こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「日本の子育て問題」についてです。
現在の日本には改善するべき様々な問題がありますよね。
「なにが関係あるんだろう」と思う方もいるかもしれません。しかし、よく考えてみてください。
少子化の原因として経済の確保、休暇の取得制度、障害をもった子への保障や社会経験の場の不足など関係のあることばかりです。その問題の多くが少子化を進め、子育ての問題が大きく関わってきているのです。
日本の子育てのしにくさを取り上げている記事があっても、「じゃあどうしたら良くなるの?」と思うことも多いですよね。
子育てがしやすい国はどんな工夫があって、国民もどう考えているのかわかるようになっています。
この記事では、日本に住みながらも少しでも子育てのしにくさを解決できる情報をわかりやすくまとめています。子育てしやすい制度を一緒に見つけていきましょう!
目次
日本の子育て環境と少子化問題の関係性
では、実際にどんな問題があり、私たちに何ができるのか説明していきます。はじめにお伝えしていた少子化について紹介していきます。
少子化に関係している問題点には、以下のものが多くあげられます。
・経済的な支援が少ない(地域で差がある)
・男性の休暇取得が難しい
・女性が復職したあと、育児との両立がしにくい
・子供の預け先の不足(保育士不足)
経済的な支援不足
具体的には、教育費や補助金の不足・収入に対しての物価高騰などがあげられます。それでは実際にどんなことが負担となっているのか詳しく見ていきましょう。
教育費
子育てしていくうえで欠かせない部分ですよね。かかる金額も私立・公立で大きく差が開きますし、学費以外にも習い事や学校行事での諸経費で金銭的負担が多くかかります。
補助金の不足
今では、所得に応じて児童手当が一人当たり最大15,000円の補助金が出ています。
出産時のお祝い金がもらえる地域もあれば、引っ越しの手当てが出る地域もあります。地域によって児童手当の金額や、補助金の差があるのが事実です。
物価の上昇
様々な物価高騰により、その補助金で賄えない分仕事の収入で生計を立てることが大前提になってしまいます。
大手企業に対し、日本のほとんどが中小企業で成り立っている今、子育てするには収入が満たないことが多いです。二人で働いてやっと生活ができる収入となると、共働きが余儀なくされますよね。
しかし、その共働きにも様々な問題があります。
次に共働きなど仕事面での問題について取り上げていきます。
仕事面での問題
今は、産休・育休の制度が女性・男性それぞれに条件付きでありますよね。最近では制度の見直しや、変更点も増え、制度としては休みを取りやすくなっています。
しかし、会社によっては休みを取りにくかったり、やっとの思いで休暇が取れたとしても育児をするのには足りない日数だったりします。
補助金に対し、金銭的に働き続けなければならない状態で子育てとの両立はとても難しいものだと思います。働き方にも様々な工夫はされていますが、これもまだ不自由さがあります。
でも、考え方やサービスの利用の仕方で解決できることもあるんですよ!
預け先が会社と一緒になっている企業や、病児保育士の手を借りて大事な出勤がある日も対応することもできます。
会社の制度を使うことで、ママとパパで勤務時間をずらしたり、お互いの休みをうまく利用してそれぞれが仕事をしながらも、施設に預ける日数を減らすのもひとつです。
また、発達障害や、身体障害のある子供のデイサービス以外にも一時的に預かってくれるショートステイや、一緒に外出をしてくれる移動支援などがあります。
必要に応じて
お住まいの市区町村の福祉担当窓口に相談してみてください。
子育てに対する社会からのイメージって?
社会が子供に対するイメージについてどんな問題があるのか考えていきましょう。
たとえば、幅をとるベビーカーや、子供の泣き声、駄々をこねている声に対してイライラしている人を見かけたことはありませんか?
また、マタニティーマークを付けている人にわざとぶつかったりする人も中にはいます。そういった経験をしたり、見かけたりすると子育てのしにくさを感じることかと思います。
駄々をこねていたり、泣いたりしている子供のしつけについて悩んだ際は、保健師への相談や、様々なコンテンツに頼るのもひとつです。
今はSNSの普及により、自分の必要としている情報を探しやすくなっています。
また、教育方針で悩む方も多くいると思います。
昨今では、幼少期からのスクールや、自宅学習制度も整っているため、まずは資料請求してみるとピッタリなプランが見つかるかもしれません。
障害を持った子供に対しての支援も多くあります。
通常学級に壁を感じる方は、特別支援学校を選択することが多いです。逆に、特別支援学級に対して壁を感じる方は、通常学級と特別支援学級を混合にしている学校もあります。
また、高校卒業後も就職に困難を感じた際は、就労移行支援事業所の利用を検討してみてください。
就労移行支援事業所とは
就職をするための訓練をし、その人に合った就職先の斡旋も行っている施設のことです。一般の企業以外にもA型B型それぞれの事業所へのサポート支援もあります。
就職後の様子から、その企業の方と面談し、より働きやすい環境を作るための手伝いまでしてくれるので長く仕事を続けることができます。
就職以外にも専門学校に行きたいと願う子供たちの支援をしている事業所もあります。
入所方法や条件、利用料金、手続きの仕方は事業所によって異なるため、興味のある方は調べてみてください。
このように子育てのしにくさもある中で隠れている支援制度はたくさんあります。ぜひ少しでも多くの支援を活用しましょう。
子育てしやすい国ってどんな工夫があるの?
ここで、世界にはどんな子育て制度があるのか少しだけ紹介します。
子育てしやすい国と聞くと、北欧をイメージする人が多いですよね。では実際にどんな違いがあり、工夫がされているのでしょうか。
北欧の国では男性の育休取得率が90%を超えていたり、国全体が子育てに対して協力的な印象があります。
学習面でもとても自由なシステムが多く、テストで学力をはかることがなかったり、宿題がとても少なかったりするため、子供たちは自由な学習をすることで伸び伸びと成長できます。
ほかにも、子供が騒いでいても嫌な顔する人がおらず、優しく見守っていてくれたり、静かに食事を楽しみたい人のための座席が別にあったりと優しい工夫が多くあります。
そういった工夫が至る所でされているだけで出かけた際の不安も少なく、子供も伸び伸びと成長できますよね。
日本もそういった世の中になると安心ですし、より暮らしやすくなると思います。会社の制度や子供の成長に合わせた授業など少しづつ変わっていくことを祈ってまずは私たちができることからやっていきましょう。
まとめ
様々な社会問題と子育ての関係性にはこんな関係がありました。
悪い部分が多く見えますが、中にはこんな制度が欲しかった、こういうのものがあると便利なのにと思える制度があるかと思います。ぜひ市区町村の窓口や、こういったサイトからヒントが見つかることを願っています。
- 子供の成長に合わせて引っ越しをする際は、手当ての出る地域を検討する。
- 様々なお祝い金制度を調べ、申請する。
- 社内に預け先のある企業に就職する。
- どうしても出勤しなければならない日とお子様の発熱が被ったら病児保育士の手を借りる。
- ショートステイや、移動支援の検討。
- 就職や、進学の悩みは就労移行支援事業所に相談してみる。
少しでも子育てのしにくさが改善される社会に変わることを祈って、今は多くの支援を使い、子育てをしていきましょう!