こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「キャリアをあきらめずに子育てする方法」についてです。
1日の大半は仕事をして過ごされている方は多いはずです。
大変ながらも毎日楽しく働いて、仕事に生きがいを見出す方もいるでしょう。
自分で稼いだお給料で趣味を謳歌するのもいいですよね。
子供ができると、独身時代のバリバリ働いていた頃と同じようにはいきません。
お迎えの時間があったり、急な発熱に対応しなければならなかったり。
だからといって、育児しながらの仕事をあきらめてはいませんか?
育児と仕事を両立していく方法を考えていきましょう!
✓どうして育児と仕事は両立が難しいのか?
✓育児しながらキャリアアップは可能か?
✓仕事+育児のさまざまな例をご紹介
目次
子育てしながらキャリアアップは難しい?
妊娠前と同じように働くことはできない
親になってから、子供ができる前と全く同じように働けるのかといったら、答えはNOです。
子供がいればどんな状況においても、仕事する上でのなにかしらの変化はあるはず。
保育園に預けるなら送り迎えが必要になります。
今までは頼る必要のなかった、実家や義実家に子供をみてもらわなければならない場合もあるでしょう。
そもそも妊娠した時点で、つわりが辛く通勤することがかなわない方も少なくありません。
そして子供は、熱を急に出すものです。朝には元気に走り回っていたのに、登園してお昼前に発熱、という場合もあります。
出勤後、保育園からの職場への電話を恐怖に感じるママさんもいるようです。
子供の体調次第で仕事を早退したり、休むことを余儀なくされることもあるでしょう。
自分の体調や事情以外でも、育児に振り回されることが増えるのは事実です。
子供と過ごす時間を減らしたくない
辛い妊娠期間経て子供を産んで、四六時中一緒に過ごしてお世話するうちに、母性は増す一方だと思います。
ママは保育園に預けたくない、自分自身でお世話して成長を見逃したくない、と思うかもしれません。
保育園に預けるにしても、子供が待っていると思うとなるべく早く迎えに行ってあげたいと考えるママは多いですよね。
仕事でクタクタになっていたらできないことなので、時間に余裕をもって働きたいと思うはずです。そうなれば今までのように連日の残業は難しいでしょう。
仕事より子供を優先するような生活になれば、今までと同じ条件で仕事するのは難しいかもしれません。
専業主婦をすすめられる
働くママよりも、専業主婦のママの方が多い時代がありました。
子供が小さいうちは家でママと一緒に過ごすのが幸せだという考えもあります。
実両親や義両親、周りの声からも「子供が小さいのに働きにでるのはかわいそう」と言われて仕事をするのを躊躇するママもいるかもしれません。
専業主婦 | 働くママ | |
2004年 | 43.3% | 56.7% |
2007年 | 40.6% | 59.4% |
2010年 | 39.8% | 60.2% |
2013年 | 36.9% | 63.1% |
2014年 | 34.3% | 65.7% |
2015年 | 31.9% | 68.1% |
2016年 | 32.8% | 67.2% |
2017年 | 29.2% | 70.8% |
2018年 | 27.8% | 72.2% |
育児するのが働くのは当たり前、とまでは言いませんが、古い価値観のせいで続けたい仕事を無理に辞める必要はないことが分かります。
もちろん専業主婦になるならないかの選択は自由ですが、働いて子育てすることに自信がないママさんには「こんなに仲間がいるんだ」ということを忘れないでください。
辛い仕事を終えて、迎えにいった子供の顔をみるのは最高の瞬間ですよ。
子育てと仕事を両立するには?
子育てのための制度を活用する
妊娠中や産後復職した際に、ママが知っておくべき制度をまとめました!
〇妊娠中
事業主は、女性労働者が妊産婦のための保健指導又は健康診査を受診するために必要な時間を確保することができるようにしなければなりません。
(男女雇用機会均等法第12条)
⇒女性労働者が妊婦健診を受ける際には、勤務中にその時間をもらえる権利があります。
妊娠中及び出産後の女性労働者が、健康診査等を受け、医師等から指導を受けた場合は、その女性労働者が、その指導を守ることができるようにするために、事業主は、勤務時間の変更や勤務の軽減等の措置を講じなければなりません。
(男女雇用機会均等法第13条関係)
⇒例えば通勤ラッシュの時間帯を避けて変更したり、体調を考慮して休憩時間を増やすことなど可能です。
医師から仕事で無理しないよう具体的に指導された場合には、「母性健康管理指導事項連絡カード」を通して事業主にその内容を伝えられます。
〇産前・産後
産前6週間(多胎妊娠の場合は14週間)(いずれも女性が請求した場合に限る)、産後は8週間女性を就業させることはできません。
(労働基準法第65条第1項、第2項)
⇒この期間中とその後30日間の雇用解雇は、労働基準法第19条で禁止されています。
〇育児
3歳未満の子を養育する男女労働者(本人が請求した場合)に関して、1日の所定労働時間を原則として6時間とする短時間勤務制度を設けなければなりません。
(育児・介護休業23条)
⇒3歳未満の子がいる場合には希望すれば残業が制限されたり(育児・介護休業法第16条の8)、3歳以上でも未就学児であれば時短などの措置をとることが努力義務として事業主に求められています。
小学校就学前の子を養育する男女労働者(本人が請求した場合)は、1か月24時間、1年150時間を超える時間外労働をさせてはならないことになっています。また、午後10時から午前5時までの就業をさせてはならないことになっています。
(育児・介護休業法第17条、第19条)
職場でも独自の子育て支援の制度がある場合があるかもしれません。
知らなくて損することがないように、しっかりチェックしておきましょう。
転職を検討してみる
そもそもキャリアアップとは?
現在の職場で昇進すること、同じ業種で転職して収入をあげることなども当てはまります。仕事の幅を広げたり、知識を深めて経歴を高めることだそうです。
子供が小さいうちは時短勤務で、後々フルタイムに切り替えて働くことなどが可能な職場であれば、ママでもキャリアアップは夢じゃない!といえそうです。
キラキラしたイメージで「キャリアアップ」を使いたくなるかもしれませんが、役職が上がっても子供との時間が減ってしまっては、望んでいた生活とかけ離れていく可能性もあります。決してバリキャリママを否定するわけではありません。
子供に合わせた生活リズムになったら、仕事の環境や条件も思いきって変えてみるのも選択肢の一つ。子供の時間が増えて、自分にとっての仕事の世界が広がれば、人生においてのキャリアアップといえるかもしれません。
転職するかどうかは別として、転職活動してみて他の会社と今の勤務条件と比較するのもいいでしょう。
コロナ禍で、通勤の必要がない在宅ワークの仕事も増えました。
働き方を考えるべきタイミングなのかもしれません。
一人で育児•家事を抱えこまない
ワンオペで全てをこなすのは相当大変です。お迎えや朝の支度、寝かしつけなどパパとの協力プレーが大切。
それが無理なら家族や預かり保育など託児サービス、時にはママ友など、最大限に頼ってください。
家事は出来るだけ手抜きして、宅配など時短になる方法を活用するのもいいでしょう。
自分に完璧を求めすぎないこと。
家事よりも子供と遊んだり、会話したりギュッと抱きしめてあげる時間をつくること。愛情をもって頑張るママの気持ちは、必ず子供に伝わっているはずです。
色々な仕事+育児の形がある
仕事だけでなく、育児について考えていると、今の環境が本当に子供にとって最適なのかを考え始めたりしませんか?
子供を預けて通勤しながら働くことが今の日本の共働きの一番多い形といえるでしょう。
広い世界では色んな働くママ、パパがいます。
移住計画
都心部で保育園になかなか入れないなど、今の環境に縛られて育児や仕事が思うようにいかない場合、思い切って田舎に移住してみるという方法もあります。
移住してからの住居や仕事を紹介してもらえたり、子育て支援が充実している自治体が多いようです。
都会の喧騒から離れて生活してみれば、子供だけでなく親である私たちのストレスも軽減し、のびのびと加家族で生活できるかもしれません。
とはいえ、地方で暮らすことにもメリット・デメリットが存在します。
まずは育児方針についてしっかり考えてみましょう。
子供にどんな場所で育ってほしいのかイメージすることで、移住が現実的なのか検討しやすくなるでしょう。
参考:JOIN ニッポン移住・交流ナビ 一般社団法人 移住・交流推進機構
専業主夫
専業主婦のママはいても、専業主夫はなかなか周りにいないかもしれません。
しかし、パパが絶対に働かなければいけないということはありません。
ママはバリバリ働きたい!パパの方が家事や在宅での育児が大好き!などという夫婦は、専業主夫という道を選ぶのもありかも。
世間で一般的な形ではありませんが、パパやママの性格や状況は人それぞれです。
周りの目に惑わされずに、自分とパートナーにとってぴったりな育児方法を選択しましょう。
まとめ
今回の記事では、子育てしながら仕事を両立させることが可能だということが分かりました。
育児に理解のある会社ならば、キャリアアップもできるかもしれません。
ただ、キャリアアップがどんな状況下においても生活にプラスなのかは人それぞれです。
転職や移住など、環境を見直すことも視野にいれてみてください。
世の中には今回紹介した方法以外にも、色々な子育てがあります。
子供も私たち親も幸せに暮らしていける形は家庭によって違うはずです。
まずはどんな子供に育ってほしいのか、そのために今の生活は適切なのかを家族で話し合ってみましょう。
この記事が育児に励む方々のためになれば幸いです。