こんにちは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「発達障害で起こる物忘れ」についてです。

ものを忘れることで生活に支障が出ることはありませんか。実はこれも「発達障害」が原因で起こるものがあります。

今回はそんな「発達障害で起こる物忘れ」に対してできる方法を紹介します。少しでも「物忘れ」が原因で困ってしまうことが、改善できたらと思います。

発達障害で起こる物忘れってどんな症状があるの?

その前に、「発達障害で起こる物忘れ」ってどんな症状があるか、見てみましょう。

症状として見られること

発達障害でおこる物忘れとしてあげられる症状として、聞き取ったことが消えてしまうということから、作業するために短時間でも頭に物をとどめておくのが難しいといったことがあげられます。

子供の時に生活に支障が出てわかる場合もあれば、大人になって仕事に支障が出てきてわかることもあります。

「発達障害だから」って「物忘れ」をほったらかしにしないで

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薄波
「物忘れ」が「発達障害」が原因だったら仕方がないじゃない。
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そうやってあきらめる前に、方法はあると思いますよ

発達障害で起こる「物忘れ」とは脳の働き方の癖や性質などで起こる「物忘れ」となります。

「物忘れ」が起こったときを思い返してみてください、どのような時に、どのような場面で「何を」忘れてしまうことがありますか。
 そこを詳しく知ることで、対策を考えることができるかもしれません。

発達障害で起こる物忘れで困らないようにするためにどうすればいい?

起こった「物忘れ」について考えてみる(「つまづき」に対する支援)

発達障害者教育推進センターのHPに、「日常の活動についてよく忘れっぽいのですか・・・。」と社会面の「つまづき」についての指導や支援の方法が例示されていました。

それによると忘れ物の実態を細かく把握したうえで、家族や周囲の人と助け合いながらメモとりを徹底させるだけではなく、そのメモの置き場所やメモの書き方も同じにすることで、忘れない工夫を作っていました。

発達障害教育支援センターHP 社会面に対する「つまづき」に対する指導、支援
http://cpedd.nise.go.jp/pdf/support/behavior/behavior-q06.pdf

「物忘れをしてしまった」後でも、忘れず行動できるようにする方法

一方で、発達障害が脳の働きの癖や傾向によって状況を作っているなら、「忘れてしまう」ことを前提にその後の対策を考えるという方法があります。


NHKのHP「発達障害って何だろう 困りごとのトリセツ」にある投稿者による対処法には、全国の視聴者から「物忘れ」に対する対処法が書かれていました。その例としては「忘れ物が起きにくい仕組みや環境作る」「周囲のサポートを得る」「作業の優先順位を決める。」などがあります。

「物忘れ」をしてしまうのはどういう仕組みで起こる?

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結構細かいことも、考えて動くんですね。
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京本
「発達障害で起こる物忘れ」が起こる仕組みをみてみましょう。


そもそも人は「忘れない」ことを目的に脳が働いています。脳の中にはたくさん神経が通っており、脳の中の「海馬」からの指令によりドパミンやノルアドレナリンといった神経伝達物質が、全身に伝わって体の動きに表れます。
 
その働き方が人によって個人差があり、その個人差によって神経伝達物質のドパミンやノルアドレナリンが出てくる量が多かったり少なかったり、神経の働き方が弱いと、全身に影響が出てきます。その中の症状の一つとして「物忘れ」が出てくるのです。

「物忘れ」をしない道筋を理解して活用する

先ほどの、「つまづき」に対する指導や支援の場合、どの時に「物忘れ」しやすく、どのときに「物忘れ」しにくいかということで、神経伝達物質がしっかり働くときの状態を見極めて、「物忘れ」を起こしにくい状態にしていると考えられます。

それによって、「物忘れを起こさないルート」きちんと確保するために「メモ」で残したものを、保管する場所もきちんと決めて徹底する。そのメモの書き方まで決めるという方法があると考えられます。

周囲も一緒に助け合って「物忘れ」をなくす

「物忘れ」をなくすためにする対策を一人だけで行動するのではなく周囲も一緒に協力することで、「記憶する部分」を作り、情報がきちんと伝達されなくても新たに情報を作ることで、行動に移せる工夫となって活用されています

まとめ

 今回は「発達障害でおこる物忘れ」の対処法とその仕組みについて説明しました。

 発達障害で起こる「物忘れ」は、脳の働き方の個人差により起こること

  • 発達障害で起こる物忘れは脳の旗r期の個人差によりおこるということ
  • 症状としては、「忘れ物をする」ことで支障をきたすことから「頭にとどめられない」ことでおこる支障もある。

「忘れないようにする」という対策もあれば。「忘れても大丈夫」にする方法もありました。それを周囲と協力し合って、物忘れによって困ることを減らすことができたら幸いです。