こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「発達障害目が泳ぐ」についてです。

発達障害をもつ子供は「視線が合わない」「目が泳ぐ」という話をよく聞きます。皆さんも聞いたことはありませんか?
赤ちゃんの頃にその違和感に気づくこともあれば、保育園や幼稚園に通ってから気づくこともあります。

「うちの子は周りの子供とどうして違うの?」とか「何か病気なの?!」と不安に思っているお母さんたちの為に、今回は発達障害との関係性と、気になる目の病気についてお話しします。

これを読めば、今まで不安に思っていた悩みも解決するでしょう。

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京本
それでは解説していきますね!

発達障害と目が泳ぐことの関係性は?

子供と目を合わした時に、目が泳いでいたら心配になりますよね。しかし私たち大人も、緊張したり動揺している時には目が泳ぐことはあります。このように緊張や動揺による目の動きであればいいのですが、子供の場合は何か他の病気や障害と関係していることがあります。

自閉症スペクトラム症候群の場合

発達障害のなか1つ、自閉症スペクトラム症候群(ASD)の特徴は【コミュニケーションが困難】と【強いこだわりがある】の2つです。

参照:NHK子供の発達障害

そして、この【コミュニケーションの障害】という点で

・人と視線を合わせられない

・目をすぐにそらす

・人と話すときに目が泳ぐ

といった症状がよくみられます。
自閉症スペクトラム症候群の子供はなぜこのような症状がみられるのでしょうか。

目が合わない理由

目が合わない理由はいくつかあります。

複数のことができない

目を合わせて会話をするということは「人の話を聞く」「目を見て視線を合わせる」「話の内容を理解する」「自分の話したいことを考える」「話す」と、これだけ沢山のことをしなければならないのです。
複数のことを同時に行うのが苦手な傾向が強く「目を合わせる」ことに集中すると他の動作ができなくなります。

目を合わすことが必要と理解していない

私たちは人の目を見て話すことの必要性を理解しています。目を見ることで好感を持ってもらえて、人の話をしっかり聞いているという姿勢に繋がる事が分かっています。
しかし子供は、なぜ目を合わさないといけないのかを理解していないことが多く、必要性を感じていないのです。

興味を惹くものが他にある

周りに自分の興味を惹くものがある場合、子供の視線は必然とそちらに向いてしまいます。

警戒している

安心できる人以外と目を合わせることに怖さがあると、目を合わせない・すぐにそらしてしまいます。
それでも子供の顔を覗き込んだり、目を合わせようとすると恐怖や動揺から「目が泳ぐ」症状がみられます。

目を合わせる練習

子供が「目を合わせること」ができないときに、無理なくできる練習法があります。おもちゃなどに興味を示した時にぜひ試してみてください。

①子供がおもちゃへ手を伸ばそうとしたら、そのおもちゃを取って「これが欲しいの?」と親の顔の横で見せながら声をかける。

②その時に子供と視線が合うように意識をする。おもちゃを見ている時に「○○がほしいの?」と声をかけて、視線を顔の方に誘導する。

③視線があったらすぐに子供におもちゃを渡してあげましょう。そのときに褒めてあげると良いでしょう。

この流れを繰り返していくことで、人と目を合わせる習慣ができてきます。目を合わせると、どういう良いことが起こるかを学び、目を見ることの必要性を理解していくのです。

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京本
これならすぐに試せるよね!

注意欠如・多動性障害のある場合

参照サイト:NHK 発達障害

注意欠如・多動性障害(ADHD)のある子供の特徴の1つ【多動性】によって、興味を持つものや目的物がどんどん他のものに変わっていくことがあります。

人と会話をしていても注意散漫になり、目をそらしたり視線が他のものへ移ったりするのです。落ち着きがなくてじっとしていられないの特性なので、一つのことに集中するのが難しいのです。

発達障害は大きく分けて3つに分類されます。
それぞれをの症状を詳しく説明している記事がありますので、こちらも合わせて読んでみてください。

眼球振盪(がんきゅうしんとう)

発達障害の有無に関わらず、目の病気によって現れる症状もあります。
眼球振盪(がんきゅうしんとう)という言葉を聞いたことはありませんか?

眼球振盪(がんきゅうしんとう、英: nystagmus、独: Nystagmus)は、自分の意思とは関係なく眼球が動く現象。病的なものと生理的なものがある。一般的には眼振(がんしん)と略して呼ぶことが多い。

Wikipedia

本人は目を動かしているつもりはないのですが、目の【眼球】と呼ばれる部分が細かく揺れている状態のことをいいます。痙攣のように小刻みに震えてしまうのす。

それでは詳しく説明していきます。

生理的眼振

この生理的眼振は一般の人にも起こり得る眼振です。生理現象なので安心してくださいね。

動いている電車や車の中にいるときに、窓から外の景色を見たりしますよね。その時に、自分の目はどうなっているか分かりますか?

対象物を追いかけて目の黒目の部分が右から左に(もしくは左から右や上下へ)動きますね。そして次の対象物を見るために、また黒目の位置が元に戻ります。このように次から次へと目は動いていきます。

これが生理的眼振であり正常なことです。対象物を追いかける目の動きと、また次の対象物を捉えるために反対の位置に戻るこの動きの繰り返しのことですね。

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薄波
生理的眼振は、無意識に誰もが経験していることなのね!

病的眼振

次に病気などの原因によって起こる眼振の説明をします。この病的眼振は、集中して物を見ようと【注視】すると起こります。

先天的眼振

先天的という名前のとおり、生後まもなくして症状がでます。また、生まれつきの場合は遺伝の可能性も報告されています。理由は分かっていませんが男女の比率は2:1と男児に多くみられます。

眼振によって、見えるものが揺れたりめまいが起こったりすることはありません。その為、本人も自覚がない場合があります。完全に治すことは難しいので、一生付き合っていかなければなりません。

後天的眼振

生まれつきではなく、成長過程や大人になってから起こる眼振です。
脳の中枢神経系の障害や内耳障害によって起こり、その原因としては頭に衝撃を与える事故や病気によるものが多いです。後天的眼振は先天的眼振と違い、めまいを自覚している人が多いです。

目の揺れ方にも種類があります。一定の動きで規律よく振動するパターンや規律なく動くパターンもあります。

振子眼振

・振動するときの早さが等しく、振り子の様に一定で動く。
・眼球運動をつかさどる神経系に異常があることが多い。

衝動性眼振

目の揺れ方が一定の早さではない。ゆっくりとずれていき、素早く元の位置に戻るといった差がある。
視覚系の障害があることが多い。(視神経疾患や全色盲など)

乳児眼振

名前のとおり生まれてすぐ・生後まもなくしてみられる眼振のことです。向き合っている時間が長いお母さんが、目の異常に気付くことが多いです。

目の揺れ方は先ほど書いた【振子眼振】と【衝動性眼振】の2種類です。
衝動性眼振はじっと物を見ようとするときに、ストレスを感じたりすると酷くなることがあります。目をつぶったり、瞬きを繰り返したり、寄り目をすると目の揺れが治まることがあります。

振子眼振の場合は、視力が弱いことが多く(弱視)、先天的な眼の異常が考えられます。

潜伏眼振

普段、両目を開けて物を見ようとするときは眼振はみられませんが、片方の目を隠すと眼振が現れます。
この時、隠していない方の目に向かって動きます。

この潜伏眼振がみられる場合は、視力障害や斜視がの疑いがあります。

眼球振盪や斜視がある人が何に困るのか、そしてその対処法について説明している動画がありますのでご覧ください。

斜視

眼球振盪と同様に、お子さんの目を見た時に異常を感じる目の病気の一つで【斜視】があります。

通常であれば、人はものを見たときには眼球は同じ方向を向いています。しかし斜視があると、片方の目は対象物の方に向いているのに、もう片方は違う方向を向いています。

片方の目がどの方向を向いているかによって、以下のように分類されます。

参照サイト:Santen 目の情報

原因

①共同性斜視
生後まもなく~幼児期にみられる斜視です。その原因は詳しくは分かっていません。
近視や遠視、乱視などの視力の異常があると、ものを見るときにピントを一生懸命合わせようとします。近くを見たり遠くを見たりと、頑張りすぎることで斜視が起こるともいわれています。

②麻痺性斜視
頭を怪我したり、脳の病気になった後に起こる斜視です。その為、乳幼児期にはなくても、成長していく途中や大人になってから現れる場合があります。また、目を動かす筋肉に異常があるときも斜視がみられることがあります。

子供の目のために気をつけたいこと

ここ最近では、スマホやタブレットを長時間みる子供が増えています。家事をする間にスマホやタブレットで動画を見せている人、意外と多いですよね。子供がおとなしく待ってくれるからと、ついついやってしまいます。
スマホやタブレットは、今では忙しいお母さんのお助けアイテムになりつつあります。

しかし短時間見る程度ならいいのですが、長時間見続けてしまうと目に良くない影響が報告されています。長時間の視聴によって、視力低下をはじめ斜視も増加しているので、使用時間などは親が気をつけてあげないといけませんね。

症状

斜視があると、どのような症状がでるのかを説明していきます。

①複視

対象物が二重にダブって見えます。
生まれつきの【共同性斜視】の場合は二重に見えることは、ほとんどありません。しかし【麻痺性斜視】では、症状を引き起こす原因が脳や頭の病気によるのもが多いため、複視になりやすいのです。

また、本人も複視を認識しています。

②まぶしさ

人よりもまぶしさを感じやすい傾向があります。
そのため、野外などでまぶしい時には片目をつぶったり、瞬きが多くなります。

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京本
子供は自分で症状を訴えることができないから、周りが気づいてあげないといけないね!

まとめ

子供の目を見たときに「目の動きがいつもと違う」「目が泳いでる」など普段と違うと感じたら、ためらわずに医療機関や子育て支援センターへ受診・相談をしてください。

ここに書いたとおり、動揺や緊張からのちょっとした目の動きならいいのですが、病的なことが隠れている場合もあります。そのサインを見逃してしまうと、早期に適切な治療が受けられません。それでは症状が悪化してしまう危険があります。

周りの大人が、大切なお子さんを守ってあげてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。