こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「発達障害ひらがな」についてです。

発達障害の学習障害(LD)をもつ子供は、ひらがなの読み書きが苦手な傾向があります。

学習障害の子供は、対人関係での大きな困難もみられず、授業中も集中して学習に取り組めているのに、読み書きが苦手。一体どうしてなんでしょうか。

学習障害の症状の1つに【発達性読み書き障害】と呼ばれるものがあります。
今回はこの発達性読み書き障害の特徴や原因、対処法について解説します。

発達障害の子供がひらがなの読み書きを苦手とする理由は?

発達障害は大きく3つに分類されます。

  • 自閉症スペクトラム症(ASD)
  • 注意欠陥/多動性障害(ADHD)
  • 学習障害(LD)

対人関係やコミュニケーションに困難が生じる、強いこだわりや執着がみられるのが自閉症スペクトラム症です。
じっとしていられない・落ち着きのなさが目立つなどの多動性がみられるのが注意欠陥/多動性障害です。

学習障害は、知的な遅れやコミュニケーション能力には問題はないのに、「読む」「書く」「話す」「計算する」といったことができない・苦手という特徴があります。

どれか1つのことが苦手なこともあれば、複数のことが苦手という場合もあります。本人は努力しているのにできないことが目立つため「怠けている」「努力が足りないからだ」と、障害と気づいてもらえないことが多くあります。

学習障害のなかでも、症状は細かく分類されるのですが【ディスレクシア】と呼ばれる読字障害があります。このディスレクシアの場合、文字を読むことや理解することが難しいといわれています。。

ディスレクシアとは

ディスレクシアとは、ギリシャ語で【dys(ディス)意味:困難・欠如】と【lexia(レクシア)意味:読む】という2つの言葉が合わさったものです。

言葉の意味のとおり、文字の読み書きに困難が生じるのですが、全く読めない・書けないというわけではありません。読むのに時間がかかる、読み間違いは多いがゆっくりとなら読むことができるなど、その症状の現れ方には個人差があります。

読み書きの問題のため、人と話をしたり会話をしたりする場面では特に問題は現れません。そのため周りには発達障害だと気づかれにくいのです。

本人は一生懸命努力をしているのに周りから「できない子」という目で見られてしまい「自分はどうせできない」と自尊心の低下に繋がってしまいます。

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京本
障害に対しての周りの理解が必要だよね。
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薄波
間違った理解がされないようにしていかないとね!

文字が読めない!ディスレクシアの原因①視覚情報処理の問題

引用:全国地域生活支援機構 ディスレクシア

人はどのように文字を見て、言葉を理解しているのでしょうか。

人はまず文字を目で捉えます。そしてその1音1音を脳の中で単語にまとめ、音に変換して自分の記憶の中の意味と結びつけて理解をします。

更に新しく覚える言葉に関しては、新しい言葉なのか、既に脳の記憶の中にある言葉かどうかの判断を一瞬で行い、記憶するのです。

単に【文字を読む】といっても、一瞬のうちにこれだけのプロセスを行っているのです。

この複数のことを処理する能力に、何らかの機能障害や脳の偏りがあると、上手く処理ができずに「文字がスムーズに読めない」「理解ができない」ということが起こるのです。

理解だけではなく、見え方そのものが私たちと違っている場合もあります。
こちらをご覧ください。

【見え方①霞む・ぼやけて見える】

引用:知ってほしい 障害児保育

【見え方②ゆがんで見える】

引用:知ってほしい 障害児保育

【見え方③左右が逆転して見える】

引用:知ってほしい 障害児保育

このように見えているとしたら、文字をすらすらと読むことがどれだけ難しいことかお分かりいただけますよね。
文字の見え方そのものが違うという、障害に対しての周囲の理解が必要なことは、言うまでもありません。

文字が読めない!ディスレクシアの原因②音韻処理の問題

引用:全国地域生活支援機構 ディスレクシア

人は耳で音を聞くと、脳内で1つ1つの音を認識してつなぎ合わせて単語をつくります。

例えば「ごはん」という言葉を聞いたとしましょう。すると脳の中で「3文字の言葉」「最初の文字は『ご』」「ごはん=食べ物」というように、瞬時に脳内で音が処理されます。

この処理が素早く行われないと、音を聞き分けて文字と音をつなぎ合わせて読むことが苦手、できないということになります。

音から文字への変換が苦手な場合、「お茶(おちゃ)」の「ゃ」、「コップ」の「ッ」などの小さい文字や「フルーツ」の「-」の理解が難しいといわれています。

ディスレクシアの特徴

ディスレクシアの特徴はこちらです。

ディスレクシアの特徴

・文字を滑らかにつなげて読めない。ぶつぶつと1語1語を区切って読む。
・読んでいるところを指なぞる。
・正しい句読点ではないところで区切って読む。単語ごとに区切って読む。
・読めない文字は読みとばす。
・「お」と「を」、「は」と「わ」などの同じ音の文字を間違える。
・「わ」と「れ」、「め」と「ぬ」などの似た文字を間違える。

ひとつひとつの文字は理解していて、ゆっくりであれば読める場合でも、まとまった単語や文章になると理解するまでに相当な時間がかかります。

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薄波
だから文章を読むのに時間がかかってしまうのね。ひらがなを読むことだけでも大変なんだわ。
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京本
読むことに必死で、内容を理解するのは二の次になってしまうのも分かるよね。

ディスレクシアのため困ることとは?

学習面、日常生活面、対人関係の面でよくみられる困難はこちらです。

①学習面

学習面では授業についていけない、できないことが目立ってしまいます。努力をしていないわけではないので、責めたり注意をしたりしてはいけません。頑張りを認めてあげる必要があります。

学習面での困難

・板書ができない。書くことが遅いため、ノートに書き写す前に消されてしまう。
・文字をつなげることが苦手なため、作文や日記が書けない。
・みんなと同じ課題や宿題をすることが難しい。

②日常生活面

知的な遅れはないので生活面では困ることは少なそうですが、文字が絡んでくると困難が生じます。

日常生活面での困難

・小さい文字を読むことや理解するのが苦手なため、小説などの本を読めない。
・文字の理解が遅いため、電車やバスの乗り換え表・時刻表をすぐに読み取れない。

③対人関係面

学習障害の場合、対人関係やコミュニケーション能力に問題があることはほとんどありません。
しかし、勉強ができない・勉強についていけないために生じる問題もあります。

対人関係面での困難

・勉強ができずにクラスメートにからかわれ、いじめへと繋がることがある。
・先生や親から勉強ができないことを叱られると、自信を喪失して内にこもってしまう。
・人と常に比べてしまい「どうせ自分は」と思ってしまう。

ひらがなの読み書きが苦手だと気づいてあげるポイント

学習障害やディスレクシアの子供のサポートで大事な点は「早く気づいてあげる」ことです。
早期発見ができれば、子供が努力していることを理解できますよね。大人たちに理不尽に叱られる・注意されなくて済むので、子供の自信や自尊心を低下させずに済みます。

早期発見のためにも、子供に現れる症状に気づいてサポートしてあげましょう。

◆就学前に現れる症状

  • 文字に興味を示さない
  • おいうえお表やアルファベット表にも興味を示さない
  • 絵本の読み聞かせ中も集中して聞いていられない、よそを見る

保育園や幼稚園に通い始める頃には絵本に興味を持つようになります。読み聞かせをしていても集中せずにほかの事に興味がいきやすい場合は、ディレクシアの傾向があるかもしれません。

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京本
しかし1つの項目に当てはまるからと、すぐにディスレクシアだと決めつけることはできませんよ。焦って決めつけないでくださいね。

◆学校生活で現れる症状

  • 短い文でも読むのを嫌がる。読んでもたどたどしい。
  • 黒板の文字をノートに写せない。
  • 文字の書き順が覚えられない。
  • 文章を読むときに、後半になると疲れて読み間違いが多い。
  • 筆圧の調整が難しい。
  • マスの中からはみ出さずに文字を書けない。

就学すると周りと比べてできないことが現れてきます。何度も同じ間違いをしたり、繰り返し練習しているのに上手くいかないときは「もしかしたら学習障害・ディスレクシアかも?」と考えてみてください。

ひらがなの勉強で大事なことは?

発達障害・ディスレクシアの子供は、どのようにひらがなや文字の勉強をしたらいいのか気になりますよね。

まず心がけることは症状に早く気づいてあげることです。

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京本
現れた症状に気づいたら、子供の得意と苦手を見つけてあげよう!
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薄波
得意なことで苦手なことを補ってあげると自信もついて、できることが増えてくわね!

何ができないかを見極める<気づき>

発達障害・学習障害と言っても、現れる特性や症状は人それぞれです。できないことも1人1人違います。
できないことが何かを見極めてあげましょう。

●曲線を書くのが苦手

文字を書くときに曲線が上手く書けないという場合があります。大人でも上手く曲線が書けない人もいますよね。直線だけの文字は割と上手に書けているのであれば、曲線を書くことが苦手なのです。

●直線を書くのが苦手

曲線と逆のパターンで、直線が苦手という場合もあります。まっすぐに線を引くことが苦手なのです。

●似たような文字が苦手

「は」と「ほ」のように、少し違うだけの似た文字の区別がつきにくく、間違うことが多い場合があります。

●左右逆転した文字を書く

先ほども述べましたが、文字の見え方そのものが私たちと違っていることがあります。左右が反転している文字を書く場合は、本人にはそのように見えている可能性もあります。どうしてそのような文字を書くのかを考えてあげてください。

できることを増やす

できないことをできる様にするには時間と根気がいります。しかしできることを活用して、苦手なことを克服していけば、ゆっくりでも成長することができます。

●曲線または直線のどちらかが苦手な場合

曲線のあるひらがな書くのが苦手なら、まずは直線のみで書けるひらがなを増やしましょう。
そして、直線がきちんと書けるようになった後に、少しずつ曲線が入った文字を書く練習をすると良いでしょう。いきなりハードルの高い曲線のひらがなを練習するのは、本人にとっては苦痛になってしまいますからね。

直線が苦手な場合は、まず曲線のひらがなから練習してくださいね。できることからステップアップしていくと良いでしょう。

●絵が好きな子供の場合

文字と音を上手く結びつけられない子供で、絵やイラストが好きな場合は、絵と文字が一緒になった教材を使ってみましょう。

興味のある絵やイラストがあれば、勉強することも楽しくなりますよね。遊びを取り入れながら勉強することで、楽しみながらひらがなを覚えられますね。

おすすめグッズ

【おすすめ商品:のりものドリル】


おすすめポイント

・オールカラーで写真が豊富!乗り物が好きな子供の興味を惹きつけること間違いなし。
・A5サイズでとってもコンパクト!持ち運びもかさばらずに便利。
・ひらがな1つ1つにイラストがあり、楽しみながら文字を覚えられる。

【レビュー】

・電車大好きな2歳の息子が、喜んで練習しています。オールカラーで写真も豊富なので、眺めているだけでも楽しいようです。あいうえお順ではなく、書きやすいひらがな順で並んでいるのも、練習しやすくて良いと思います。

・五十音表にもひらがなひとつずつにのりものの写真があり、いいです。息子は救急車が好きなので、いつも「き」を指差して笑っています。

・こどもが読みやすいように大きめの字や簡潔な言葉で名前、はたらきの説明文が書かれていたり 保護者向けには更に詳しい説明文もあり価格の割に十分読み応えある内容です。

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商品概要

参考価格:550円(税込) 送料無料  【楽天市場】 2021年6月現在
メーカー:ポプラ社
発売日: 2017年09月 
ISBN: 9784591155493

【おすすめ商品②ドラえもんかるた】

おすすめポイント

・子供に大人気のドラえもん!文字に興味がない子供でもかるたに興味を持ちやすい。
・楽しく遊びながら、ひらがなを覚えられる。
・家族団欒にもなり、コミュニケーションの機会になる。
・読み手を経験することで、声に出して読むことの練習にもなる。

【レビュー】

・ドラえもんが大好きな4歳になったばかりの甥にプレゼントしました。最初は絵を見て取っていましたが、何度か遊ぶうちにひらがなをちゃんと読めるようになり、カルタの読み手もできるようになりました。

・かるたやろうかるたやろうと喜んで自分から言ってます。遊びながら勉強になって良いと思います。

・絵の裏にひらがな、読み手の裏側にカタカナの記載もあるので五十音を並べたり自分の名前を並べたりと色々な遊びができました。

【楽天市場】ドラえもんおべんきょうかるたひらがな・カタカナ 商品レビュー
商品詳細

参考価格:1,047円(税込) 送料無料  【楽天市場】 2021年6月現在
メーカー:小学館
発売日: 2010年10月9日 
ISBN: 9784099415679

個々に症状に合った方法・道具を使う

文字を書くことが苦手な場合でも、学習にタブレットを使用することで勉強についていきやすくなります。
文字を書くことが遅いと悩んでいる子供が、タブレットを使って入力することで時間の短縮になり、勉強がはかどったというケースがありますからね。

ほかにも教科書の文字が小さくて読めない時は、タブレットでは簡単に文字を大きくできます。文節の区切る部分に線を引くこともできますよね。
今の時代はとても便利なものが溢れています。ぜひ、有効活用していきましょう。


1人1人に合う方法を見つけてあげると自信がつき、やる気もでてきます。そのように個々の特性を見極めてサポートしてあげましょう。

おすすめのタブレットアプリについて詳しくまとめた記事があります。
ぜひ参考に読んでみて、お子さんにピッタリな学習アプリを見つけてくださいね。

まとめ

発達障害の子供が、ひらがなや文字を読むのが苦手な理由はお分かりいただけたでしょうか。

「努力が足りないから」「勉強が苦手だから」「やる気がないから」という理由では決してありません。
親や先生、周りのみんなが【読み書き障害・ディスレクシア】についての知識を増やして、その子に合った方法でサポートしてあげましょう。

今回の記事をたくさんの人に読んでもらい、勉強についていけずに苦しんでいる子供の辛さを減らしてあげられることを願っています。