こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「発達障害者の親も変?親の対応に怒りを感じる方へ」についてです。
親が発達障害に理解を示さない。または、発達障害者の私の親も、診断を受けてないだけで障害があるのでは?と感じて、悩んだ事はありますか?
今までの親の対応や接し方を思い出して、怒りが湧いてくる。恨んでいる。
こういった感情を抱えていませんか?
・自身の立場を考え、自己理解を深める
・親を許せないと感じる気持ちに、罪悪感を感じる方への提案
・親との適切な心の距離の取り方
目次
発達障害者が親も変なのではと感じる時【2つの例】
・「もしかして私の親も変?」と悩む時って、どんな時?
発達障害の方は、自信がなくなっている事があります。障害によって困難に思う場面に多く遭遇し、自信がなくなっているのです。
【例えばこのような経験はありませんか?】
自信がなくなって意気消沈している時に、それに追い打ちをかける存在がいたらどう思いますか?
【例えば】
- 困っている時にバカにしてくる。助けてくれない。
- 見下してくる。
- できるはずがない、諦めろと否定してくる。
【ケース1】障害に対して理解を示そうとしない
発達障害を受け入れられない親は一定数存在します。脳の発達の障害と言われると、知的障害と混同してしまう方もいらっしゃいます。
障害=普通ではない、かわいそう、親族にいると恥ずかしい…等々、憐みの対象として認識している節が多く見受けられます。
そのため、子どもが障害者である事を受け入れられない、受け入れたくないという心理が働くのでしょう。子どもよりも、自分の心や世間体を優先したい気持ちが垣間見えます。
理解を示してくれない親によって、子は余計な苦しみを負います。そして悲しい事ですが、こういった親が変わる事は中々ありません。
この手の親といくら話し合っても、理解し合う事は困難を極めます。
【ケース2】診断されていないが親も疑いがある
・親が子に、自分の意見を押し付ける。親のルールによって子どもを支配しようとする。
・すぐに怒り出し、思い通りにならないと暴言や暴力をふるう。
・子に無関心である、または過保護である。
・子を否定する。
・子どもに嫉妬して、成長を妨害しようとする。
※当てはまるからと言って、発達障害だと決まる訳ではありません。その可能性があるという判断基準として参考にしてください。
【関連動画】医師の視点から考える
・納得できない、理不尽だと感じた親の対応に、実は発達障害が絡んでいる場合がある。
・否定や過干渉、過保護、ネグレクト。「毒親」と呼ばれる人の中には、発達障害を抱える人もいる。
・親の事情が分かる事により、気持ちの落とし所が見つかるかもしれない。
この様な事情が考えられるからと言って、許す、許さないで判断する必要はありません。ただ一度、振り返って考えてほしかったのです。
今まで自分だけが悪いと思っていた事も、もしかしたらそれ以外の理由もあったのかもしれません。特に自分を責めてしまいがちな方は、客観的に振り返ってみてはどうですか?
怒りや恨みを抱えるなら
今までを思うと、怒りが湧いてくる。しかし、そう思うと同時に罪悪感が湧く。生んでもらった、育ててもらった、感謝するべきだ、恨むなんて以ての外なのでは…。
この様に考えを巡らせて、悩んでいる方に伝えたい。
許さないという選択
・「許せない」と思うのなら、別に無理をして許そうと考えなくてもいいと思う。
・今感じている怒りや恨みは、必要な感情であると割り切ってみるのはどうだろう?
許す事は美しく、それをできる人は強い人、尊い人と、私たちの目に映ります。障害や病気を抱えていても境遇を恨まずに、前向きに生きている人を賛美する風潮のなんと多い事でしょう。
許せる人は立派で、許せない人は器が小さい。
許す事が正しいと植え付けられた考え方では、許せない自分=悪しきものと罪悪感を感じたりしていませんか。
許せなければ、許さない。恨みたければ恨む。そう思う事は、今、大事な感情なのだから、無理して抑え込まなくていい。置いておけばいい。
ただ、怒りや恨みのような強い感情は、ずっと持っていると疲れてしまいます。なので、一歩距離を取れる様な考え方や、環境を作る事が必要だと感じます。
気持ちを良い悪いで切り捨てようとしなくてもいい。
堂々と、今は許せませんと割り切って考えてみてはいかがでしょうか。
良いと悪いだけで判断する必要はない。
気持ちに寛容になってみては?という提案でした。
【ちょっと脱線】○○するべきと考える事ありませんか?
それ、本当にそうなの?
・「○○するべき」と思ったら、「それ本当にしなくちゃならないの?」と考えてみよう。するべきと思っていた事は、本当はやらなくてもいい事なのかも。
するべきと考えていた事を、「しなくてもいいよ、本当はどうしたい?」と自分に語りかけたら、なにか気持ちに変化はありますか?
○○しなきゃと言う言葉が出たら、本当に?と尋ねてみてください。たまには、やりたくないとブーイングをあげてみては?
本当にするべき事は、あなたが思っていたよりもずっと少ないかもしれませんよ。
【ちなみに】
考え方の癖を見直して、自分の感じ方や考え方を変化させる。こうして気持ちを楽にする方法の事を、認知行動療法と言います。
認知行動療法とは?
引用元:認知行動療法(CBT)とは?方法や効果、種類について解説 |ブレインクリニック
認知行動療法は認知にはたらきかけて気持ちを楽にする精神療法の一種です。(中略)ネガティブな考え方を変えていき、ストレスとの上手な付き合い方を習得する方法といえます。
▼興味のある方は、こちらの記事をどうぞ。
精神的に距離を取る
親について悩む方へ送る、一番の解決策は物理的な距離を取る事です。実家から出て、自立して生きていく。接触する機会を減らすだけで、頭を悩ますものはあらかた無くなります。驚くほどに。
心の自立
・自分の意識を変革させる。
・接し方の距離感を考えてみる。
突然ですが、なにか困った時に親に相談する事はありますか?そしてもし親に「こうした方が良い」と言われたら、どうしますか?
まだ心のどこかで、「親は正しい」って思っている節はない?
親が言う事だから、信じてその通りにしてしまった経験はありませんか?確かに彼らは人生の先輩なので、経験に基づいた判断は対応として間違っていない事が多いです。
しかし時代は変わります。常識も徐々に変化していきます。彼らが経験に基づいて正しいと判断した対応の一部は、時として時代錯誤な事もあります。
私たちは時代が変化していく事をよく知っているはずです。なにせ発達障害がそのよい例なのですから。私たちが子どもの時と今とでは、ずいぶん取り巻く環境が変わっているはずです。
いいなぁ、今の時代で学校に通えていたらな…。
考え方を変えると、物事の捉え方が変わります。変化させる事は難しいですけれど、物理的な距離を取れない場合は、この方法が一番手っ取り早いと言えるでしょう。
変だと思って悩んでしまうほどの親ならば、こうして心の自衛をしていきましょう。
【関連書籍の紹介】意識を変えるきっかけを学ぶ本
さて最後に、自分の意識や対応を変えるための、指南書となる本を2冊紹介していきます。
考え方や、人との距離感について考え、良い方へ変化できるように知識を吸収してみませんか?
①攻撃されない距離感を学ぶ本
価格 | 1,430円(送料無料) |
特徴 | ・離れられない人から攻撃されなくなるメゾットについて触れた本。 |
こんな方におすすめ | ・様々な事情から離れられない人がおり、その人によって悩んでいる方。 ・いじめられやすい方。 |
メリット | ・攻撃されやすい人からの脱出法を学べる。 ・自分の心を守る方法が分かる。 |
デメリット | ・個人で本を参考にして対応を変化させていく必要があるため、トライアンドエラーをくり返す必要がある。 |
▼良いクチコミ
本書の内容は必要以上に攻撃的な人やマウントを取ってくる人達に対して有効だと思います。
引用元:Amazon
▼悪いクチコミ
何度か実践してみましたが、個人的にはあまり変わらないような気がします。
引用元:Amazon
②他人に振り回されない方法を知るための本
価格 | 1,540円(送料無料) |
特徴 | ・人に振り回されないための対応について学べる本。 |
こんな方におすすめ | ・苦手な人から離れられずに困っている方。 ・もう人に振り回されたくない方。 |
メリット | ・振り回されないための考え方や、具体例が分かる ・人との距離の取り方について、考えるきっかけになる。 |
デメリット | ・行動を起こせるかどうかは人による |
▼良いクチコミ
根本的な考え方から、具体的な方法がまでレクチャーされてて、わかりやすかった。
引用元:Amazon
▼悪いクチコミ
分かりやすいし、実践レベルで書いてくださっています。でも、それを実行する勇気がないところをどうやって踏み切るかが分からない。
引用元:Amazon
まとめ
- まずは過去を振り返り、今までの気持ちを否定せずに吐き出してみよう。
- 「親も変だ!」と思うのは、どういう時?
- 自分が楽になるために、できる事ってなにがありそう?
- 実はその罪悪感、必要ないものかもしれないよ。
- 感情を良い悪いで判断して、捨てなくてもいいと思うよ。好きなだけ持っていようよ。
- 距離感って大事だよね。人もそうだし、感情も、程よい距離がないと疲れちゃうよね。
- 意識を変えると、感じるものも変わるんじゃないかな。
- 自分を守るために、できる事を探してみよう。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。