こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「子育て何歳から楽になる」についてです。

子育て中、毎日、同じことを繰り返し教えていても同じような事を聞かれ、『また?』と、イライラ…。

『いつになったら楽になるんだろう…。』と、途方に暮れるような気持ちになること、ありませんか?

この記事では、子育てが何歳から楽になるかを考えました。個人差はありますのが、目安としてご覧ください。

子育ては3歳頃と8歳頃が楽な時期

明確な定義はありませんが、子どもが3歳から4歳になる頃、楽になると感じるという方が多いようです。

大きな理由は、自分でできる事が増える事と、意思の疎通ができ、大人が説明を理解できることが増えるという事です。

それ以降も人それぞれですが、8歳頃も楽になる時期と考えられます。理由を交えて説明していきます。

【3歳頃】お世話が楽になる時期

3歳頃になると、身体面や運動面が発達します。

身体面では、手洗いや歯磨き、トイレも一人で行けるようになる子が増えます。運動面では階段を片足ずつ出して上り下りができるようになったり、自我も芽生え“自分でする!”と言うようになり次第に自分できる事が増えます。

個人差はありますが、理解できる言葉が増え、意思疎通ができるようになる子が増えます。2歳頃は平均して約300語程度、2語文(ワンワンキタなど)を話せる程度です。

3歳頃になると、約900語と3倍に増え、3語文や複雑な言葉(ママ、オモチャトッテ、○○チャン、3サイなど)が話せるようになるので、まだまだ自己主張が中心ですが、会話が成立する時が増えます。

【8歳頃】精神的に楽な時期

8歳、つまり、小学2年生の頃が精神的に楽な時期としてあげられると考えます。

理由としては、子どもが小学校へ入学し、夫婦共働きで子育てをしている親にとっては保育園時代と大きな変化があります。いわゆる『小1の壁』です。

例えば、会社の規定によって、時短勤務が小学校就学前までの会社が多く、今までは保育園に送って出勤していたのが、親の出勤時間より小学校の登校時間が遅く、子どもが自宅の鍵を掛けて登校するというような家庭もあります。

そのうえ、長期休暇には昼食の用意、PTA活動などへの参加など、負担が増える上に、子ども自身で宿題や時間割、明日の用意のサポート。慣れるまで親子とも苦労します。

次は、子ども自身が感じる『9歳の壁』があります。

3年生になると、学校の授業が複雑になり、少しずつ具体的な事から、抽象的な考え方に移行する時期です。

認知的発達によって現れる壁で、成長とともに自己肯定感を持ちはじめる時期の反面、個人差も大きく見られ、学力の差が見え始め、肯定的な意識を持てず、劣等感を持ちやすくなる時期でもあります。

なので、小1の壁と、9歳の壁までの、8歳頃が精神的に楽な時期と考えます。

ポイント

9歳の壁は、4年生の頃起こりやすく、【小4の壁】や【10歳の壁】とも言われます。

8歳以降は個人差がある

8歳以降は、前述した9歳の壁に続き、思春期や、反抗期と、どんどん子育ての難しい時期がやってきます。時期や期間などに個人差があります。

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薄波
思春期や、反抗期かぁ…。いつ頃来るのかなぁ?
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京本
思春期は一般的に女の子の方が早く来て8歳~10歳。男の子は9歳~11歳頃から始まります。
反抗期は男の子は10歳、女の子は11歳頃が目安です。

さらに、習い事費や、おこづかい、スマホ代など、教育関連費や、養育費などの費用も増え始めます。直接、手がかからなくなる分、子育てにお金がかかる時期にもさしかかります。

子育てにかかる金額を知りたい方、こちらご覧ください▼

楽になる方法は?

では、具体的な方法としては、日常的な支援を検討してはいかがでしょうか?

ファミリーサポートセンター(ファミサポ)事業

ファミリーサポートとは、子どもの預かりや送迎を依頼したい人『依頼会員』と仕事を受けたい人『提供会員』の間で行われる地域で行われる相互援助活動です。市町村または、市町村に委託を受けた事業者に登録し、連絡や調整、マッチングなどをしてくれます。

依頼内容にかかわらず料金は1時間平均で、700円前後になりますが、保育の無償化の対象になります。

しかし、サポーターさんは、一般の方なので、保育の質にバラつきがあったり、提供会員または、自宅での預かりが不安という意見もあります。

なので、利用する時は、サポーターさんと事前に顔合わせや、保育内容を打合せ、親自身が信頼できると感じた方に預けられるとお互いに安心ですね。

【関連動画】

打ち合わせの様子も交えてファミサポが紹介されています。

ベビーシッター

ベビーシッターとは、依頼内容に沿って、その家庭のお世話全般をします。

ベビーシッターも、特別な資格は必要ありません。事業者の中には、保育資格を持っているベビーシッターを派遣してくれたり、民間資格ですが、ベビーシッターに関する資格を持っている方も。

先ほどのファミサポも同様ですが、親の目が届かない状況で、子どもを預けるので、信頼でき責任感を持って子供と向き合える方でないと預けられません。人材選びは重要なポイントになると言えます。

利用料は利用するサービス事業者や、内容によって異なりますが、令和4年度は、国が行う企業主導型ベビーシッター利用者支援事業における「ベビーシッター派遣事業」を利用し、割引を受ける事が出来ます。

【関連動画】

こちらの動画は制度の概要を簡単にまとめています。

【ちょっと脱線】自己肯定感アップも大切

子育てが大変と感じている人の中には、上手く子育てができていないと感じたり、周囲の目を気にしすぎたり、気持ちに余裕がなかったりして、自分の中で、『○○しなければならない。』というネガティブな気持ちになっているのではないでしょうか?実はネガティブな気持ちは自己肯定感が関係しています。

【関連動画】

意識すればすぐに役に立つ子育て術が5つ紹介されています。

発達障害の場合は?

発達障害のある子どもの場合はどうでしょうか?

発達障害はそれぞれの障害特性もあり、ここでは、いつ頃に楽になるという目安はないと考えます。

では、どうすれば楽になるでしょうか?

【方法その①】子どものトリセツ(取扱説明書)を作ってみる

発達障害の子どもを育てる時に、周囲への説明のしづらさに悩む方もおられると思います。

感じやすい困りごとが見て分かりやすく伝えられると、周囲の理解や適切な配慮、環境の調整が受けられて周囲の人が理解してくれると、結果的に発達障害を持つ人も、周囲の人も暮らしやすくなります。

トリセツ作り方を詳しく知りたい方はこちら、ご覧ください▼

参考:NHK健康チャンネル発達障害って何だろう?困りごとのトリセツ(取扱説明書)

【方法その②】見方を変える

発達障害は“疾患名”ではなく、“総称”と精神科医の岩波明先生がインタビュー記事の中で話しておられます。

「疾患名ではない」ということには、もう一つ意味があります。それは、発達障害は「病気」ではなく、従って「治すべきものではない」ということです。

 仮に、うつ病を例にとれば、「生まれつきうつ病」という人はいません。しかし、発達障害は生まれつきのものです。ポジティブに表現すれば、「脳の個性」ということもできますが、個性ですから「治る」ことはありませんし、基本的な特性は変わることはないのです。

 「発達障害」についてこれから学ぶ方には、まず「発達障害という疾患はない」ということを分かっていただけたらと思います

引用元:日経ビジネス発達障害は病気ではなく「脳の個性」 治すべきものではない

病気でないから治す必要もなく、脳機能に独特の偏りがある人が脳機能に偏りがない人中心の社会で生きていると、個性や特性が独特だと周囲に感じられるという事。つまりは、“独特”なだけという視点で子どもを見るというの一つではないでしょうか。

【関連動画】

こちら、病院スタッフとして発達障害の方がたくさん活躍されているニュース特集動画です。

障害特性を知ったうえで、その人の良い所をどう生かすかを考え、周囲の支えがあれば、社会で活躍できる発達障害の方がおられる事を実感します。

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京本
障害のある方が、活躍できる職場、これからも増えて欲しいですね。
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薄波
自分に置き換えたら、支援員からの課題や成長の報告も、働く子どもの様子を知れて安心です。

【方法その③】エゴグラム診断で自分を知る

エゴグラムとは、自分の性格傾向や行動パターンを5つのグループに分け、図表化するもので、心理療法に使われる性格分析の方法の一つです。自分自身の強み、弱みを客観的に見る事が出来ます

自分自身の状態を5つに分けます。

  • CP親の自我(厳しい親)父親的な部分
  • NP親の自我(優しい親)母親的な部分
  • A成人の自我
  • FC子どもの自我(活発な子)
  • AC子どもの自我(従順な子)

診断すると、5つの中で高い、低いがで性格の特徴が分かりますが、だからと言って良い、悪いという事ではありません。

エゴグラムのパターンによっても性格の大まかな特徴が分かります。今まで気付かなかった自分の特徴や性格の癖に気づき、子どもとのかかわり方に気を付ける事ができるかもしれません。

気分転換がてら、いかがでしょうか?

https://twitter.com/kono_atiny/status/1460189987756920832?s=20&t=G9ZHSd9ru-QlnIBtjgOxrA

参照:ダイコミュエゴグラム診断

心理カウンセラーの種エゴグラムパターン一覧29種類の各特徴

障害特性についてもう少し詳しく知りたい方はこちら、ご覧ください▼

まとめ

こちらの記事では子育ては何歳から楽になるかについてのまとめました。

  • 3歳頃と8歳頃が楽な時期で、それ以降は個人差がある。
  • ファミリーサポートや、ベビーシッターを活用して楽になる。
  • 自己肯定感アップも大切。
  • 発達障害の場合は、楽な時期という目安はない。なので、トリセツを作る、見方を変える。
  • エゴグラム診断で自分の性格の傾向を知るという事も検討してみてはいかがでしょうか?

この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。

ありがとうございました。