こんにちは!こんばんは!
今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は発達障害はいつわかる?についてです。

自分の子が少しでも周りの子と違ったり、育児書に書いてあることと違ったりすると「もしかしてうちの子には障害があるかも。」と不安になってしまうことありませんか?

反対に「うちの子は変わってるけど個性だから。」と気にしすぎないことも後に二次障害という弊害を引き起こす可能性があります。

では、発達障害はいつわかって、いつ頃対応すれば良いのでしょうか。

ここでは少しでも発達障害を早く知ることにポジティブになれるよう皆様にお伝えできたらと思います!!

発達障害いつわかる?年齢やきっかけは?

近年になって、発達障害という言葉を様々な場面で目にすることが増えてきました。マスコミで多く取り上げられるようになり、テレビや雑誌、ネットやSNSなどでたくさんの情報が発信されています。

情報が多くなることで周囲の理解も得やすくなってきた半面、発達障害という言葉が独り歩きしてしまい、恥ずかしい、人に知られたくない、普通じゃない、とネガティブな感情に支配されてしまうことがあります。

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京本
特に我が子が生まれると、心身共に発達に対して敏感になるものです。
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薄波
毎日見ていると、小さな違和感でも気になってしまいますよね。


目が合わない気がする、周りに比べてあまりにも泣かない気がする、大人しく育てやすすぎる、反対に意味なく泣き続ける、抱っこさせてくれない、などの発達障害は診断が難しく、はっきりわかるのは早くて3歳だと言われています。

ここに来られた方は何かしら、違和感を感じてこられたのだと思います。障害の出方によって個々に差があるので、場合によってはもう少し早い診断をえることもあります。

しかし、他者との関りがほとんどなく発語は個人差の大きい時期なので、1.2歳ではなかなか診断が難しいのが発達障害なのです。

補足

特性がはっきりと出ている場合などは3歳以前に診断されることもあります。
また、3歳でも特性が顕著でない場合は診断名のつかないグレーゾーンとしてその後の成長をみることもあります。

なぜ3歳なのか?

3歳というのは、多くの子が保育園や幼稚園の入園を機に、子どもが初めて社会に出て親ではない他人と集団生活を学ぶ時期になります。

家庭では大きな問題ではなかった行動が園では問題行動として扱われたり、集団行動ができない、お友達とのトラブルがあまりに多かったりすると、発達障害を指摘されることがあるのです。

またこの時期に3歳児検診があり、この検診では言語や運動、視覚聴覚などの検査に加え、社会性や精神面での発達検査があります。10以上ある検診項目から、発達障害がわかることもあるのです。

何か引っかかることが少しでもあるなら、この検診のときに、保健師や小児科医に相談することも発達障害を早期に知るチャンスです。

小児科医監修の3歳児検診チェックリストがあります。

検診前や検診後に気になる方はこちらでチェックできますので参考になさってください。

引用:小学館 hagkum

大人の発達障害


現在の子育て世代の30年前までは発達障害という言葉を耳にする機会はなく、せいぜい知っていて多動症か学習障害かくらいだったのではないでしょうか。

クラスに1,2人くらいは、「落ち着きのない子」、「ちょっと変わった子」「扱いにくい子」「すぐに癇癪をおこす子」がいたと思います。
そういった子は孤立しやすく、いじめやからかいの対象になっていました。

発達障害の情報が増えたことで、「もしかして自分もそうじゃないか?」と思い受診する大人が増えています。

それまで、周りに「努力が足りない」「さぼっている」「空気がよめない」などと言われても、自分にはいったい何がだめなのかわからず、苦しい思いをされてきた方もいます。

本人は頑張って努力していてもなかなか認めてもらえず、つらい思いをして過ごしてきた人が、受診をすることで自分の特性がわかり、ずっと生きにくかった理由がみえるようになります。

そこから、特性を自分で理解しコントロールすることができるようになり、対処法を知ることで周りの理解も得ることができるのです。
自分を知って理解し、認めてあげることは少しでも前向きに生きやすくなるのです。

大人の発達障害についてはこちらの記事に詳しくかいてありますので、ぜひご覧ください。

早期診断、対応のメリット

発達障害の情報発信により「うちの子ももしかして?」「私もそうかもしれない」と思う人が増加したことで、それに伴い受診、相談件数が増加しています。

それによって研究が進み発達障害がそれぞれの特性によって細かく分類されるようなりました。その特性に必要な教育が療育として発展し、場合によってはお薬も処方されるようになりました。

発達障害という言葉が浸透することによって特性のある子にとって必要な療育を受けることが出来るようになり、周りの理解や助けも増え、親も子も少しずつ生きやすくなってきているのです。

なので、親御さんももしかしてと悩んで辛い思いをしている時間を過ごすよりも、子供が問題に直面したときに少しでも生きやすくあるためにも、1歳でも2歳でも迷ったら保健師や専門家、小児科医師に相談し、勧められれば発達検査を受けてみても良いと思います。

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京本
早ければ早いほど本人が適切な処置が受けれることも含め、 相談できる場所がみつかれば 親も悩む時間から解放され心が軽くなりますよ。

療育とは

療育とは、発達の遅れや発達障害のある子に対して、その特性にあった支援計画を個別に経て、その子の発達と自立、社会参加をサポートしていく取り組みのことです。

療育の中でも、幼少期から小学校の低学年ぐらいまでに行う療育のことを早期療育と言います。早い時期から療育を受けることは、その後の成長や自立にもつながりやすいと言われています。

発達障害の分類

一昔前まで発達障害という言葉が少しずつ浸透し始めてきたころは知的障害と自閉症、アスペルガー症候群はそれぞれ別としてとらえられていました。そこから、様々な分類統合を経て今ではだいたいこのように分けられています。

厚生労働省のHPによると


1. 知的障害(知的能力障害)
2. コミュニケーション障害
3. 自閉スペクトラム症(ASD)…自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害
4. ADHD(注意欠如・多動症)
5. 学習障害(限局性学習症、LD)
6. 発達性協調運動障害
7. チック症


の7つに分けられています。

参考:厚生労働省 e-ヘルスネット


発達障害は、一般的には乳幼児から幼児期にかけて、特徴的な症状を表すものをいいますが、小児期には症状が目立たず思春期や大人になって学校や職場で問題が見えてくる場合もあります。

また、これだけの分類に加えて、ASDやADHDと診断されても知的障害の有無や、子どもの個性、おかれている環境などの様々な要因によって一人ひとり異なった症状を表すので、診断は非常に難しく、時間を要するのです。

専門の医療機関は今混んでいる


上記したように、発達検査を受診したいという人が増えているうえに発達障害の正確な判断は難しく、また正しい判断ができる専門医が少ないので、自治体によっては予約を取るにも何か月も待たなければならない場合があります。正しい判断をしてもらうためにもいくつかの医療機関や専門機関への相談は大切です。

少しでも早いうちに行動することが早期受診、診断へとなり、早い段階での療育を受けることにつながります。

発達検査は、各自治体の療育センターや、一般的には児童精神科医の所属している精神科、心療内科等の医療機関で受けられます。 特に18歳未満のお子さんであれば、公的機関で発達検査を受けられる自治体が多いです。

どうしても対面で相談しにくいといった場合、インターネットで医師による相談を受け付けているところもありますので、選択肢のひとつになさってください。

引用:just answer 自閉症・発達障害の相談

二次障害をおこさないために


発達障害は見た目には障害がわかりにくいこともあり、発見が遅れることがあります。生きにくさから鬱やパニック障害、チック症などの精神疾患を引き起こす可能性もあります。これを二次障害と言います。

みんな出来ていることがなぜかできない。自分はまじめに話しているのになぜか馬鹿にされる。わからないうちになぜか人を怒らせてしまう。本当に自分では精一杯考えて頑張っているのに、認めてもらえないことは心に大きな負担を与えてしまいます。

それが親にでさえわかってもらえないことは、どんなに辛いでしょうか。

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京本
親御さんは我が子を誰よりも愛おしく思い、理解しているからこそ小さな違和感でも気づいてしまうものです。
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薄波
だからこそ「なぜ我が子は普通とちがうの」と悩んでしまうのですね。
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京本
社会的要因だけでなく、お互いが辛く苦しい状況が二次障害を引き起こしてしまうこともあります。

本来なら必要のない二次障害を引き起こさないためにも、早めの受診は早期療育につながり、患者本人の負担を軽くしてあげることができるのです。

二次障害について以下の記事で詳しく説明しておりますのでご覧になってください。

発達障害と向き合うということ


発達障害と向き合うことは勇気のいることです。
「うちの子はきっと大丈夫」「自分が神経質なだけ」誰かに「違うよ、大丈夫」と言ってほしいと思います。

違うかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
疑いつつ過ごす中では、子どもの成長を褒めてあげるよりもまず何らかの障害を疑うようになってしまいます。そして、発達障害の症状に当てはまることが少しでも見えると発達障害かもしれない、と思い込み、一人で悩み続けることになるのです。

悩んでばかりでは何も変わりません。保健師さんや専門の方、小児科の先生とお話する機会をつくりましょう。その時、判断が出来ない年齢でも、まず発達障害と向き合うことで、先の見通しが出来ます。

先が見えることは出来ること、やれることがふえるので悩む時間も少なくなります。

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京本
発達障害と向き合うということは、「我が子は障がい児なのだ」と認めることになる気がして、とても勇気のいる行動です。
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薄波
自分や周りのことはきにせず、我が子のことだけを考えて、一歩踏み出す勇気が大事ですね。
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京本
生きづらさはあくまでも障害によるものです。向き合うことで発達障害のある子に社会に順応するスキルをつけてあげることができますよ。

まとめ

  • 発達障害がはっきりわかるのは早くて3歳。
  • 思春期、成人になってから発達障害がわかることもある。
  • 早期診断で早期療育が受けられる。
  • 早期診断でつらい時期が少なくて済む。
  • 対応が遅くなることで二次障害を引き起こす可能性がある。
  • 発達障害と向き合うことで特性を知り、生きやすくなる。


障害を早く知ることは療育を早期に受けるためにも必要です。そしてまずは親と本人の心の負担を軽くし、わからないことで悩むことを減らすことです。必要な援助を受けることもできます。

診断受けてからも大変なことは続きます。しかし、悩むばかりで大事な子供のかわいい成長をたくさん見逃し、わからないものと戦い続けることよりも、早く正しく障害を知ることで知らないよりもずっと生きやすくなるのです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
皆様の明日がより良いものになりますように!!