こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!
本日は「発達障害の方が恋人や結婚相手と出会う方法」についてです。
「恋人が欲しい!」「結婚したい!」そう思ってもなかなか身近に出会いってないものですよね。
発達障害を持っていると、相手との距離の取り方が難しかったり、異性とのコミュニケーションの取り方に悩んだり…。余計にハードルが高く感じるかもしれません。
「この先もずっと恋人が出来なかったらどうしよう…。」そんな風に悩んでいませんか?
この記事では発達障害をお持ちの方がパートナーを見付けるためにはどんな方法があるか?最新のアプリなどを紹介します。
目次
発達障害の方が出会いを見付ける方法
恋人であれ友達であれ、長く交流できる相手を見付けたいなら相手の事を良く知りたいし、自分自身の事、特に発達障害の事を知ってほしい、そんな方も多いのではないでしょうか。
相手にご自身の発達障害を知ってもらった上で、無理なく交流できるおすすめの方法2つをご紹介します。
マッチングアプリ
令和における最強の恋愛ツールと言っても過言ではない、マッチングアプリです。私の弟もマッチングアプリで出会った彼女と今年入籍します。
職場や友人のなかにもマッチングアプリで恋人と出会ったという人が結構たくさんいます。
そんな令和の時代の出会いの主流、マッチングアプリは発達障害をお持ちの方にもおすすめです。その理由と、おすすめのマッチングアプリはなど項目で説明します。
相手の事を知りやすく、自分の事を知ってもらいやすい
マッチングアプリはプロフィールが充実しているので、自分自身の事を相手に知ってもらいやすく、また相手がどんな人なのかも知りやすいです。
アプリによっては「つぶやき機能」や「日記機能」があったり…。様々なコンテンツがあるので、直接会う前に自分がどんな人間なのかアピール出来ます。
発達障害の特性で相手との会話によるコミュニケーションに不安がある方や、自分に発達障害がある事を相手に知ってもらった上で会いたい方におすすめです。
マッチングアプリには様々な種類がありますが、中でも私のおすすめは「コミュニティ機能」が付いたものです。
アプリ内に様々な「コミュニティ」があり、所属することで自分がどんなカテゴリーに属する人間か相手に知ってもらう事が出来るのです。詳しくは次でご説明します。
「コミュニティ機能」が付いたマッチングアプリがおすすめ!
より詳しく自分の事を知ってもらったり、相手の事を知るために、おすすめなのは「コミュニティ機能」があるアプリを使用することです。
みなさんはmixiを使ったことがありますか?mixiはTwitterやInstagramが出て来るより前の2004年頃から登場したSNSです。
日記を書いたり、紹介文を書いてもらったり…。ほとんどの人がアカウントを持っていたと言っても過言ではないくらい流行っていましたよね。
そのmixi内にも「コミュニティ機能」がありました。
興味のあるコミュニティに参加してその中で友達を作ったり、プロフィールに参加中のコミュニティが表示されるので、その人がどんな事に関心があるのか一目でわかり、検索機能で同じ趣味の人を見つけやすいという利点があります。
本当に色々なコミュニティがあります。
大事な意思表示の手段だね!
発達障害がある方におすすめなマッチングアプリはこれ!
数あるマッチングアプリの中で、発達障害をお持ちの方におすすめしたいのは以下の3つです。
・Pairs(ペアーズ)
・Omiai
・マリッシュ
Pairs(ペアーズ):コミュニティ機能ありで出会いを見つけやすい!
Pairs(ペアーズ)
会員数:1000万人数以上
年齢層:20~30代
目的:恋愛、婚活
月額料金:男性:3590円~ (女性無料)
コミュニティ機能のキーワード検索で「発達障害」など自身に関連するキーワードで検索してみましょう。
障害に関して幅広いコミュニティが見つかります。
コミュニティ機能を活用することで、同じ境遇の人や自分と似たような状況の人と繋がりやすくなります。
・会員数が国内最多の1000万人以上。
・アクティブ会員が多い。
・コミュニティ機能で同じ境遇の人や、発達障害に理解のある人を見つけやすい。
Omiai:キーワード検索を活用すれば理解者を見つけやすい!
Omiai
会員数:600万人以上
年齢層:20~30代
目的:恋愛、婚活
月額料金:男性:3980円~(女性無料)
Omiaiは真剣な出会いを探している人が多く、会員のほとんどが婚活目的で利用していると言います。
Omiaiではフリーキーワードで検索ができるので、同じように発達障害がある人や理解者を見つけやすいです。
またキーワードをプロフィールに表示されるように設定できるので、自分自身の事を人に知ってもらいやすいという利点があります。
・真剣に結婚を考えている人が多い。
・アクティブ会員が多い。
・キーワード検索が出来る。
マリッシュ:障がい者向けコミュニティあり!
マリッシュ
会員数:約100万人
年齢層:30~40代
目的:真剣婚活
月額料金:男性3400円~(女性無料)
シングルマザー・シングルファザーなど離婚経験がある方も多く登録しているマッチングアプリです。
またペアーズやwithと違い40~50代以上の方の利用も多く全体的に大人向けで落ち着いた雰囲気があると言えます。
今どきの若者のノリが疲れてしまう、人付き合いに困難がある発達障害の方も安心して利用できそうです。
また真剣に出会いを探す方が多いので冷やかしに遭ってつまらない思いをする頻度も少なそうです。
障がいに関するコミュニティが存在するので同じ境遇の人や発達障害に理解のある人と出会いやすいと言えます。
平均3カ月半でカップルが誕生するという実績があります。
・障がい者向けコミュニティがある
・年齢層高めで落ち着いた雰囲気で利用できる。
・真剣に出会いを探しているユーザーが多い。
・平均3カ月半でカップルが誕生しているという実績あり。
友達に紹介してもらう
発達障害を超えた、「あなたの良さ」を知っている友人からの紹介があったらお願いしましょう。
発達障害の有無に関わらずですが、やはり友人の紹介は有効な手段ですね。
また友達以外でも、職場の先輩後輩や同僚から紹介してもらうというのもいい方法だと思います。
あなたの友人ならあなたの良さをきっとたくさん知っているはず。職場の同僚からの紹介の場合は仕事面でのあなたのがんばりを見てくれているのではないでしょうか。
発達障害を超えたあなたの良さを友人や同僚からお相手に話してもらった上で会えたら理想的ですね。
かくいう私も夫との出会いは友人からの紹介でした。
プライドを捨てて「紹介して!」と周囲の人に言っておく
まず「恋人募集中です!」とエントリーしておけば、周囲の人が「誰か紹介出来る人は…」と考えたときに候補に上がれます。
「今は仕事が大事だから恋愛って気分じゃないの」なんて言ってたら誰もいい話を持って来てくれません。
とは言え、誰彼構わず「紹介して!」言いまくっていたら周囲の人たちからの信頼が落ちます。あくまでも軽く言って置くことが大事です。
「いい人居たら紹介して!」と条件を付けない事
私自身、友人に男性を紹介したことがありますが、「いい人を!」と言われるととても気を遣います。
条件と違っても交流してみたら自分と合っていたという事もあるので、どんな人とでもとりあえず交流してみる事をおすすめします。
ただし、発達障害に理解がある人限定なのは言わずもがなですが。
必ず紹介者に感謝の気持ちを伝える事
紹介してもらった人が例えどんなに自分と合わなくても紹介者には必ず感謝を伝えましょう。
紹介者は時間と労力を使って紹介してくれたのです。お礼を言った方が気持ちいいし、また紹介してあげよう!という気持ちになりますよね。合コンに誘ってくれたり、また機会があれば紹介してくれたりするかもしれません。
私が紹介したときの経験ですが、紹介した時点では「ありがとう」と言われましたが、その後どうなったのか一切報告がありませんでした。
どうやら実際に会ったらしいのですが、何も言われないので「よっぽど合わなかったのかな?」「嫌な思いをさせてしまったのかな?」と紹介した身としてはとても心配でした。
「こんなに気を遣うならもう紹介なんてするのやめよう…。」と思った事も。
逆に他の友人ですが、「〇〇さんと会ったよ!楽しかった!ありがとう!」と何度も丁寧にお礼を言ってくれた子もいました。
カップルにはならなかったのですが、「紹介しようと尽力してくれた事が嬉しかった」と伝えてくれました。
この友人にはまた誰かいい人がいれば紹介したいと思いましたね。
紹介してもらったらそれで終わり!ではなく、次また紹介してもらうためにも感謝を伝えるのは大事です。
それ以上に、まず今の繋がりを大切にする事が新しい出会いを作る上で大切な事だと思います。ご縁ってそういうものですよね。
発達障害がある方は恋愛や結婚に向いてない?
「発達障害 恋愛」で検索すると、「難しい」「依存」「諦め」などのマイナスな言葉が検索候補に上がって来ます。
それだけ恋愛に困難を抱えている発達障害の方が多いという結果だと思いますが、なぜ発達障害があると「恋愛」やその先にある「結婚」が難しいのでしょうか。
発達障害の特性が現れてしまい相手を傷付けてしまったケース
発達障害の特性が恋愛面で強く表れてしまうと、せっかく上手くいっていた恋が悲しい結果になってしまう、という事があり得ます。
私の、ASD(アスペルガー症候群)を抱える友人(女性)が、その特性の影響が出てデートで失敗してしまった話を教えてくれました。
友人が20代前半の頃のお話です。
友人に好意を持った年下の男性が現れました。
その男性にまだ確かな恋愛感情を抱いてはいないものの、「これから好きになるかもしれないな?」と思っていた友人。
ある日その男性からドライブデートに誘われてOKしました。
事前に聞いていたデートプランはカフェで食事をしてからカラオケに行くというもの。
当日は食事をした所まではとても楽しかったそうですが、これからカラオケ店に向かおうというタイミングで事態は急変します。
男性が運転する車はカラオケ店には向かわず、「このあとサプライズがあるんだ!」と告げられます。
そこで友人のASDの特性が強く出てしまいます。
彼女は予定が急に変わったことでパニックを起こし、男性を強い口調で罵倒してしまったのでした。
イライラした態度も出てしまい、その日以来その男性からのアプローチは一切なくなったといいます。
アスペルガー症候群の傾向の一つとして、予想していないことが起こると頭の中が真っ白になったりパニックを起こしたりしてしまうというものがあります。
このエピソードはそんな傾向が強く表れてしまったものだと言えそうです。
▼発達障害の特性の中で、恋愛の障害になり得そうなものを以下にまとめました。
・その場を空気読むことが困難
・人との適切な距離感がわからない
・状況に応じて行動や気持ちを切り替える事が困難
・急な予定変更があると混乱する
・例え話やジョークなど通じづらい
・相手からの言葉の理解が独特でわかりあえない事がある
・生活パターンに自分なりのルールやこだわりが強くある(場所、時間、やり方など)
・忘れっぽい
・落ち着きがない
・カッとしやすい、怒りっぽい
・思い付いたらすぐ行動してしまいがち
・相手の話の途中で割り込んでしまいがち
・遅刻しがち
Twitterなどでも、発達障害の方の恋愛面での不安の声が多く見受けられました。
発達障害者ならではの恋愛の悩み、どう解決する?
発達障害をお持ちの方がより良い恋愛や結婚生活を送るために、どんな事に気を付けたら良いでしょうか。
まずは自分の障がいを知る
《自分自身の障がいを知るメリット》
・自分やパートナーが生きやすくなるための知識を仕入れる。
・客観的な視点で自分自身を見られるようになる。
・同じ障がいを持った人同士でわかり合える
本当の自分自身を知る事で自分やパートナーが生きやすくなるということがあります。自身の障がいやその傾向、対策を知れば、自分を客観的に見て冷静になったり、同じ障がいを持った人同士で苦悩を分かち合う事が出来るからです。
私にはHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)という持って生まれた気質があります。
HSPとは、生まれつき非常に感受性が高く敏感で繊細な気質を持った人のことです。5人に1人がこの気質を持っていると言われています。他人の行動や言動に傷付きやすく、また音や匂い、光にも敏感なので様々な外的刺激に対してストレスを溜めやすいという特徴があります。
自分がHSPである事を知ったのは34歳の頃でした。
それまでの人生、自分は周囲の人達と何か違うと感じ、生き辛さを抱えながらも「みんなも同じように大変なんだから私だけ甘えるのは良くないよね」と自分に鞭を打ち続けていました。
その無理が甘えられる唯一の存在である夫の前で出てしまい、本意ではない言葉や行動で夫を傷付けてしまった事もたくさんあります。
HSPの事を知ったときは衝撃でした。全身を雷に打たれたような感覚で、「生きづらさの原因はこれだったんだ!!」と思いました。
自分の手に余ったパズルのピースが全て綺麗にはまったかのような感覚がありました。
それからというもの、私は自分自身をたくさん褒められるようになりました。HSPの特性からして苦手な事に立ち向かったときは「お疲れ様」と自分自身に声を掛けています。
HSPの影響で夫に対して嫌な態度を取ってしまいそうなときは「HSP出ちゃってるね!」と自分自身に警告しています。
障がいを認める事は勇気が要りますよね。その苦悩は私などが測り知る事が出来ない程のものだと思っています。
しかし障がい認めて、自分自身について知る事が出来たら、生きる事がそれまでよりずっと楽になることは確かだと思います。
もしまだ確かな診断を受けていない場合は専門機関に相談してみてはいかがでしょうか。
パートナーに自分の障がいを伝える
パートナーに自分の障がいを伝えておくと以下のようなメリットがあります。
《パートナーに自分の障がいを伝えるメリット》
・自分の障がいと向き合う姿勢をパートナーに示せる。
・パートナーから、「何を考えているかわからない」と思われてしまう状況を防げる。
・パートナーに発達障害のことを知って貰えるきっかけになる。
パートナーが発達障害を抱えている場合、情緒的な面で信頼関係を築く事が難しい場合があります。
結婚して共同生活が始まると、言われなくても何となくパートナーの状況を察して思いやりある行動することが良い夫婦関係を築く上で大切ですが、発達障害の特性があると「察する」という事や「言われなくても自分で気付いて行動する」ということが難しい場合があります。
そのような状況下で「発達障害の自覚がない」というのはパートナーにとってとても辛いことです。
自分自身で障がいを知り、パートナーにも知ってもらう。
その方が何か問題が起きた時にも対策しやすい、という事もありますし、2人で問題に取り組みやすいのかもしれません。
発達障害を扱ったエッセイコミックを読んでみる
《発達障害を扱ったエッセイコミックを読むメリット》
・作者の経験談を通して、発達障害について知ることが出来る。
・パートナーに障がいについて知って貰いたいとき、字だけの本より面白くてわかりやすい。
・発達障害当事者やその家族によって書かれた作品は共感出来る事が多く、悩みやモヤモヤしている事がスッキリする。
発達障害当事者にも、そのパートナーにもぜひ読んで欲しいのが発達障害を扱ったノンフィクションコミックです。
本や電子書籍を購入するのが一番ですが、色々な作品を無料で読みたいなら、Instagramで検索してみると様々な発達障害をテーマにした漫画のPOSTが出てきます。
発達障害当事者やそのパートナーが描いた作品をたくさん読めるので、発達障害を第三者の視点で客観的に見る事ができます。
発達障害をお持ちの方が恋愛したり結婚したりするために大切な事を漫画でわかりやすく読むことができるので、気軽かつ多くの気付きを得られそうですね。
Instagramでノンフィクションコミックが面白い、ためになると思ったら、本を買ってみるのもおすすめです。
出版社 | 知恵の実文庫 |
著者 | 野波ツナ |
価格 | 682円(税込) |
おすすめポイント |
アスペルガー症候群である“あきらさん”の奥さん目線で描かれたストーリーです。 口コミ欄でアスペルガー症候群当事者の家族からたくさんの共感を得ています。 アスペルガー症候群の方を家族に持った悩みや苦悩を可愛いタッチのイラストでコミカルに描いており、読みやすいと好評です。 アスペルガー症候群家族から「モヤモヤが晴れてスッキリした」とのレビュー多数です。 |
出版社 | ぶんか社 |
著者 | 沖田×華 |
価格 | 1100円(税込み) |
おすすめポイント |
障害を抱えながら努力し漫画家として大成した作者に勇気と希望を貰える作品です。 発達障害者の日常をメインに描かれているので、障がいに悩む方からたくさんの共感を得ています。 作者自身が発達障害者として直面した様々な出来事をコミカルに描いています。 |
出版社 | ぶんか社 |
著者 | 沖田×華 |
価格 | 1100円(税込み) |
おすすめポイント |
発達障害を抱える作者の日常をギャグ要素いっぱいに描いた本作は、人に理解されにくいという重いテーマを扱っていながらとても面白くてテンポが良い、読みやすい内容となっています。 発達障害者として生きる作者の日常はさまざまな試練の連続ですが、めげない作者の生き様に、発達障害者もそうでない人も励まされます。 発達障害への理解も深まります。 |
まとめ
・発達障害をお持ちの方が出会いを探すならマッチングアプリがおすすめ。
・マッチングアプリの「コミュニティ」の機能を活用する。
・発達障害をお持ちの方が幸せな恋愛や結婚をする秘訣は自分自身が障がいを知る事。
・パートナーに発達障害を知ってもらうことは、相手の不安を軽減するためでもある。
最近どんどん増えている数多くのマッチングアプリの中から、発達障害の方におすすめなアプリを紹介しました。
利用するアプリによって雰囲気やユーザーの傾向が違います。自分に合ったものを探してみてください。
あなたが最高のパートナーと出会えますように。この記事が少しでも参考になったら嬉しいです。