こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!
本日は「発達障害の色へのこだわり」についてです。
こんなお悩みを抱えている親御様、朗報です!
この記事では以下について書いていこうと思います!!
・発達障害の子が持つ色へのこだわりって?
・なぜ色へのこだわりが強いの?
・どう対応したらいいんだろう
お店で商品を並び替えたり、思い通りにならないと癇癪を起こしたり、対応するのは大変だと思いますが、否定してばかりだとお子様の大切な個性を潰しかねません。
目次
発達障害の子が持つ色へのこだわりとは?
お子様に、以下のような特徴はありませんか?
- 自分の思い通りの色の並び方じゃないと気が済まない
- 特定の色が異常に好きもしくは嫌い
例えば小さい頃から大好きな色があり、その色の物、食べ物、服などを与えると喜んだり、何色かある場合は、自分が思い通りの色の順番に並び替えたりします。
もし、このように色に対して強いこだわりがあれば、発達障害の中でも自閉症(ASD)の可能性があります。
また、ある研究では、自閉症の子供は他の子に比べて黄色を嫌がり、その代わりに緑色を好むという研究結果も出ています。
正高信男京都大学霊長類研究所教授とマリン・グランドジョージ レンヌ第一大学講師は、ASDの特徴のひとつと考えられる知覚(感覚)過敏の中でも色彩に着目し、ASD児の色彩感覚にどのような特徴がみられるかを調査しました。6 色の好感度を調査した結果、ASD児は黄色が苦手で緑色を好む傾向があることが分かりました。
自閉症スペクトラムの子どもは黄色が苦手で緑色を好む傾向を確認 ―発達障害による特異な色彩感覚―
なぜ色へのこだわりが強いのか?
色へのこだわりは自閉症の知覚過敏と言う特性に当てはまることがあります。
自閉症の子供は、音や光、触感が人に比べて敏感な場合があるようです。
そのため、普通の声で話していても「怒られた」と感じたり、テレビなどがとても眩しく感じたり、あるものを触ることを異様に嫌う、またはずっと触りたがるといった特徴が見られます。
発達障害と色に関して、こちらの記事もぜひご覧ください!
色のこだわりにどう対応する?
お店の色ペンの配置が気に入らなかったり、学校の教科の色が気に入らないなど、家の外でこだわりを見せるとどう対応していいのかわからず、大人が困ってしまいますよね…。
自宅内なら好きにできても、お店や学校などの公共の場では、触られると嫌な人や、ダメなものもありますし…。
これに対して、次のような対応ができると思います。
・他人のものは極力触らない、触らせない
・家庭で存分にできる環境作り
・自宅では好きな色をできるだけ周りに配置
お店などでは触らない代わりに、家の本や、おもちゃは好きなように並べられる環境を作ると家の外でも我慢できるかもしれません。
いろんな色が入っている色鉛筆を購入すると、本人のやりたいようにたくさんの色が並び替えられたり、こだわりを存分に発揮できていいですね。
こういった色へのこだわりを活かして、将来デザイナーなどの職業に就く方もいらっしゃいます!
また、色の好き嫌いが激しく、苦手な色に囲まれていると落ち着かなかったり、不安がることもあります。
カーテンの色や、ベッドシーツの色など、簡単に変えられそうなところから変えてみましょう。
番外編:勉強ができない理由はノートの色だった
今回紹介するのはこちらです。
こちらは、発達障害の人から考案されたノートです。
色に敏感な発達障害の人からの、「白色がとても眩しく感じる」と言う声を取り入れています。
ノートの色も、発達障害の人がどの色が見やすいかアンケートをとり、レモン、ミント、ラベンダーの3色展開で、自分にあった色を探せます!
また、罫線があると字が書きにくいという発達障害の特徴にも対応しています。
私も実は発達障害と診断されているのですが、小中学生の頃、マス目の中や、罫線に沿って字を書くことがすごく苦手でした。
小中学生って、ノートの使い方を先生に指定されたりしませんか…?
私は、教えられた通りにノートが使えず、いつも「もっと綺麗に書きましょう」と書かれていたのを覚えています。
高校に入ってからは、割と自由にノートが使えるようになったので、罫線2つ使って字を書くようにしてからは、改善されました!
こちらのノートも、編みかけだったり、罫線ではなくストライプになっていたりしています。
もしかしたら、勉強するのを嫌がる、できない原因はノート、教科書の色や罫線のせいかもしれません。
また、部屋の色を好きな色で統一すると、集中力が伸びたり、落ち着くこともあるようです。
価格 | 一冊280円(税込)〜 |
概要 | 発達障害の知覚過敏に特化したノート |
特徴 | ・ミント、グリーン、ラベンダーの3色展開 ・編みかけ、ストライプなど罫線の種類も豊富 |
メリット | ・「白が眩しい」と言う方でも使える ・普通の罫線だと文字がまっすぐ書けない方でも使える |
デメリット | 普通のノートに比べると割高 |
[口コミ]
私の視覚過敏では黄色は一番眩しく使えないと思ったので友人へ譲って使って貰ってます。1番ラベンダー色がわたしにはあってました。次買うときはラベンダーセット買いたいですね。
ラベンダー色のノートに、ブラウン色のペンを使うのがグッとす」。
Amazon
悪かったという口コミは見当たりませんでした。
レビューを書いていた人はみんな書きやすく、目に優しいと言っていました!
人によって見やすい色や、書きやすい物が違うみたいです。
いくつか購入してみて、自分にあった物を探してみるのもいいですね!
まとめ
発達障害の中でも自閉症のお子様で色へ強いこだわりを見せるのは、知覚過敏という特徴に当てはまります。
お子様に適した環境を一緒に作っていきましょう。
・色に強いこだわりがあれば、発達障害の可能性
・こだわりを発揮できる場所、してはいけない場所の区別をつける
・好きな色を身の回りにおく等、お子様にあった環境作り
発達障害で悩む親御様の力に少しでもなれば幸いです!