こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「子供の嘘つきと発達障害との関係性」についてです。」
子育ての中で、言葉の発達について相談をよく受けています。
今回は、子供の発達に関することについて特に嘘つきという行為についてお話ししていこうと思います。
目次
子供はなぜ嘘をつくのでしょうか?
今回は、噓をつく理由とその時の対処法について書いていこうと思います。
1つ目の原因としては、保守的なところからつく嘘というものがあります。
端的に言うと怒られたくないから嘘をついてしまうのです。
これは、誰しも一度は経験があるのではないでしょうか?
特に厳しく叱られた経験がある子供ほど、「正直に言ったら怒られる」から嘘をつくという傾向があるそうです。
放課後や休日にお友達と遊ぶ時間は夕方の5時までと決まっているのに、5時を過ぎても遊んでしまい家に帰るのが遅くなってしまったから怒られる。
など自分が悪いという事を分かってはいるけれど、怒られる事が嫌なので嘘を言うのです。
こんな時に、親が頭ごなしに怒ってしまうと、子供はそれに対して自己防衛をしようとしてますますその場しのぎの嘘をついてしまうのです。
対処法
では、このような場合どのように対処すれば良いのでしょうか?
これは、親の子供に対する接し方次第で改善ができます。
普段から本当の事が言える雰囲気作りを心がけてあげる事を心がけてみて下さい。
嘘が分かったときも、「嘘をつかれて悲しい」と言う事を伝えてあげる事が大切です。
加えて、次同じような事をしたらどうすればよいのか一緒に考えてあげる事も良い方法かもしれません。
そうすると子供は、きちんと話ができたという経験から「本当の事を言っても怒られない」と思うようになり、だんだんと嘘をつく必要がなくなってくるのです。
2つ目の原因として、自立心からついてしまう嘘があります。
成長期の子供であれば、「自分で何でもできる様になりたい」、「自分でできない事はかっこ悪い」と思うようになります。
このような思いから自分一人では出来なくなったり、失敗してしまいそうな事は親の目から離したり嘘でごまかしたりしてしまうのです。
この様な時に、子供を否定するような言葉を言うのは逆効果になってしまいます。
「いつも嘘ばっかりついて!」や「本当に嘘つきね!」などの言葉を子供にかける事は避けましょう。
子供は、人格を否定されるような言葉を言われると、自尊心が傷つけられ、自分を守ろうとして更に嘘をつくようになってしまいます。
対処法
この様な時は、怒るのではなく「自分でやりたいけれど上手くできないのではないか?」、「手伝ってほしいのではないか?」と思ってみて下さい。
そして、子供の自立の一歩を見守りながら、「困ったときはいつでも力を貸すよ」という事を子供に伝えてあげて下さい。
そのことを伝えておくことで、子供は「自分を見てくれている」「出来ない事や失敗しそうなら時には頼ってもいいんだ」と思うようになります。
そこから少しずつ「自分一人で何とかしたい」という気持ちから嘘をつくという必要がなくなってくるので、素直に頼ってくれるようになり、嘘もつかなくなっていきます。
まとめ
時には、自分自身を守る為につく嘘があるという事を分かってあげる事も、大切なのではないでしょうか?
子供の嘘に対して、その時の子供の心の状態や、嘘の種をきちんと理解してあげる事ができれば、自然と上手に子供との嘘に向き合ってあげる事ができると思います。
時には、人を傷つけてしまうような嘘をつくときがあるかもしれません。
そんなときは、きちんと叱ってあげる事も大切だと思います。
もし、それでも心配な事であったり、嘘が直らないようであれば、児童相談所などに相談する事も1つの手段だと思います。