こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「子育て中のイライラの解決法」についてです。

皆さんは一瞬で流れていくような忙しい日々の中で、子育て中、イライラする事は1日に何回ありますか?私は1日に何回も我が子にイライラしてしまうことはあります。

しかし、イライラはしますが、そのままそのイライラを子どもにぶつける事も長引かせる事もしません。

ここでは、なぜイライラするのかの原因、そしてイライラしてしまった時の対処法を紹介していきたいと思います。

これを知れば、明日から”あなた”も”子ども”も笑顔が増える事間違いないでしょう。

子育てのイライラの原因は現実とのギャップ

子育て中に感じるイライラの原因は子どもの行動や言葉そのものではありません。

実は、子どもが親の思い通りに動いてくれなかった現実と、親が頭の中で思い描いていた理想との間に生まれたギャップが生じた時に溢れ出てくる感情。これが、イライラしてしまう原因なのです。

自分自身に問いかけてみて

イライラしたその瞬間、自分の胸に手をあててみてください。「どうしてイライラしているの?」と自分自身に問いかけてみてください。

すると、意外と簡単にイライラしていたところが違ったというのを気づく事ができるでしょう。

朝ごはんを食べてくれない子ども

例えばのお話しをします。

子どもが朝ごはんを食べてくれない。初めは優しく声掛けをしているけれど、徐々にイライラしてきて、ついつい怒鳴ってしまった。では、なぜ子どもが朝ごはんを食べていないとイライラしてしまうのでしょうか。

朝ごはんを食べてくれないから家事が進まない→出発時間が遅くなる→仕事に遅刻する、頭の中では大人は○○時にはご飯が終わって、〇〇時には出発すると朝の流れがあったでしょう。でもそうはならなかった。

この現実とのギャップにイライラしてしまうのです。

もし、一日何も予定がない日の朝に子どもがなかなかご飯を食べてくれなくても、同じようにイライラの感情はあったでしょうか。

きっと全く同じという事はないでしょう。それは、仕事に遅刻していまうかもしれないという事がないからです。

イライラの原因は大人都合

子どもにとっては親が仕事に遅刻することなんて知ったことではないのです。自分の思い通りに事が進まない。そう、結局はイライラの原因はギャップが生じた時の大人都合な事が多いのです。

イライラの原因を解決する方法:環境

イライラの原因を解決するのにもっとも早いのは環境を整える事です。子育てをしていくうえで環境を整えるという事は一番大事といっても過言ではないと思います。

朝ごはんをたべない時の環境の考え方

先ほど述べた例でみていくと・・、イライラの原因となった仕事に遅刻をしないためにはどうすれば良いのでしょうか。

子どもが朝ごはんを食べている時にテレビはついていませんか?もし、テレビを見ながら食べているのなら、テレビを消す。

次に子どもが朝ごはんを食べている場所から、おもちゃが見えていませんか?おもちゃが気になり、集中できないようであれば、おもちゃが目に入らないように閉まっておいたり、布で隠したりする。

子どもがご飯に集中できる環境をつくってあげる事が大切です。

環境を見直す

このようにイライラの原因が、なにかわかればそれに向けて環境を整えていけばいいのです。子育てで困ったらまず、環境を見直すという事はとても大事となります。

イライラの原因を解決する方法:6秒待つ

イライラのピークを超えそうな瞬間、子どもの安全を確保したうえで、その場から離れてください。

そして「1.2.3.4.5.6…」と6秒数えてください。怒りという感情は反射的に起こります。この6秒間を待つことで怒りの感情をコントロールする事ができるのです。

アンガーマネジメント

この6秒間待つという教えは、怒りと向き合う心理トレーニング法のアンガーマネジメントの一つです。

なぜ、6秒なのか。これはさまざまな諸説があるようですが、この6秒間をやりすごす事で感情的な怒りを抑える事ができるので、覚えておくと良い方法のひとつです。

気持ちを落ち着かせてから

6秒おいたところで怒りが、きれいさっぱりと完全になくなるわけではないですが、少し気持ちを落ち着かせる事はできるでしょう。

さらに深呼吸をしたり、飲み物を飲んだり、トイレに行ったり、その場を離れて冷静になるというのも良いと思います。

環境を整えてても突発的な事が起きたり、そもそも、イライラの原因について考えたり、環境を整えたりする時間がなかったり、頭ではわかっていても・・・と言うこともありますよね。そのような時は、6秒間待ってみてください。

イライラの原因の解決法:子どもへのアプローチ

冷静になった事で子どもへの声掛けは変わってきます。では、子どもに直接的にどのような声掛けが良いのでしょうか。

怒らない・叱らない・命令口調は使わない

怒りの感情のまま「早く食べなさい!!」と命令口調で言ったところで子どもには何も響いていません。子どもの中ではただ怒られたという事だけが頭の中に残ってしまい、実は逆効果なのです。

感情的になって怒るはもちろんですが、叱ったところで効果は見られません。効果が見られたとしてもそれは怒られるという恐怖心で言うことを聞いているようなだけで、結局は同じことの繰り返しとなってしまいます。

子どもを尊重し、子どもを認める

子どもを尊重し、子どもを認めてあげる声掛けはとても重要になってきます。褒められると伸びるという大人も多いですが、必要以上に褒める必要もありません。

上記の同じ例で言うと、子どもがなかなか朝ごはんを食べない中でも1口人参を食べたとすると、「○○ちゃん人参食べたね、食べれたね」と子どもがした事をそのまま言葉で説明してあげればよいのです。

するとお母さんやお父さんに私・僕は見てもらえているんだ。人参が食べる事が出来るんだと前向きな気持ちになっていくことができ、この繰り返しで自ら食べる力を養う事ができます。

自分で食べる力がつくと朝ごはんのイライラの根本的なイライラの解消にも繋がりますよね。ここまで朝ごはんを子どもが食べてくれないことにフォーカスしてきましたが、これらは他の事例にも当てはめていく事ができます。

否定的な言葉を肯定的な言葉に変換する

そしてもうひとつ実践してほしいのが、否定的言葉を肯定的言葉に変換する事です。

例えば走ってほしくない場所で子どもが走る。この時はどのような声掛けであれば良いのか。

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京本
走っている子どもに、行動してほしい姿を言葉で伝えるといいよ。

「走らないで!!」→「歩こうね」

否定的な言葉が肯定的になっているのはお分かりでしょうか。「走らないで」だとその先、子どもは自分がどうしたらいいのかわかりませんが、「歩こうね」だと次、どう行動していいのか具体的でわかりやすいですよね。

机の上から降りてほしかったら

「机に登らないの!」→「机から降りようね」

が効果的です。

同じ内容でも言い方を少し意識するだけで受け取り方が変わる

言葉というのはおもしろいもので、伝えたい事は一緒なのに少し言い方を変えるだけで相手の受け取り方は大きく変わってくるのです。これは対大人の夫婦関係や会社でも同じかもしれませんね。

軽度の発達障害の子が増えている

最近は、軽度の発達障害の子は増えてきていると言われています。

子育てをする日々の中で、イライラしていると我が子は何かおかしいかも?あれ、他の子よりも落ち着きがないかも?わがままかも?もしかして、我が子は発達障害なのかな?とネットで検索してみた事ある方は少なくないのかもしれません。

軽度の発達障害の判断は難しい

多くいると言われていますが、発達障害かどうかの判断は年齢が低い子ほど難しいです。それは年齢が低い子ほど成長発達の個人差が様々だからです。

軽度の発達障害の子の対応の仕方

では、このまま何も対処できずに日々を過ごしていかなければならないのでしょうか。

判断が難しいから何もできないという事はありません。この記事でお話しさせていただいた内容は健常児の子も発達障害の子も、双方に同じように効果があります。

特別に構えずに実践してみてください。

まとめ

子育ての中ではイライラはつきものかもしれません。しかし、そのイライラの感情は決して悪いものではないと考えています。

大事なのはそのイライラの感情とどう付き合っていくか、どうコントロールしていくかです。

  • イライラの根源を考えてみる
  • 環境を整える
  • 自分自身を落ち着かせる
  • 子どもへの声掛け

ご紹介した通り、アプローチ方法は様々です。

そしてどんなに良い環境をつくったとしても、お母さん、お父さんが元気でないとそれは巡りにめぐって子ども達に影響します。まずは、自分を満たすことも大事だと思っています。

無理のない範囲で自分で出来ることからしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。