こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!今回は「発達障害セルフチェック」についてです。

avatar
薄波
昨日ママ友と話してたら「うちの子もしかしたら発達障害かも?」って言っていたのですが、発達障害ってどうやって判断すれば良いのでしょうか?
avatar
京本
発達障害にもいくつか種類があるので、「もしかしたら?」と感じたらセルフチェックをしてみると良いですよ。
avatar
薄波
セルフチェックですか?発達障害ってセルフチェックでわかるものですか?

周りの子と比べると、うちの子ちょっと成長が遅い。そう感じると「もしかしたらうちの子は発達障害?」と疑ってしまうかもしれません。

しかし単純に個人差で遅れているものなのか、あるいは発達障害が関わっているのか、こういったデリケートな問題はなかなかママ友にも聞けないものです。相談出来ずにわが子が将来的に困ったらどうしようと思いますよね。

ですが今では発達障害をセルフチェック出来る項目がインターネット上で出てきます。なんとママやパパでも「もしかしたら?」と思ったらセルフチェックが出来てしまうのです!

今回は「発達障害のセルフチェック」についてお伝えしていきますね!

そわそわや落ち着きがない、言葉が遅いのは発達障害の可能性

ママやパパが「もしかしたら?」と思うポイントとして、子供がそわそわしている、目が合わない、言葉が遅い気がする、落ち着きがない、読み書きが苦手っぽいなどが挙げられるのではないでしょうか?

子供の何気ない言動は、もしかしたら発達障害かもしれません。1歳半や2歳半で子供の状態がわかっていれば保健師に相談することができますが、入園や入学をすると相談できる機会というもの自体が減ってしまいます。

もし子供の成長過程で気になることがあったら、まずセルフチェックをすることをおすすめしています。「病院に行って良いのかわからない」と感じるママやパパが多いので、セルフチェックや園または学校の先生に相談することが早期発見につながります。

主な発達障害の種類

発達障害は主に「ADHD(注意欠陥多動性障害)」、「ADS(自閉症スペクトラム障害)」、「LD(学習障害)」の3つに分類されます。

ADHD(注意欠陥多動性障害)

「落ち着きがない」が疑われる発達障害で、場に応じた行動をとることが苦手です。ADHDには「衝動性」、「多動性」、「不注意」の3つがあります。

checkpoint!

以下のものに当てはまる場合はADHD(注意欠陥多動性障害)が疑われます。
・じっとしていられない
・突発的な発言をする
・忘れ物が多い
・覚えることがのが苦手
・時間を守れない
・こだわりが強い

参照:医療法人社団 益友会 どんぐり発達クリニック

avatar
薄波
授業中に歩き回る子や宿題をよく忘れる子は、このADHDである可能性があるのですね。
avatar
京本
1つのことに集中できず、中途半端にして次のことに取り組んでいたりする子もADHDである可能性があります。

発達障害はではなくその人の癖として考えられることが多いので、大人になって初めて診断されるケースが多いのもこのADHDの特徴です。

ADS(自閉症スペクトラム障害)

「言葉が遅い」が疑われる発達障害で、社会性を築くことが苦手です。ADSは「自閉症障害」や「アスペルガー症候群」、「広汎性発達障害」、「小児崩壊性障害」など各疾患のグループ総称です。

checkpoint!

以下のものが当てはまる場合はADS(自閉症スペクトラム障害)が疑われます。
・好きなことに対するこだわりが強い
・同時進行で作業ができない
・順番通りじゃないと気が済まない
・集団より一人を好む
・音や感触にかなり敏感
・同じ動作を繰り返す

参照:医療法人社団 益友会 どんぐり発達クリニック

avatar
薄波
この前バスに乗った時、人が座っているところで「この席じゃなきゃイヤ!」って言っている子がいました。
avatar
京本
こだわりが強いので「こうとなったらこう!」となってしまうのがADSの子の特徴ですね。

他人との関わりが苦手でルールを守ることができなかったり、一人で同じことばかりやっていたりします。また自分が決めたことを他人がやることによって、癇癪を起す場合もあります。

LD(学習障害)

「読むことや書くことが難しい」などが疑われる発達障害で、部分的な知能の遅れにより読み書きや話すことなど一部のことが苦手です。「ディスレクシア(読解)」、「ディスグラフィア(書き取り)」、「ディスカルキュリア(数学)」などがあります。

checkpoint!

以下のものが当てはまる場合はLD(学習障害)が疑われます。
・文字が書けない
・文字が読めない
・数が数えられない
・話すこと、聞くことが苦手

日本では知的発達に遅れはないが、読み書きや会話などの話す、聞く、読む、書くなどの取得や使用に困難があるものを学習障害と定めています。さらに知的障害や情緒障害、視覚障害や聴覚障害などの障害や環境的な要因が直接的な原因になるものではないとされています。

参照:医療法人社団 益友会 どんぐり発達クリニック

avatar
薄波
普通にお話は出来るけど、「お話読んで」って絵本渡しても読めないママ友の子供がいます。
avatar
京本
文字の読み書きや数の計算など、限定された一部のことができないのはもしかしたらLDかもしれませんね。

知的発達に問題がないので「なぜ文字を書けないのか」、「なぜ文字を読めないのか」、「なぜ数を数えられないのか」を努力不足として見過ごしてしまうケースも多いです

天性的なものでその子自身の特性なの病気ではない!

発達障害は医療機関で診断を受けることから、「病気」と勘違いをしてしまう人がいます。「病気」と考えてしまい、どうしても医療機関に行くのが怖いと感じてしまうママやパパも多いです。

発達障害は脳の特性

発達障害は「障害」という言葉がついていますが、脳の働き方が生まれつき異なるという点から「脳の特性」と言われています。

また脳の働きにより子供の頃から行動だけではなく、情緒的な部分にも特徴が見られます。「他の子と比べると自分の子は少し違う」のような悩みをママやパパが抱く場合もあれば、子供自身が「周りの子と違う」と疎外感や生きづらさを抱えてしまう場合もあります。

発達障害の主な原因は、脳にある「海馬」の発達の遅れだと考えられています。天性的なもので病気ではありませんが、ママやパパ、子供が悩むケースも多いので気になる場合は医療機関で診察してもらうことをおすすめします。

脳の内部には「海馬(海馬)」という、記憶に関係していると考えられている部位が左右にありますが、海馬の発達が遅れている場合などに発達障害が高頻度に認められます。脳粱欠損症でも、しばしば海馬回旋遅滞症を伴っています。

https://www.nonogakko.com/hir/menu/
avatar
京本
少しでも気になる場合は、迷わず医療機関で診察を受けましょう。

過度に他の子と比べ過ぎず、その子の特性にあったやり方を

発達障害で悩んでいるのは大人であるママやパパはもちろん、当事者である子供も同様です。むしろ子供のほうが思っているように自分で身動きがとれないもどかしさや、周りの子供達と違うという孤独感に悩まされています。

ママやパパ、大人が出来ること

私達大人が出来ることは子供の気持ちに寄り添って、子供の特性をきちんと理解してあげることです。

子供は自分で発達障害であると認知が出来ないので、生きづらさを抱え、周囲に馴染めず不登校になるケースもあります。

子供の言動には必ず意味があります。

泣いているのも、癇癪を起すのもきちんと子供なりの理由があります。私達大人はそれを頭ごなしに叱るのではなく、一緒に考えたり、その子に合ったやり方で支援する必要があります。

avatar
薄波
子供と一緒に考えたり、模索していくことが大切なんですね。

まとめ

今回は「発達障害のセルフチェック」について紹介しました。発達障害はその子の「性格」として判断されることが多いので、発達障害と気づかずに大人になる人も少なくありません。

発達障害は脳の特性なので、その子が天性的に持っている一種の才能のようなものです。不得意なことも多いかもしれませんが、得意なことも必ずあります。

子供が少しでも生きやすくなるために、私達大人が子供ときちんと向き合い、寄り添って理解してあげなくてはいけませんね。