こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「赤ちゃんが頭を打つと発達障害などの可能性はある?」についてです。
「子どもが頭を打っちゃった。特に問題なさそうだけど、たまに聞く発達障害とか、脳への影響は大丈夫かな?」
今回は上記のような悩みについてお答えします。
少しでもお役に立てると嬉しいです。ご参考として一読ください。
目次
赤ちゃんが頭を打つと発達障害の可能性?
頭を打ったときにすぐ泣き、その後意識もしっかりしていて嘔吐などもなく、特に元気であれば特に脳へのダメージはないと考えられます。
24時間は様子を見る
頭を打ってすぐに泣いたが、その後特に普通で問題なさそうな場合、24時間くらいは安静にし、経過を観察することが大事です。1ヶ月くらいして症状が出てくる場合もあります。
※参考記事:鶴巻温泉病院
※参考記事:はら小児科クリニック
頭を打ち、こんな症状が出たらすぐ病院へ
- 2回以上嘔吐する、吐きたそうな状態が続く
- 10分以上経っても泣く状態が終わらない(強い頭痛を感じている可能性)
- 表情も気分が悪そうで、ぐったりしている
- 泣き声に元気がない
- 5秒以上意識がおかしくなる
- 痙攣(けいれん)する
- 力が入らず、ダランとしている
- 眼が見づらそう
- 首を痛がる
- 耳や鼻から水のようなものが出る
- 傷口からの出血が止まらない
- 意識がない
- 手足の動かし方がおかしい
- よく寝ていてまったく起きない
※参考記事:広島県医師会子どもサポーターズ
※参考記事:ファミリークリニックあい
大泉門の状態も確認ポイント
頭を打ったあとに、この大泉門が膨らんで固く感じる場合、脳の圧が高くなっているかもしれません。
ちなみに、普段の正常時では、この大泉門は赤ちゃんが泣いたり、力んだりしたときに圧が高くなり、少し盛り上がります。特に力んだりせず、普通にしている場合、大泉門は少しへこんでいます。
※参考記事:鶴巻温泉病院
重い頭部外傷の場合ADHDになるというデータも?
頭部に大きな外傷ダメージを負った子どもは、その後ADHD(注意欠如・多動性・衝動性)になりやすいという研究データもあります。情報元はアメリカの医療雑誌JAMAPediatricsです。(2018年5月号に掲載)
発達障害の1つです。注意欠如・多動性・衝動性といった特性があります。
(不注意が目立つ・好きなこと以外に対する集中力がない・よく考えずに行動してしまう、など)
結果としては、意識障害を伴うなど、重度の症状があった子どもは、その後、ADHDの発症の可能性が高くなるというものでした。
ただし、この研究は、あくまで重度の頭部外傷を負った子どもが対象であり、中度から軽症の子どもは除外されています。この研究のまとめとしては次の通りです。
- 頭部が強いダメージをうけた場合、ADHDを起こす可能性が高まる
- 中度から軽度の頭への外傷を負った子どもは、ADHDとの関連は不明
※参考記事:八重洲クリニック脳神経外科
参考動画:頭部外傷とADHDについて
頭を打ったりして、その後ADHD発症のリスクが考れられるのは、現状あくまで頭部に大きなダメージを負った子どもの場合になります。
予防
- 親が見てられる範囲で遊ばせる
- 赤ちゃんの周辺に危ない物、怪我しそうな物がないか確認
大丈夫なことがほとんどですが、打ち方によっては、脳に異常をきたすこともあるため、日頃から経過を観察することも大切です。
頭を打つときに多いパターン(年齢別)
- 0から5ヶ月→ソファ、ベッドからの転落
- 6ヶ月から4歳→階段からの転落
- 5歳から9歳→自転車・ブランコ・鉄棒・滑り台・ジャングルジムなどの転落
赤ちゃんの頭を守るための可愛い便利商品もあります。下記でご紹介していますので、よければ参考にしてください。
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・被せたら可愛いかったのですが大きめなのですぐ自分で帽子を取ってしまいます。ずっと被っておければ転倒した際、安心だと思います!
引用元:楽天市場
よければ、次で紹介している記事も参考に一読ください。発達障害の種類について解説した記事になります。先ほどもADHDに触れましたので、もし気になるようでしたら、ご参考にということで。
参考記事:発達障害の種類
子どもの健康を守るためのポイント
親にとって子どもは自分以上に大切な存在とも言えます。そんな子どもにはとにかく元気に育ってほしいですよね。
- 食事
- 運動
- 良い生活リズム
当たりまえのことかもしれません。ですが結局はこの当たり前のことを意識できるかが重要と言えます。
食事は質と楽しさ
- 質(栄養バランス)
- 食事時間が楽しい環境
子どもにとっては、上記2つが大切です。栄養バランスが大切なのは言わずもがなですが、楽しく食事をすることで消化がよくなり、吸収力もアップします。
楽しいということで副交換神経が優位になり、消化機能がよく働くという効果があるからです。
運動を習慣にする
子どもが運動習慣を身に付けることは大切です。
- 心肺機能
- 骨形成
などの発達にも関係し、長い人生での健康維持、物事に取り組む意欲を育むなど、豊かな人生を送るための基盤作りとして重要です。
運動習慣は楽しく
- 大きく飛び跳ねたり
- 思い切り走ったり
- 運動しながら大きく笑ったり
子どもが思い切り楽しめることが重要です。
規則正しく生活を
当たり前のことかもしれませんが、子どものときから規則正しい生活習慣を身に付けることも大切です。
子どものときから規則正しい生活リズムを身に付けることで、大きくなってもそのリズムが習慣化するためです。
- 朝ちゃんと起きて日の光を浴びる(体内時計のリセット)
- 朝食をちゃんと食べ、脳や体へのエネルギーを補給する
- 昼間しっかり体を動かす(夜の睡眠の質に関係)
- 成長ホルモン分泌のために、早めに寝る(深夜22時から2時が睡眠のゴールデンタイム)
まとめ
- 赤ちゃんが転んだりして頭を打っても、すぐに泣いてその後いつも通りの状態に戻れば特に脳へのダメージはないと考えられる
- 頭を打ったあと、ぐったりして意識が薄い場合は脳がダメージを負っている可能性があるため、すぐに病院へ
- 重度の頭部外傷を負った子どもは、ADHDになるリスクが高まるというデータもある(中度から軽度の子どもは除外)
- 予防のため、赤ちゃんは大人の目の届く範囲で行動させる
- 周辺に危険物がないか確認する
- 子どもが健康に育つためには、食事・運動・規則正しい生活リズム
ここまでお読みいただきありがとうございました。