こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「発達障害オウム返し」についてです。

今まで一言、二言しか話せなかった子供が、成長してたくさん話せるようになると親はとっても嬉しいですよね。でも質問にちゃんと答えられなかったり、オウム返しが多かったりすると少し不安になってしまうと思います。周りの友達はしっかりと話せていると尚更でしょう。

「オウム返しをするのは発達障害だから?」という声を聞いたりしますが、本当はどうなんでしょうか。それでは、不安を抱えているみなさんの疑問を解決していきたいと思います。

発達障害の子供がオウム返しをする理由とは

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京本
親は子供が早く言葉を話せるようになるのを待ち望んでいるよね!
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そうだね!早く自分の子供といっぱいお話しがしたいって思うものよね!

子供が言葉を話せるようになったら、色んな話をしたいと親は思いますよね。でも、なかなか言葉が増えなかったり、会話のキャッチボールができないと、子供の成長に不安を感じるでしょう。

周りの子供と比べて言葉の発達が遅く、オウム返しばかりしていたら「もしかして発達障害では?」と心配する親も多いですよね。

それでは、オウム返しの特徴と原因について説明してきます。

オウム返しとは

「オウム返し」とは、「相手が言った言葉をそのまま繰り返す」動作を表す言葉です。鳥の「オウム」と、動詞「返す」の連用形である「返し」の2つの言葉が組み合わされています。「返す」という言葉は「相手が行ったことに対して自分も同じことを行う」の意味を持ち、「言葉を返す」「挨拶を返す」と使われます。

TRANS.Biz 日本語表現

子供のオウム返しは、言葉を話し出す1歳頃~3歳頃によくみられます。大人が話した言葉をオウム返しをしながら覚えていくのです。

子供だけではありません。大人もオウム返しをしています。特にビジネスシーンでは相手の言ったことをそのまま繰り返して、コミュニケーションの一つの手法として使う人も多いです。大人の場合は、使い方によっては良くないイメージになるので少し注意が必要です。

オウム返しの種類

オウム返しは、その特徴によって2種類に分類されます。

即時エコラリア(反響言語)

・相手が言った言葉をすぐに繰り返す。
・質問されても答えられない。質問文を繰り返す。

例:母「何食べたい?」 子「なにたべたい」
  母「これはなに?」 子「これはなに」

遅延エコラリア(反響言語)

・前に聞いた言葉やテレビ・CMなどのフレーズを突然話したり、繰り返す。
・昨日話した内容をいきなり話し出す。時間差がある。

例:前日に「明日は雨だね。」と話していて、翌日に突然「あしたはあめだね。」と話す。

なぜオウム返しをするのか

①言葉の意味を理解していない

相手が話している言葉の意味が理解できていないと、そのまま相手の言葉を繰り返そうとすします。
意味を理解していないので、耳から聞いた音を真似しているだけです。

②ひとり言、クセ

言葉の意味は理解できていません。ひとり言のように繰り返して、自分の気持ちや心の安定を図っているのです。

オウム返しと発達障害の関係

発達障害の一つである【自閉症スペクトラム症候群】のある子供の、8割にオウム返しがみられるという報告があります。

NHK子供の発達障害

自閉症スペクトラム症候群の代表的な特徴

①対人関係やコミュニケーションが困難

②強いこだわりがあり、特定のものに執着しやすい

自閉症スペクトラム症候群があると、言葉の発達に問題が生じることがあります。なかなか話さない、話してもオウム返しばかりで、意思疎通ができないといった悩みを抱えている人が多くいます。

自閉症をもつ子供のオウム返しをしている動画がありますので、ご覧ください。

言葉や会話の意味を理解することが難しく、どのように返答したらいいのか分からずにオウム返しをしてしまうのです。私たちは人の表情や身振りをみて、話の流れを理解したりもします。しかしコミュニケーションに障害がある自閉症スペクトラム症候群の子供たちは、表情から読み取ることができないのです。

このため「オウム返しをする子供は発達障害だ」と言われているのでしょう。
しかし言葉を理解できるようになれば、オウム返しも徐々に減っていきます。子供の言語力を伸ばす為に、周りの大人がサポートしてあげてくださいね。

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・発達に対する不安が軽くなり、子供との接し方を再度学ぶ事が出来ました。

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自閉症スペクトラム症候群の特性をまとめた記事がありますので、併せてこちらもご覧ください。

オウム返しはいけないこと?

子供がオウム返しをすることは良くないのでしょうか。

オウム返しは言葉を覚えていく幼少期に、みんなが通る道です。
大人になってもコミュニケーションのツールとしてビジネスに活用したりもしますよね。
決してオウム返しをすることはいけないとは言いきれません。

オウム返しによって言葉を習得する

周囲の大人が子供に話しかけてあげると、その聞いた言葉を真似することで少しずつ言葉を覚えていきます。こうやって私たちも学んできたのです。母国語の習得は、幼少期に無意識に学んでいるので「気づいたら話せていた」と思っていますよね。

外国語学習をする時は、このオウム返しが上達への1歩です。聞いた言葉を、そのまま口に出すことが大事です。最初は意味など分からなくても、正しく発音ができるようになれば、相手の言葉を聞き取ることも容易になります。そして意味を理解していく。聞き流し学習法は今ではとっても有名ですよね。

健常児でもオウム返しをする

オウム返しは言葉を覚える1~3歳頃までにみられます。それは健常児であっても同じです。
だから、オウム返し=発達障害ではありませんので決めつけないでくださいね。

早く子供に喋ってほしいと思うがあまり、オウム返しを繰り返したり言葉の成長が遅れていると不安になってしまいます。しかし子供の成長は人それぞれです。成長スピードが違って当然なのです。焦らずに見守ってあげてください。

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薄波
焦らずにサポートしてあげることが大切なのね!

オウム返しの対応方法

オウム返しをする子供の対応方法を説明していきます。

まず大事なことは、子供を受け止めてあげてください。
否定をしたり、無理やりオウム返しをやめさせようとしたりせず、受け入れてあげることが重要です。
言葉の意味を理解できていないのに怒ってしまうと、子供はなぜ怒られたのか分かりませんよね。

それでは怒られないようにと、話すのをやめてしまいます。

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京本
それでは逆効果になってしまうよね。気をつけないと!

オウム返しを治すには?

オウム返しを減らしていくために有効な方法を2つ説明します。

言葉の意味を理解してもらう

言葉の発達に必要不可欠な「真似をする」という行為ですが、言葉の理解ができないといつまでたってもオウム返しなくなりません。そのため、意味を理解できるように導いてあげる必要があります。

おもちゃを使って理解を深める

①お気に入りのおもちゃを見せて「これは何?」と質問をする。
②子供が答える前に「車」など覚えてほしい言葉をすぐに言う。
③子供は「車」とオウム返しする。
④すぐにおもちゃを与えながら褒めてあげる。

この流れを繰り返していくと「これは何?」ときかれたら、親が手に持っているものを答えればいいと理解します。

ものの名前自体が分からないこともありますが、どのように答えたらいいのか分からなくてオウム返しをしていることもあります。その場合は、答え方を教えてあげると理解できるようになります。

選択肢を与えてあげる

①おもちゃなどを2つ用意する。
②「こっちがいい?それともこっち?」と見せながら質問をして選んでもらう。
③次に「車のおもちゃがいい?飛行機のおもちゃが良い?」と名前で質問する。
④名前を言ったらすぐにおもちゃを与えながら褒めてあげる。

このように、選択肢を与えることで「どちらかを選べばいい」と次にすべき動作を理解できるようになります。そうして積み上げていけば、ものの名前や言葉の意味が繋がりやすくなります。

ひとり言のオウム返しには反応しすぎない

意味のないひとり言を話している時は、心を落ち着かせようとしていたり、自分に刺激を与えようとしている場合が多いです。そんなときは、周りは必要以上に反応しなくて大丈夫です。

もちろん、周りの人へ何かを訴えているようなオウム返しや発言には、しっかりと反応して言葉を話せるように手助けが必要です。

相談先

子供の発達が心配な人や誰かに相談したいと思ったときに、どこへ連絡をしたらいいのか悩みますよね。

・医療機関【近くの小児科・精神科】

自治体の保険センタ―(神奈川県)

子育て支援センター(神奈川県)

児童発達支援事業所(神奈川県)

こちらに相談をすればしっかりとサポートしてくれます。

まとめ

子供がオウム返しを繰り返していると、発達障害を疑ったりこのまま話せないのでは?と不安になったりしますよね。

ただ、何度もお伝えしているようにオウム返しはいけない事ではありません。子供が言葉を覚えていくうえで必要なことなのです。過敏に反応しなくても大丈夫ですよ。

子供の発達に合わせた対応をしてあげることで、徐々にオウム返しを減らすことができます。言葉が理解できるようにお手伝いをしてあげてください。

焦らずにゆっくりとお子さんに向き合ってくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。