こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「発達障害の特徴と対応」についてです。
ここ数年、「発達障害」という言葉を耳にする事がふえた人はおおいのではないでしょうか。発達障害特徴は決して、子どもだけに見られるものではありません。発達障害と診断される大人がふえているのです。
発達障害を治すというお薬はありませんが、環境設定や周囲の配慮の方法を一工夫するだけで、生活に支障をきたさないようにする事ができます。
その対応の仕方を知識で得るだけでも、本人も周りの人も過ごしやすくなる事でしょう。その知識を今からご説明していきます。
目次
発達障害の特徴・大人
発達障とは、何か。発達障害は明らかに怪我をしているような身体的に症状が現れない為、周りの人から理解を得られるのは容易な事ではありません。
怠けではないか、努力が足りないのではないかと言われた事、そして周りの人は思った事はないでしょうか。
発達障害は親の関わり方や性格の問題ではありません。脳の制御の偏りによって支障をきたしてしまうのです。
また、大人の発達障害の人で訓練を行う事によって社会で円滑に人間関係を築いていく事はできます。詳しいやり方についてはこちらの記事に記載していますので、ご覧ください。
そしてもう一つ、大切な事は発達障害を知るという事です。
まずは、この3つの発達障害の特徴についてお伝えします。
自閉スペクトラム症
自閉症・汎性発達障害・アスペルガー症候群をまとめて表現した言葉です。約100人に1人にいると報告されています。性別では男性が多く、女性の約4倍と言われています。
特徴としては・・
- 社会的コミュニケーションをとるのが苦手
- 感情を共有する事ができない
- 長期の対人関係を築くのが難しい
- こだわりが人より強く、ひとつの事に関心が限定される
- 感覚過敏である
などがあげられます。
注意欠如・多動症
不注意と多動微動性が特徴です。子どもと大人で出てくる症状の形が違います。
特徴としては・・
- 集中力が持続しない
- 周囲で起きている事に気が散りやすい
- 物を無くしやすい
- 順序をたて、物事を進める事が難しい
- 待つ事が得意ではなく、イライラする
- 貧乏ゆすりをよくする
- 思った事をすぐ口にする
などがあげられます。
学習障害
知的な遅れは見られないが、読み書きや計算などの特定な学習が困難である事を言います。これは子どもの頃に発症する、大人になってから症状がでてくるものではありません。
特徴としては・・
- 文字をひとつひとつ読む(文章でまとめて読むことができない)
- 漢字を覚えることができない
- 文章を飛ばしてしまう
- 算数の計算をする事ができない
- 図形を理解できない
などがあげられます。
YouTubeでも発達障害の特徴を説明した動画があります。こちらもわかりやすく、理解を深めるのにおすすめです。
発達障害と併存症
発達障害特徴ではないですが、覚えておいてほしい事があります。発達障害の人は、約70%以上の人が1つの精神疾患をもっていると言われています。
精神疾患は不安症、抑うつ障害、てんかん、睡眠障害、発達性強調運動症など、人によってさまざまです。
発達障害の人は社会で失敗することが多く、周りから否定的評価を受けやすい。そしてコミュニケーションをとるのも難しく、周りから理解がされにくい為、孤立しやすい為です。
発達障害の人への周囲の配慮・環境
発達障害について知識を得たら、次はどのような対応や配慮が必要なのか。
発達障害ごとに配慮の仕方と環境設定についてお伝えしていきたいと思います。
自閉スペクトラム
社会的コミュニケーションをとるのが困難な為、何か伝えたい時は、視覚的情報から伝えるようにする。例えば、イラストでしてほしい事を伝えたり、次する事は何か、目に入る所に貼って置く。
言葉で伝えなくてはいけない時は「〇〇しない」という否定的な言葉ではなく、「〇〇しよう」と肯定的により具体的に説明してあげてください。
スモールステップを心がけるのも良い方法だと思います。いくつかのタスクがある中でもひとつひとつ支援していく事が最終的にスムーズに進む事ができます。
・視覚的に伝える(イラストの利用)
・否定的な言葉は肯定的な言葉に変える
・スモールステップ
注意欠如・多動
周りに起きている事に気が散りやすく集中力が続かない為、静かな環境や整理整頓ができている環境が良いです。
待つ事が苦手なため、順序が立てにくい。
自閉スペクトラムの人と同じように次、何をするのかイラストを描いた紙や写真をその都度、確認できるようにしておくと困る事が少なくなるでしょう。
・静かな環境・整理整頓ができている環境にする
・順序が立てやすいようにイラストで示す
学習障害
苦手な事・出来ない事ではなく、得意な事にフォーカスしてあげて下さい。その得意な部分をこなしていく事で自信に繋がり、併存症も緩和されていきます。
また最近では多様なツールがある為、迷わず使える道具は使い、出来ない箇所は他の人に頼める環境を作っていくこともスムーズに作業が進みます。
・得意な部分にフォーカスする
・使える道具は使い、頼れる人は頼る
自分で環境を選ぶ事も大事
ここまで、周囲の人が行うと良い配慮や環境についてお伝えしましたが、自分自身が身を置く場所の環境を選ぶ事も大事です。
発達障がいの人だけでなく、人は必ず向き不向きがあります。不向きの環境に無理している必要はありません。
自分の努力が足りないのではないかと思い込み、不向きの環境で頑張ろうとする。頑張る事は悪いことではありません。しかし、無理をしてまでもする必要はないです。
それは必ず、あなたに合った環境はあるからです。最近では、働き方も多様化してきました。逃げではなく、自分で自分自身に合った環境を選んでいくという事はとても素敵だなと思います。
自閉症やADHDの方の適した職業をこちらの記事で説明していますので、ご覧ください。
まとめ
いかがでしたしょうか。
- 大人の発達障害の特徴
- 周囲の配慮と環境
- 環境を選ぶ大切さ
についてお話させていただきました。発達障害について知る事が理解していくために大事な一歩となってきます。そして発達障害をマイナスで捉えるのではなく、プラスに考えていけるようにみんなで学んでいきたい事だなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。