こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「子育てはいつまで」についてです。
お子さんが生まれ、家族が増えこれまでの生活から大きく変わります。
新しい生活が始まることに、わくわくする事もあれば、大きな不安も抱えることでしょう。
「育ててられるのか」「子育ての終わりはいつ」など先のことを考えて不安になったり、子どもも大きくなったけど、まだまだ手がかかると思って悩んだりしていませんか?ご自身の子ども達の将来と一緒に考えてみましょう!
目次
法に基づいて考える子育て期間
民法による成人年齢
令和4年4月1日から成年年齢を20歳から18歳に引き下げました。
成人になるということは、親権に服さなくなる為、様々な契約、進路など自己決定ができるようになります。
参考:法務省民法の一部を改正する法律(成年年齢関係)について
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00218.html
児童福祉法による児童の定義
18歳未満のこどもまでを児童と名称しています。
保護者も18歳未満の児童に対して、監督責任が発生しています。改正が令和4年6月にあり、自立支援の年齢制限を撤廃しました。
法律をもとに育児のゴールを考えると18歳になるまでが答えになります。
参考:児童福祉法 | e-Gov法令検索
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000164
子どもの進学・就職を考える子育て期間
子育ての長期化
高校生で成人になり、社会に出てもいない子に対して、「明日からもう大人なんだから一人で生活しなさい」というのは、現実問題、経済的に自立していない段階ではとても難しいです。
進学する場合も同じで、大人の助けが基本的には必要になります。
子供の自立の問題が発生する為、結局年齢で、子育ての終わりは判定ができないというのが現状です。
子供の終わりに関係してくるのは、親の気持ちと子供の自立が必要になってきます。
現代社会の児童から新社会人の環境
いつ子育ての終わりなのか考える為に今の若い世代の現状を知る必要があります。
現代社会は若い世代に求められることが多く、親世代にもその負担が大きくのしかかって来ている現状があります。
今若者がそれなりの会社に入社するためには、高い専門性と学歴が求められています。
そのため、大学や専門学校に進学する人が増加傾向にあります。
家庭によって経済状況は変わってくるので、学費は親が払ってくれる家庭もあれば。奨学金を借りないといけない家庭もあります。
高校を卒業した時すでに格差が生まれていることを理解する必要があります。
親と子どもの自立
子供の自立
多くのお子さんは高校に入学してからアルバイトを始めると思います。
アルバイトを通して、働くことの大変さ、様々な年代の人との関わりが生まれ、精神的な成長をしていきます。自分で稼いだという経験を得たことで、自分は他に何ができるのか、あれをしてみたいなど、やりたい事が生まれ親離れが徐々に始まっていくと思います。
進学先を卒業し会社に入社し、アルバイトよりも収入が増えるようになります。
経済的に余裕ができるまで、時間はかかりますが、経済的にも徐々に自立していきます。
「精神的な自立」と「経済的な自立」の2つを満たし、親とは独立した生活を送れるようになることで、自立したといえるかもしれません。
親の子離れ
親にとって子供は何歳になっても心配になると思います。
しかしいつまでも過度な干渉をしていては、子育てと変わりません。
どこかで、突き放すことが必要です。
20代前半は子供から大人になる期間と捉え、なんでもやってあげる、手伝うだけではなく見守ることが重要です。
まとめ
- 法律的には18歳から大人の仲間入り
- 現実的には、18歳になっても、進学などある為、子育ての終わりとは言えない
- 子供世代の経済環境を知っておこう
- 子育てを終える為に、子供の「精神的な自立」「経済的自立」が欠かせない
- 親の子離れも必要。過度な干渉は禁止。
子育ては家庭によっていつ終わるのか変わってきます。
子育ての内容も年齢と共に大きく変わってくるので、手のかかる時期もあれば、かからない時期も出てきます。決まったことが一つもないのが子育てです。
早く子育てが終わって欲しいと思うかもしれませんが、年がたって良い思い出になるように毎日の子育てを楽しんでみて下さい。