こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!
本日は「発達障害親の会」についてです。

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薄波
発達障害親の会に興味があるけど、たくさんあって
どれがいいのかわからない…

発達障害のある子をもつ親御さんの中には、発達障害親の会に興味がある方もいらっしゃるかと思います。悩みや不安が尽きない子育てで、同じような経験を持つ方と繋がれることはとても心強いですよね。
しかし新たなコミュニティに入るのには迷いや不安も付き物です…

この記事では、選ぶ際の基準や発達障害親の会の活動内容を解説していきます。
自分に合う素敵な出会いにつながるよう、ぜひ参考にしてみてください。

選ぶ基準はこの3つ!

みなさんの中には、孤独感や不安を抱えていることが多いかと思います。
一度立ち止まり、以下の3つでご自身の現状や悩みを整理してみましょう。

  • 組織運営のための活動があるかどうか、またその内容
  • 運営活動に割ける時間
  • 発達障害親の会に求めていること

この3つを参考に整理してみると、見つけたコミュニティが自分に合っているものなのか以前より明確になってくるのではないでしょうか。

発達障害親の会ってどんなところ?

発達障害親の会とは、「発達障害の子どもをもつ親同士の交流や学びを目的とした場」です。
規模や活動内容、参加者はグループにより異なります。
カフェのようにお茶を飲みながら、気軽に話せるところから、専門家を招き勉強会や講演会などの大規模はイベントを開催するところもあります。

発達障害親の会の多くは自助グループです。
そのため、活動の運営に携わる必要が生じることもあります。
ご自身の状況を踏まえ、組織運営の有無や内容はチェックしておくと良いと思います。

主な活動内容

発達障害親の会がどういった活動をしているのか、さらに詳しく解説していきます。
活動内容から運営活動に割ける時間を見出す参考にしてみてください。

交流会、サロン

子育てにおける悩みを互いに話したり、情報交換をしたりする場です。
参加者の親御さんがファシリテーター役になることもあるため、比較的参加しやすいイベントです。
様々なお子さんをもつ親御さんの話を聞いてもらうことで、不安や孤独感が解消できるでしょう。
また経験談や情報を得られ、子育てに活かすこともできます。

勉強会、講演会、研修

特別支援教育や発達障害に関する専門家や研究機関を招いてのイベントで、新たな専門的知識を身につけられます。
また、事業所や学校の見学を行っているところもあります。
本やネットで読む情報よりも、直接話を聞くことで、さらに学びを深められるかもしれません。
ご自身が得たい情報から参加するものを決めていくのがおすすめです。

レクリエーション、ワークショップ

発達障害の子ども向けに作品作りや野外活動など、様々な遊びをする活動です。
楽しい雰囲気の中で、子どもたちがコミュニケーション力や社会性、思考力、身体能力を育てていけるよう工夫されています。
お子さん一人ひとりに合ったサポートを受けながら、のびのびと活動できる場所があることでストレス発散ができます。
新たな友達づくりにもつながるでしょう。

啓発・啓蒙活動

大きな団体になると、行政や関連機関に制度の改善を促すために働きかけを行っていることもあります。
また、団体独自のイベントを開催して、発達障害への理解を促進するための活動も行われています。

ここでは代表的な活動を紹介しました。他にも団体ごとに様々な活動が行われています。
勉強会や講演会を多く行っているところは、その分準備にも多くの時間を割くことが予想されます。
ホームページ等を参考に、活動特色に注目するのもいいかもしれません。

探す方法

基本はやはり、ネットでの検索になります。
昨今はコロナ禍の影響もありますので、継続的に活動が行われているのかを確認しておく必要があります。
そのために、ホームページだけでなく、TwitterやFacebookなどのSNSもチェックしてみましょう。また、SNSでは参加者の口コミを検索できるので、よりリアルな情報も手に入れられます。

以下のホームページでは全国の発達障害親の会がまとめられているので、ぜひ参考にしてみてください。

参考:軽度発達障害フォーラム サイト
http://www.mdd-forum.net/link_oya.html

発達障害親の会の一例をご紹介

忙しく、中々探す時間がないという方もいらっしゃるかと思います。
ここでは発達障害親の会もいくつかご紹介いたします。
お住まいの地域の近くで興味がありましたら、ぜひ問い合わせてみてください。

特定非営利活動法人 全国LD親の会

LD(学習障害)など発達障害のある子どもを持つ親御さんの会の全国組織です。
多くの都道府県にあり、全体で2000名ほどが参加しているようです。
講演会・勉強会、啓発活動の他、子ども向けのレクリエーション活動や交流会も行われています。
コロナ禍に応じて、オンラインで聴講ができる行事もあるようです。
お住まいの地域の近くにありましたら気軽に参加してみてはいかがでしょうか。

参考:特定非営利活動法人 全国LD親の会
https://jpald.net/index.php

千葉発達障害児・者親の会コスモ

全国LD親の会から発足した団体です。千葉県内で地域ごとのグループに分かれ、活動しています。
子どもの年齢別に合わせたグループも存在しており、小学生から義務教育終了後も長く利用できます。
お子さんの年齢に合わせ、抱える悩みは変化し尽きないものです。
長く利用できる場所があることで安心感も大きいかと思います。年に3回程定例会が行われていますので、まずは気軽に見学してみるのもおすすめです。

参考:千葉発達障害児・者親の会コスモ
https://cosmohp.web.fc2.com/

発達障害親の会*PEACCH*

発達障害・自閉症スペクトラム障害の子どもとその親御さんの任意団体です。
広島市安芸区を中心に活動しています。
交流会ではお茶を飲みながら気軽に話すだけでなく、勉強会・実践報告などテーマを設けて実施することもあるようです。
有料ではありますが、交流会は会員でなくでも参加できます。実際に参加することで会の雰囲気を感じてみるのもいいですね。

参考:発達障害親の会*PEACCH*
https://peacch1028.wixsite.com/peacch

まとめ

親の会ごとに活動内容や規模は異なり、探すとなると迷いや不安は付き物かと思います。
しかし、①組織運営の活動の有無とその内容、②運営活動のために使える時間、③発達障害親の会に求めていることの3点からご自身の状況をもう一度見つめなおしてみましょう。
探す軸がはっきりすることで、以前より落ち着いて新たなコミュニティに入る一歩を踏み出せるはずです。

それでも、まだ親の会に入るのは不安という方もいらっしゃるかもしれません。
やはり実際に参加してみないと自分に合うかどうかはわからないものです。
まずは見学・参加してみて、合わなければ他を当たるという気軽な気持ちを持つことも大切です。
しっかりと軸をもち、ご自身に合ったコミュニティに入ることで、新たな出会いや学び、発見につなげてみてくださいね。