こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「子育て中の忍耐」についてです。

子育ては忍耐の連続ですね。しかし、子育ては忍耐だけなのでしょうか?

大人でもつける事が難しい忍耐。子どもにも忍耐は必要なのでしょうか?発達障害児の場合についても解説していきたいと思います。ぜひ、ご覧ください。

子育ては忍耐だけでなく、自己肯定感も必要

子育ては長期戦、忍耐が必要です。一日として同じ状況はなく、日々予期せぬ事が起こります。

その瞬間、怒りの感情で怒ったり、手や口を出し過ぎず、冷静に一歩引いて見守るの事が、親の忍耐です。

子どもは、何か大変な事があっても、目的(ゴール)に向かってやり続けてることが、子どものつけたい忍耐です。

成長とともに、さまざまな経験から乗り越えられる事が増えます、それが増えると自信がつき、その頑張りが忍耐になります。

その頑張りの過程を認め褒めると、親子の信頼関係も深まり、ともに自己肯定感が高まるのではないでしょうか?

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薄波
そもそも、自己肯定感って何?
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京本
自己肯定感とは、簡単に言うと、今の自分をそのままでいいと思う気持ちですね。

日本は、諸外国と比べても自己肯定感が低い国です。

原因として考えられるのは、は日本人特有の謙遜(けんそん)であったり、社会に適応するために“自分を良く見せたい”、“相手によく思われたい”という気持ちを秘めていたりもしますが、“今より良くしたい”という向上心もあります。

そこにも“褒めてもらいたい”や、“認めてもらいたい”という気持ちがあるのではないでしょうか?

しかし、単純に褒めるだけでは良いとは言えず、ほめ過ぎは自己肯定感も育たない上に、子どもの足を引っぱる原因となるという調査結果もあります。悪い事は叱る。結果ではなく課程をしっかりと褒める事が大切です。

“頑張って取り組んだから達成できた”という経験は自信につながり、この自信の積み重ねによって、ありのままの自分でいいという自己肯定感が育ちます。

自己肯定感を育てるのは、発達心理学的にも10歳前後までにいかに育てるかと言われています。

幼児期を離れ、ある程度精神的な成長をとげ、自己肯定感は下がり始める時期ですが親は、子どもの最大の理解者として、声をかけ、陰ながらサポートする、何があっても受け入れる体制で構えておくというのも忍耐が必要です。やはり、子育てには忍耐力と自己肯定感は必要ですね。

大人が忍耐力をつけるメリット

大人もつけたい忍耐ですが、情報化社会を生きる現代人は忍耐力が全体的に低下傾向にあります。

何でもすぐに調べられ、すぐに答えが出てくる事がメリットですが、反面、時間に縛られすぐに答えが出てこないことに耐えにくく、時間に追われイライラしやすい時代を過ごしています。

しかし、そのイライラした感情を忍耐強くコントロールする事が忍耐でもあります。

それができると、子どもの良いお手本となれるのではないのでしょうか?

ここからは、子育て中に忍耐力をつけるメリットについて2点に絞って解説していきたいと思います。

①子どもの良いお手本になれる

自分の親や、知人を見て、性格や仕草が似ていて、『そっくりだな。』という事ってありますよね?

親子の間に認められる身体的、精神的特徴の関連の約半分は遺伝で、残りの半分は誕生後の環境によるものだと言われているようです。

子どもは親の鏡です。親が忍耐強く努力すると子は自然に真似をします。

なので、親が忍耐強い姿勢を示すことによって子どもも頑張ろうという気持ちを持ちやすくなります。

なので、子どもが頑張っている時は、黙ってせかさず、見守るりやり遂げる事で忍耐力が少しずつついてきます。

黙って見守ることは、親にとって忍耐。親が感情をコントロールし忍耐強く待つことで、お手本になることができます。

【関連動画①】

こちらの動画では幼児期から忍耐をつけることが大人の忍耐力につながると言っておられます。

【関連動画②】

ドロシー・ロー・ノルト博士の言葉です

②非認知能力が伸ばせる

非認知能力は数値化することが難しい内面的な力です。

9つに分かれますが、研究者によって定義の違いがあります。

  • 自己認識(自己肯定感)
  • 意欲(やる気)
  • 忍耐力(粘り強さ)
  • セルフコントロール(精神力の強さ)
  • メタ認知(自分の今の状況把握)
  • 社会的能力(コミュニケーション能力)
  • 対応力(立ち直りの速さ)
  • クリエイティビティ(創造性)
  • 性格的特性(好奇心旺盛、協調性)

など、とても特別なスキルではありませんが、人生を豊かにするために必要なスキルです。さまざまな問題を解決に導く可能性を持っていて身につけたい、子どもにも身について欲しい能力です。

また、非認知能力は幼児期につけると良いとされていますが、大人になってからもつくと言われています。

子どもが大人の意図と反したことをしても、セルフコントロールできる事によって不必要に怒ることが減り、ストレスも減りますね。

認知能力とは?

学力テストや知能テストで測定し、指標化して「認知」できる能力の事。

【関連動画】

こちらの動画は非認知能力について解説されています。

子どもが忍耐力をつけるメリット

では、子どものうちに身につけたい忍耐力。

忍耐を辞書で調べるとこのように書いてあります。

〘名〙 たえしのぶこと。こらえること。辛抱耐忍

引用元:コトバンク

忍耐は耐える力の中でも抽象的な事を指すので、子どもの忍耐は言い換えれば我慢です。

子どもの我慢は、子どもに一方的にさせるのではなく、分かりやすい言葉で教え、時には交渉しながら順番を守ることなどからはじめ、社会のルールを少しずつ教える事により、忍耐を覚え、将来の社会性も身につける練習になります。

では、子どもが忍耐力をつけるメリットを二つ解説していきたいと思います。

①自己肯定感が高くなる

自己肯定感とは、良くも悪くも自分だという事を認められるという事です。つまり、ありのままも自分を受け入れる事ができる感覚の事です。

自己肯定感が高いと、自分は価値のある存在と感じ、積極的に物事を取り組む意欲が高くなります。

自己肯定感が低いと、人間関係にトラブルを抱えやすかったり、自信が持てない事により他人と比較して生きづらさを感じてしまう人もいます。

自分さえよければ良いではなく、自分は大切な存在という気持ちがあると、他人も大切にし、尊重できます。そして、物事を肯定的に捉え、何事もやる気が起きます。

自己肯定感は人生のあらゆる場面で土台となり、人間関係や仕事、結婚、健康面など、自分の人生を豊かで満足のいくものに感じられるかどうかを左右する、幸福に大きく影響します。

やる気に炎と仮定するなならば、赤い炎は瞬間的に着火剤となって点火します。しかし、赤い炎だけではやる気やモチベーションは持続せず、燃え尽きてしまいます。

赤い炎から、青い炎になると、やる気が安定し、無理なく持続するようになります。

青い炎は静かでパワフル、持続しやすい炎です。自己肯定感が高くなると、持続的にやりたいことに向かって忍耐強くやり続ける事ができますね。

参考:一般社団法人日本セルフエスティーム普及協会自己肯定感とは?

②集中力がつく

子どもが何かに打ち込んでいる時、大人は声をかけたくなりますが、可能な限り声をかけずにやりたいことをやり切る事で集中力が育ちます。

やり切る事で認められた子どもは前向きになり、精神状態も安定します。

しかし、『やりたい!』という気持ちとは反対に、やっている途中で『できない』『難しい』という事実に気づき、イヤになってしまう子もいるかもしれません。

そんな時は、声掛けや、サポートをお大人が工夫して“やり切る”という体験を積めるようにするには、親の忍耐力が必要ではないでしょうか?

そうやって意識的に鍛えた集中力は、すぐに開花しなくても、いつかきっと開花し、子どもに人生に良い影響を及ぼすと考えられます。

発達障害児は忍耐がつきにくい?

結論から言うとつきにくいと言えます。ですが、つかないではありません。

忍耐をつけるにはまず、周囲の大人がその子の発達特性の理解と、適切な支援が必要なことを理解しなければはじまりません。

幼児期から、小さな約束を守る習慣をつけることで育てていき、なかなか我慢できない子に対しては、頭ごなしに怒るのではなく我慢の仕方を根気良く教えることが大切です。

勝手な思い込みで頑張らせるよりも、子どもが今やろうとしていることを邪魔せずに静かに見守りながら応援する事も必要です。

また、苦手なことを頑張らせるより、得意なことを伸ばすほうが、やる気が出て、楽しくなります。それは、子どもだけでなく親にとっての成長の楽しみもなります。

苦手な事を頑張るより、得意なことをとことんやる事も、忍耐力ですね。

【Twitter】

こんな発信をされている方がおられました▼

https://twitter.com/Kojirase_tencho/status/1408301180086747137?s=20&t=aO3fyD0SKRbSsVXCzXLC5w

【関連動画】

こちらの動画では我慢をマラソンに例えて話されていました。

我慢というマラソンのゴールが分からない事が一番つらいですね。

参考:平成 30 年度 和歌山県発達障害者支援センター ポラリス 講演会

「発達障害のある人が社会に出るまでに学ぶべきこと」

一般社団法人日本小児神経学会

Q80:自閉症について教えてください⑥苦手なことは頑張らせた方がよいでしょうか?

発達障害について改めてチェックしたい方はこちらをどうぞ▼

まとめ

こちらの記事では子育て中の忍耐についてまとめました。

子育て中に忍耐力は親子でつけたい。子どもが困難を乗り越えられると、親子の信頼関係も深まり、ともに自己肯定感が高まる。

忍耐力をつけることで大人は、子どもの良いお手本になれる。非認知能力を伸ばせる。

忍耐力をつけることで、子どもは自己肯定感が上がる、集中力がつく。

発達障害児の忍耐力はつきにくいが、幼児期から小さな約束を守る習慣をつけ、根気よく我慢の方法を教える、得意を伸ばす視点に変える事も。

この情報が少しでも誰かのお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。