っても「イヤ」や、「ダメ」
- 同じ本を何度も読んでほしいと言われる
- 片付けをしない
- 泥、土、粘土遊びを嫌がる
- 他の子よりもからだの発達や、言語発達が遅い
人間関係
- お友達のことをかむ、ひっかく
- 勝手にお友達が遊んでいるものを取る
- 人見知りが強く、いつもひとりぼっちで遊んでいる
子育ての不安や悩み
- 後追いされることは嬉しいが疲れてしまう
- ワンオペ育児で誰にも相談できない
- 子どもを見ていると家事がおろそかになる
- 兄弟けんかが絶え間なくある
- 成長過程に遅れていると心配になりインターネットで検索をして発達障害ではないか気になる
障害
- 目が合わない、返事がない、抱っこを嫌がる
- 気に入らないと怒り始め、かんしゃくを起こす
- 自宅では話すのに、保育園や、外では黙って何も話さない事が多い
皆さん、何かしら1つでも「あ〜わかるわかる」と共感してもらえるのではないのでしょうか。
特に最近、発達障害やグレーゾーンについてニュース内でも取り上げられることが多いです。
グレーゾーンや発達障害とは
ここでは、「発達障害」(グレーゾーン)について説明します。
発達障害
「自閉症(ASD)、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において現れるもの」と定義されています。
発達障害の主な特徴についてをまとめました。
視線が合わず、合っても反応がうすい
表情が乏しく不自然
名前を呼んでも振り向かず、後追いをしない
人が話したことをくりかえし、話す
抱っこや触られることが嫌
言葉を覚えることが難しい
手先が不器用
視線が合わない
かんしゃくを起こしやすい
落ち着いて座ることができず、手足をもじもじ、そわそわした動き
座っていられず、立ち上がってしまう
落ち着いていられず、走り回る、よじ登ることがある
衝動に駆られ動かされるように、じっとしていることができない
グレーゾーン
発達障害の特性がいくつか、見られるものの、診断基準をすべてを満たしているわけではなく、判断ができず、あいまいな状態をいいます。 あいまいで判断はつかないが、発達障害の傾向はあるという状態です。 診断基準に満たないため、子どもの困り感が少なく、特性も弱いと考えられてしまいがちです。
「自分と目が合わない」、「ぐるぐる一人で回っている」、「落ち着きがなくどこかへ行ってしまう」など、毎日子どもと接している内に、心配ごとが見られ、自分の子は発達障害なのか、そうではないグレーゾーンに属するのかについて悩む子育て世代が多いのです。
不安や悩みの解決策!
そこで、少しでも不安や悩みが和らぐ解消方法をお届けします。
- 完璧な子育てをしようとしない
- さまざまな相談機関を利用する
- 病院や療育などに相談する
1.完璧な子育てをしようとしない
核家族化や、共働き、祖父母も働いていてワンオペ育児(ワンオペレーション)状態で休まる時間がありません。
乳児のお子さんを持つ家庭は寝不足にりやすく、幼児のお子さんを持つ家庭では、子どもの言動や行動に疲れてしまう…
そのような時は、完璧に育児をこなそうとすると疲れてしまうので、疲れている時は、積極的に家事や育児をパートナーに頼る、または、実家の家族に頼むと良いでしょう。その間に日々の疲れを癒すことで子どもに辛く当たることなく、落ち着いて育児や家事をこなせるでしょう。
また、友人と会い、話をすることでストレス発散にもつながります。もし、友人に子どもがいた場合、子育てについての悩みを相談すると悩みの種が解決するかもしれません。
2.さまざまな相談機関を利用する
家族や友人にも話しづらい内容、そもそも頼れる人がいない状況下の方もいらっしゃると思います。そのような時は子育て相談機関を利用することがオススメです。
- 各自治体の子育て相談窓口
各自治体で名称は異なりますが、公式ホームページには子育て相談を受け付けている窓口の電話番号が掲載されています。
- 児童相談所
各都道府県に設けられた児童福祉の専門機関です。児童相談所には専門知識(医師・児童心理士)があるスタッフがそろっているため、安心して相談できます。
- 子育て支援センター
子育て支援センターを知っていますか?地域の育児支援事業であり、保護者の悩みや不安を取り除き、親子で交流ができる場所です。イベントを開催する支援センターもあり、親子でイベントなどに参加すると保護者は子育ての悩み相談が出来、子どもも非日常を味わえて一石二鳥です。
- SNSでの子育て相談窓口
共働きやワンオペ育児で時間がなく、しかし悩みや不安は絶えない家庭が多くあると思います。子ども一人を見ているだけであっという間に一日が終わってしまう。なので出かける時間や話す時間がない方にオススメです。
最近では、LINEで子育て相談できる窓口があります。国が運営している窓口やNPO法人が運営している窓口、そして、発達障害についても聞ける窓口とさまざまとあります。
自宅にいながら隙間時間に相談ができるので忙しい子育てに最適です。
おすすめのサイトのURLを掲載しておきます。
国が運営
各自治体により、相談受付時間が決まっています。
参照:親子のための相談LINE
NPO法人ダイバーシティ工房が運営
無料LINE相談できます。現在平日9時〜21時での利用が可能で土日はお休みです。
参照:むすびめ
運営団体特定非営利活動法人ADDSが運営
LINEチャット相談以外にもZoom相談も可能です。14日間は無料で相談できますが、無料期間を過ぎると、LINE相談の場合月2,980円、Zoom相談の場合4,000円〜/30分と料金がかかります。
参照:kikotto
3.病院や療育などに相談する
子どもの体調のことは、医療機関に行き、診てもらうことが一番です。また、子どもの発達が気になる場合も病院に相談できます。「発達障害」、「グレーゾーン」の診断を受けた場合、療育センターなどもオススメです。
療育とは、障害のあるお子さまやグレーゾーンの可能性があるお子様に対し、個々の発達状態や障害特性に応じ、今の困りごとの解決と将来の自立と社会参加を目指し支援します。
「療育センターに行くと障害を認めたようで嫌だ」と思われるかもしれません。
しかし考えてみてください。療育に行かずどんどん発達が遅れてしまうわが子と、療育のおかげで自立していくわが子、どちらがみたいですか?もちろん、皆さん後者の方が多いでしょう。
ある事例についてです。
3歳児クラスで「グレーゾーンのお子さま」がいました。言葉もままならず、何を話しているのかが分からないまま、お友達に手をだしてしまうことが多く友達同士のトラブルに発展したケースがあります。保護者の方がそんな様子を気にかけて、療育に行くと、言葉も話せるようになり、そのおかげか、お友達に手を出すこともなくおもちゃなどを「かして」と言えるようになっていました。
このように療育に行くと、個々の発達に合わせて支援をしてくれるのでトラブル改善にもなるのです。
相談したら認めた気持ちになってしまう…その気持ちも分かります。しかし、少しでも不安に感じたら相談すると今後の発達段階にとってもいいでしょう。
まとめ
子育てには悩みや不安がつきものです。日本政府が支援策を拡大していますが、さまざまな理由で現状、子育てへの不安や悩みを抱えている世帯は多く存在しているのです。
自分一人では抱えずに周りを頼ることで軽減されることもあります。
各家庭により悩みや不安は違うので、完全に解消することは難しいのですが、この記事を読み、少しでも解消法を見いだすきっかけになると嬉しいです。