こんにちは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます。本日は「発達障害の子どもへの接し方」についてです。

日々の子育ての中、子どもの「困った行動」に直面する機会はたくさんありますよね。そんな時、どう対応したらいいのか? 発達障害という特性にどう接していったらいいのか? そんなふうに感じることも多いのではないでしょうか。

この記事では、発達障害をもつ子との接し方のポイントを紹介しています。お子さんとの毎日に少しでも役立てていただけたら幸いです。

接し方のポイント、心がけ

子どもの気持ちに寄り添う

大人目線からの「困った行動」であっても、本人なりの意味があります。なので、そんな「困った行動」に直面した時には、まずひと呼吸おいて、「なぜこういう行動をとるのだろう?」という視点でその状況を見返してみましょう。

「できない」ことより「できる」ことに着目する

発達障害のあるお子さんは、その特性から怒られる機会が多かったり、失敗を繰り返し自分に自信が持てなくなってしまったりすることが多いです。そしてそこから2次的な障害として精神疾患を発症するケースも少なくありません。

なので、視点や捉え方を変えていくことが大切です。どうしても「できない」部分が目についてしまいますが、我が子の「できる」を探していってみましょう。

「できない」ことに対しては「叱る」のではなく「教える」

「なんでそんなことするの!?」「あなたはいつも」といった言葉は、自分を否定されたという感覚しか残りません。そして、何がいけなかったのか? どうしたらよかったのか? がわからないまま放置されてしまい、また同じことを繰り返してしまいます。

なので、「こういう時は、大人に一声かけて出て行けばよかったのよ」等、その時に具体的にどうすればよかったのかを伝えていくようにするといいでしょう。

症状が現れるときの状況を観察する

発達障害のお子さんにはある程度のパターンがありますよね。「いつも、こういう状況の時にこうなる」という部分はありませんか? よく観察していきましょう。状況把握ができると対策を立てやすくなります。

自閉症スペクトラム(ASD)の子の特性とその対処法

相手の気持ちを想像することが苦手

「君、臭いね」等、思ったことをストレートに言ってしまいます。

 <対処法>
「○○さんは、そんなふうに言われたら傷つくんじゃないかな」等、相手の気持ちを認識できるように促してあげることも有効的です。また、「○○さんに臭いとは言わないでね」等具体的に何をやめればいいのかを伝えていくようにするといいでしょう。

感覚過敏で特定の刺激に敏感

<対処法>
無理に慣らす必要はありません。過敏性を緩和できるグッズや対策をしていきましょう。
例)聴覚過敏の場合はイヤフォンを常備するetc 視覚過敏の場合は人が多いところは避けるetc 等

抽象的な概念や言葉の理解が難しい

「お風呂見てきて」とお願いしたら、ただお風呂を見て戻ってきた。等 その言葉の裏側の意味を読み取ることができず、言葉のままの行動をとってしまいます。

 <対処法>
「お風呂を見て、ちょうどいい水量だったら止めてきてね。」等 具体的に声をかけていきましょう。

行動にパターンがあり、予定外のことへの対応が難しい

<対処法>
本人の行動パターンを見守りましょう。予定の変更があった場合は、できるだけ早めに伝えます。また、あらかじめ「予定が変更になることもある」ということを伝えておくことも有効的です。

注意欠陥多動性障害(ADHD)の子の特性とその対処法

不注意型

いわゆるうっかりミスが多いタイプです。整理整頓も苦手な傾向があります。

<対処法>
身の回りの整理を一緒に行っていくといいです。その際に、単にやってあげるのではなく、置き場所をカテゴリー化する等の整理整頓のポイントを共有し、ルール化していってあげるといいでしょう。

行動に対しても、やるべきことを一つ一つメモに書き貼っていく、→終わったらメモを捨てる 等、モレをなくすための対策を一緒に考えルール化してあげるといいでしょう。

多動、衝動型

じっとしていられなかったり、衝動的に動くため列の先頭に割り込んだり、等 の行動が目立ちます。

<対処法>
多動性を押さえようとするのではなく、動ける時間と静かにする時間とを作り、本人にメリハリをつけさせていくといいでしょう。「いっぱい遊んだから、○○分だけ頑張って待ってみようね」等、 状況の許す範囲で取り入れてみてください。

衝動性に関しては、常識的な部分の理解が低い場合もあります。そんな時は具体的方法を促してあげるといいでしょう。
例)列の先頭に割り込んでしまう。→「こういう時は順番に並ぶんだよ。」と促していく。

まとめ

ポイントは「その子目線」という部分かもしれませんね。どうしても「大人目線」から見ると、「なんでこんなことができないんだろう?」と感じてしまいがちですが、その子から見えている世界やその子が困っている「できない」があるはずなので、そこに寄り添っていけるといいですよね。