皆さんこんにちは!本日も知って役立つ情報を皆さんと共有していきます!今回のキイワードは、「発達障害何科」です。発達障害と診断されたら、何科を受診したらよいのか、について考えていきましょう。

 

発達障害は、病気とは分類が異なります。つまり、病気の場合はほっておいて様子見でいつか治りますが、(重篤なものを除きます。)発達障害は放置では治りません。

では、どうしてあげたら、あなたの家族は状況が好転するのでしょう?結論としては、小児科や内科を通じ専門医がいる大学病院などの、小児神経専門医や発達障害診療医がいる場所に行くのが一番いいのです。なぜなら、一人一人は同じ環境で生きていないからです。

学校に通う学童と、保育園幼稚園に通う幼児と乳児、成人では、環境も全く違います。だから、一人一人きめ細かな対応をしてくれる専門医と共に、困難を乗り越えていくのが一番安全で確実な道のりになります。

どうやったら、あなたの家族が日常の困ったことを克服できるのか知るためにも、専門家のいる病院へ行ってみましょう。

発達障害と診断されて、どこに受診するのかと迷ったあなたに

発達障害とは、乳幼児期から主に学校に通っている間に発見される事が多いのですが、最近は大人の発達障害の方も増えています。

発達障害といわれると、自分でもいろいろ考えてしまい、不安を感じたりすると思います。

まず、どこに相談していけばいいのか。きっとそのことが一番気になると思います。

 

発達障害は先天性な脳の機能障害とされているので、最初は大人なら内科に受診して相談するといいでしょう。専門の医師がいる病院を紹介してくれます。

子どもの場合も家庭医が専門機関と連携をとってくれるので、主治医に相談すべきです.普段通っているところが耳鼻科などの専門機関であっても、発達障害専門医との直接な繋がりがない場合もあります。そのため、なるべく小児科を受診し、相談されてみてください。

 発達障害の診断が受けられる病院は?

診療できる病院

診療領域)に発達障害自閉症、学習障害など)といった表示がされていたり、小児神経疾患の専門医がいるとされている病院です。

「専門外来」

児童思春期専門外来や、発達障害専門外来の文字があるところも診療できます。専門医というのは、小児神経専門医か発達障害診療医師になります。ただ、その専門医は非常に数が少なく、常駐しているかは確認の必要がありますし、順番待ちの問題が常にあります。

利用できる専門機関や福祉機関

サービス福祉機関はあちこちにあります。最初は、そこを訪ねて相談からでもいいでしょう。また、診断は年齢が幼いとはっきりとつかず、病院に行っても、おそらくこの範囲内の発達障害、といった表現になりがちです。

今のお子さんの年齢や困っていることの内容や、ほしい支援など、細かいことを市役所や区役所の福祉課や子供課に相談すると、案内を受けることができて、自分たちが知りたかった内容にたどり着くのが早くなるでしょう。

そのうえで、受診する必要があるかを考えてみてもいいと思います。

地域における支援専門部署

区や市町村で相談支援専門の部署が存在します。地域の医療関係の病院や専門機関の場所など、詳しい情報をリストアップしてあるので提供してくれます。

ホームページ検索

ホームページ上では、医療機関ごとに発達障害に対しての対応が可能な場所や個別の心理相談や悩み相談言語療法や作業療法を行っているかとか、養育のしかたなどの情報がまとめられています。それを利用して提供してもらえる内容を自分で知る事ができます。

注意点

受診や診断を受ける際の注意としては、病院などは増えてきているのになかなか自分の順番が来ず、何か月も待たされたりすることがある事です。

医師や専門家には限りがあり、一人一人にきめ細かな診断をするために実際の診療の場では個人個人に時間をかけて応対しています。

そのために、順番待ちや予約待ちの問題はどこもあるので、それを知っていてほしいと思います。

もう一つ、定期的に発達障害の診断を受けなおす時期というものがあり、その数か月前は非常に混雑するので、その期間は避けたほうが待たずに済みます。

下記には、病院以外で養育相談や専門機関の紹介ができる支援機関や窓口を一覧にして出します。ここは、相談する際の一つの目安になるはずです。

    (発達障害の場合に相談と連携が可能な支援機関)

機関名 障害に関する連携事項
保健所・保健センター 発達相談や療育相談、1歳6か月健診や3歳半健診
児童相談所 発達や療育に関する相談、療育手帳の交付に伴う障害の判定
市町村相談窓口 子供と家庭に関するあらゆる相談の窓口
児童家庭支援センター 児童相談所を補完する機能を有する相談窓口
福祉事務所 障害児保育や特別児童扶養手当などの給付手続き
民生委員・児童委員 厚生労働大臣の委嘱を受け、地域の福祉に関する相談に応ずる
教育委員会・教育相談室 一般の教育相談に加え、障害児の就学に向けた相談や支援の応ずる
学校 スクールカウンセラーによる相談
医療機関 医師による障害の診断、必要に応じて治療投薬
児童発達支援センター
児童発達支援事業所
障がい児とその家族への相談支援機能
障害児保育を行う保育所等への訪問支援機能

なお、受診した場合にどのような方法で診断されるかを、次に紹介していきます。

発達障害と検査について

発達障害とは

先天性な脳の機能障害であると位置づけられています。

具体的な原因はよくわかっていません。

最初は、保護者や子供自身へのヒヤリング(どのような場面で困っているか、どういうときにそうなりやすいか)を、丁寧に聞き取ることから始まります。

その後、(子供の場合)専門の心理士が行動を観察したり、関係者から聞き取りをしたりしていきます。その過程が済むと、発達障害のリスクを検討するためのスクリーニング検査が行われます。

【発達検査について】

乳幼児は知能の発達が進行している状態なので、知能として測定することが難しくなります。そのため、保護者や関係者とともに、聞き取りや面談によって進んでいきます。

円城寺式・乳幼児分析的発達検査

・0~4歳8か月の子供に適応される。

・「運動(移動運動、手の運動)」「社会性(基本的生活習慣、対人関係)」「言語(発語、言語理解)」

乳幼児精神発達診断法(津守式)

・0~7歳に適用。3種類の用紙があり、「1~12か月」「1~3歳」「3~7歳」に分かれている。

・「運動」「探索・操作」「社会」「食事・生活習慣」「言語」の5領域をもとに診断。

KIDS乳幼児発達スケール

最新式。4種類があり、障がい児用がある。知能指数ではなく、発達指数(DQ)を診ていく。

・0~7歳に適用。質問型。用紙がA(1~11か月)、B(1~2歳)、C(3~6歳)、T(発達遅滞児)に分かれる。

・「運動」「操作」「理解言語」「概念」「対子ども社会性」「対成人社会性」「しつけ」「食事」

発達年齢と発達指数

・発達年齢(DA:Developmental Age)と発達指数(DQ:Developmental Quotient)

・DQ=DA/CA(Chronological Age:生活年齢暦)

発達指数とは、発達検査によって知ることができる、発達年齢(発達の状態がどのくらいの年齢と同じか)を、生活年齢(何歳の子供か)で割って、100をかけて算出されたものです。発達年齢と実際の年齢が同じなら、100と計算されます。

発達指数とは、子供の発達の基準を数字にしたものです。

子どもが成長していくには、それぞれの発達段階にあった関わりや対応が必要になります。そのため、発達の状態を客観的に知る物差しの一つとして発達指数が使われています。

発達検査は、診断名がつく確定検査ではありません。客観的なデータをもとに、保護者が自分の子供に対して見通しを得られるように作られています。

【知能検査について】

発達検査と並んで、ともに受けてもらうことがあるのが知能検査です。

知能検査とは

集団式検査と個別式検査があります。(この検査では、話を聞いていない子供は結果が低くなります。)

・集団式知能検査 紙と鉛筆で答えるもの→個人検査に比べて信頼性や妥当性が低い

・個別式検査→検査をする人と検査を受ける人が一対一で行う検査

知能検査は、認知発達の水準を評価してその人の得意な分野とそうでないものをわかりやすくしたものです。発達支援や学習指導の方向性を考える際に使われます。

発達検査や知能テストが全てを決定する?

知能指数は、神でなく人間が作ったもので、その時の状態を測るための物です。絶対のものではありません。また、その子供の未来を数値化するものではありません、だから、結果を見て不安にならないでください。

個人の発達や状況の変化について

好転する時期は、その子によって訪れる時が違うものです。将来が暗いとか、悲観はしないでください。子供は、未来を生きていくものだし、「よりよくなろう」としている尊い存在ですから。

子供さんが(もしくはあなたが)障害者であるとわかったときに。

最初は戸惑いや怒り(どこに対してか、また誰に対してかもわからない、怒りのぶつけようがない感情)を抱かれるかと思いますが、それは主に、自分(子供の将来など)にとって見通しがつかなくなったことへの不安や苛立ちからくるものではないでしょうか。

発達障害がどのようなものかわかってくれば、対処方法も習得できます。わからないものがあるのなら、「見通し」がつく状態へと変えていきましょう。

発達テストを受けることでわかること

発達テストは、「次にどうすべきかの方向」を示してくれます。

数値とデータがあらわしているものは、あなた(もしくはお子さんが)どのようなときに、生活上で(仕事や集団保育の中で)困っているのかという内容の具体例です。

それをもとに、発達障害があることで「わかりにくくなっていること」を、本人にとって「わかりやすい状態」にしていく道筋を示してくれます。

担任の先生がいるなら、保育園幼稚園小学校などに結果内容を伝えて、保育なり学習なりに活用してもらう事が可能になります。そうすることによって、お子さんを取り巻く環境を、本人にとってよりわかりやすくしてあげるのです。

養育の悩みを抱えている場合

例えば不登校などで悩んでいた場合、子供さんには言葉ではうまく表現できないつらさ交わりにくさなどがあったりしますが、それをうまく自分の言葉に置き換えて表現できなくなっていたりします。知能検査や発達検査を受けることで、お子さんの今の状態が保護者にとって理解しやすくなります。

発達検査結果

子供さんの行動のパターンや「こうなりがちであると推測される。」など、今現在困っているであろうことが、いくつかの場面によって項目ごとに詳しく解析されています。

この検査結果には、実際に子供が自分の言葉で説明が難しくなるであろうことの補足説明やパターン予測も具体的な例として記されているので、保護者がよりよく自分の子供を理解するのに役立ちます。

発達検査の最大のメリット

子どもが何に困っているのかを理解したうえで、次の見通しを保護者(もしくは本人)が立てやすくなることです。学校や保育園などで小さいときからその子供に最も適した環境と支援を与えてもらえるかどうかはその後の成長に非常に重要となってきます。そのためにも、早い段階で本人が十分な支援を受けられるようにしてあげることが望ましいのです。

発達検査を受けた際起こりえるデメリット

「そうかもしれない」と思って発達検査を受ける(受けさせた)保護者や、本人であるならともかく、そうでない場合は検査結果が「寝耳に水」となってしまい、その後の「発達障害を受け入れる」までの道のりがつらくなってしまいます。

軽度の発達障害は、発見が遅れがち

明らかな重度の発達障害と違い、軽度だと気付きにくい事がよくあります。発達検査を受けることによって、「得意であるもの」「不得意であるもの」がよく見えてきます。専門家の意見をもとに、落ち着いて「見通しのつく状態」を手にしてほしいと思います。

 全国の発達障害を診察する病院

発達障害の診断を出してもらうのが可能な病院の一覧を下に張り付けておきます。

(発達障害の診察が可能な全国の病院)

養育手帳について

また、発達検査を受けることになったのは、支援機関や医師(専門機関の)主治医から、「お子さんのために診断(発達検査)を受けて、診断が降りたら養育手帳をもらいませんか。」と、促されたり誘われたからだと思います。

発達の診断は、検査を受けなければ障害名もわからないままになります。障害名を知るために知能検査や発達検査を受けますが、受けるのはほぼ、療育手帳等を交付してもらうためです。

誘われたのは、子供さんの進学や進級の際にお子さんに寄り添って支えてくれる(必要に応じて代弁や保育、学習指導を行う)もう一人の担任を付けてもらうためだったり、公共機関でパスや通学の補助金の一部が支給されたりするなど、国からの手厚い支援があるからです。

また、診断結果が重度であったら、病院へ度々通う必要が出てきたり、投薬を必要とする場合があります。(しかし発達障害は病気ではありません。) そのため、自治体によって対応が違ったりもしますが、補助があります。

「医師とそりが合わない」ときは

病院や専門機関にも、行ってみると、「この先生は自分たちには合う、でもこの○○先生はどうしても好きになれない。」とか、悩んでしまったら、一か所の病院にこだわる必要は全くありません。インフォームドコンセントは、誰にでも使えます。

他の病院なり支援機関なり、行ってみてください。全国の発達障害の受診可能な病院一覧は、上記にリンクがあります。

なお、診断診察には「保険」が適応されます。普通の病院と全く変わらないので、保険証医療費助成受給者証などとともに、母子手帳なども持っていくとよいと思います。

まとめ

自我がはっきりしてくると、養育の悩みも増えてきます。「育てるのがなんだか難しく思える。私はダメな母親だろうか。」とか、「生活しているだけ、日々の暮らしをただ続けていたいだけなのに、なんでこの子はこんなに嫌がったりしてしまうのだろう。家事なんかやれない。」とか、自分だけでは、どうにもならない課題が出てきたら、支援サービスの相談員と話してみたり、小児科で相談するとか、してみてください。

周りは、あなたと子供をただ心配してみているだけなのかもしれません。