こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「子育て中の方に絵本の読み聞かせをおすすめする理由」についてです。

avatar
薄波
絵本って子育てにどうしても必要なの?毎日どれくらい読まないといけないの?
なんだか、読み聞かせって大変そう・・・。
avatar
京本
毎日、寝る前に何冊は絶対読むなどとノルマのようにとらえるのではなく、親子のコミュニケーションのためのツールと考えて気軽に楽しみながら実践してみましょう!

絵本の読み聞かせで、子育てをもっと楽しく!

子育てをされている方で、お子様の絵本の読み聞かせをした方が良いとは思うけれど、これでよいの?とお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。絵本を読むことはお子さんとのコミュニケーションです。あまり考えすぎず、楽しむことが一番です。絵本を通じてお子様の反応の変化を感じることで、子育てがもっと楽しくなっていきます。

読み聞かせの具体的方法とよくある疑問

では、ここからは絵本の読み聞かせについて具体的なお話と疑問についてお話をしていきます。

読み聞かせはいつからスタートするのがベスト?

読み聞かせに正解はありません。それぞれのタイミングで始めるのがベストです。

赤ちゃんが寝る前や寝かしつけの時に、赤ちゃんに添い寝しながらするのが習慣づけにはよいですね。

生まれたばかりの赤ちゃんは、目はまだよく見えていませんが耳はよく聞こえています。言葉の意味や物語の内容は理解できなくても、ママさんパパさんの声をきくことで赤ちゃんは安らぎを感じられます。

どんな風に読めばよいの?

大事なのはママさんパパさんがリラックスして楽しそうに読んであげることが一番大切ですね。読むのが上手かどうかは関係ありません。絵を見ながら「楽しそうだね」「美味しそうだね」と、お子さまに語りかけてあげましょう。

どんな本をどんな風に読み聞かせをするしたらよい?

あかちゃんにとっては、絵本はおもちゃと同じです。口にいれたりすることが考えられますので、購入される方が多いかもしれません。しかし、絵本はわりと高価なので、お子さまが大きくなってくると、一緒に図書館にいって本を選ぶようにするのもおすすめです。

お子さまが気に入った絵本を読んであげるのが一番ですが、参考までに年齢にあわせた絵本を選ぶ基準をご紹介します。

0~1歳

この時期はまだ文字や言葉はあまり理解できませんので、絵がメインで構成されているもの、白黒赤といったはっきりした色の絵本がおすすめです。

1~2歳

だんだんと言葉に興味を持ち始める時期なので、音の響きやリズムがある絵本がおすすめです。オノマトペ(擬音語・擬態語)は子どもたちは大好きです。

2~3歳

理解力や認知力も発達する時期です。少しストーリー性のある絵本を読んであげると、絵本の主人公に自分を重ねてまねしてみたりなどをしてくれます。

いつまで読めばよいの?

文字が読めることと、本を読めることは別です。文字を読めても、おはなしを楽しめるとは限りません。

また、ひとりで本を読めるようになっても、おはなしを聞くよろこびは別のものです。

小学生には小学生の読み聞かせの楽しさがあります。小学生のお子さんでも情緒が不安定な時に読み聞かせをしてあげると安定したりすることもありますので、おすすめですよ。

じっとして聞いてくれない場合はどうしたらよいの?

子どもは、ことばを耳で覚えます。耳にはふたをできませんから、じっとせず、離れたところにいてもどんどん新しいことばを吸収していきます。気にせず、楽しそうにお話を読んであげると、次第に絵本に興味をもつようになってくれます。

絵本を見てないからといって、少し飛ばすと「あ、今とばした!」と気づかれることもあるくらい、子どもたちは意外によく聞いています。

自閉症・発達障害のお子さまの場合

発達障害のお子様の中には言葉の発達が遅い子もいますね。絵本を読まれるとわからない言葉がたくさんで、お話の内容がよく理解できず、苦痛になってしまうこともあります。そのため、読み始めると逃げてしまったり、本を破ってしまったりということがあるかもしれません。そんな時は、以下の点を考えてみてください。

  • 絵本の内容が言葉の遅いお子さんの興味が持てるものか?
  • お話が難しすぎないか?
  • 読み方は楽しく興味が持てるように楽しく読めているか?

発達障害のお子様におすすめの絵本として、帰ったら手を洗うなど、教えてもなかなかやってくれない生活習慣について書かれたものがあります。また、言葉の遅い子の中には、質問に対して意味がわからずオウム返しをしてしまう子がいます。絵本の中に「いつ」「どこで」「誰が」「何を」などといった質問と答えがあるとそのセリフを覚えて、質問の意味がわかるようになることもあります。

絵本は、絵で言葉の意味を補いながらお話を理解できるので、言葉の習得もしやすいのでおすすめです。

▼概要

  • 発売日:  1980年06月03日頃
  • 著者/編集:  わたなべしげお, おおともやすお
  • レーベル:  幼児絵本シリーズ
  • 出版社:  株式会社 福音館書店
  • 発行形態:  絵本
  • ページ数:  24p
よい口コミ

・くまさんの絵がかわいい。
・生活の中で何を気つけたらよいのか、子どもたとが考えることのできる絵本だと思いました

悪い口コミ

・2歳の子どもには文字が少なめかも。
・兄弟ともに反応が薄い。読み方の問題もあるかもしれませんが・・・。

言葉の発達については、こちらの記事で詳しく取り上げています。

読み聞かせの大切さ

小学校入学以前に家庭で読み聞かせをしてもらった子どもは、読んでもらわなかった子どもより、読書に対する興味や学校の授業の楽しさのポイントが高かったという調査結果があります。

また、文科省の平成22年度の全国学力・学習状況の調査結果によると、読書の好きな児童生徒の方が小学校でも中学校でも国語と算数・数学の平均正答率が高い傾向がみられましたとのことです。

参考:国立教育政策研究所ホームページ

さらには、世界65の国と地域の15歳を対象にOECDが実施した「生徒の学習到達度調査(PISA)の2009年調査結果によると、小説・物語などのフィクションや新聞を読む生徒の方が、読まない生徒より、総合読解力の平均得点が高いことがわかりました。

参考:文部科学省ホームページ

このようなデータからも、小さいころの読み聞かせは、読書への興味や、学校の成績にも長期的にもよい影響があると言えそうですね。

まとめ

今日は、子育て中の方に読み聞かせをおすすめする理由として以下についてお伝えしました。

・絵本の読み聞かせは子どもとのコミュニケーション

・絵本の読み聞かせでよくある疑問について

・読み聞かせの大切さについて

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!