こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「発達障害 育児」についてです。
発達障害といっても特性によって対処法が異なります。
たとえばASDとADHDを比較すると、共通する悩みもあれば全く異なる部分で苦労する悩みもあるからです。
今回は発達障害の種類別による適切な育児方法を解説しますので、是非参考にしてください。
目次
発達障害の種類
発達障害は生まれつき脳の発達が健常者と違っているために、幼児のうちから症状が現れ普通の子育てではうまくいかないことがあります。
成長するにつれて自分自身の苦手な部分に気が付き、生きていくしんどさを感じることがあるかもしれません。
3つの発達障害について紹介します。
自閉症スペクトラム障害(ASD)
対人関係の障害、コミュニケーションの障害、興味や行動の偏りの3つの特徴が見られます。
対人関係、コミュニケーションに対する障害が起きてしまい、生活に支障が出やすい障害です。
注意欠陥・多動性障害(ADHD)
発達年齢に見合わない行動、あるいは不注意、などが7歳までに現れます。
集中力がない、落ち着きがないなどの症状により、生活に支障が出やすい障害です。
学習障害(LD)
知的発達には問題がないのに、読む、書く、計算するなどの特定の事柄のみがとりわけ難しい状態をいいます。
知的発達には、問題がないのに特定の事柄のみが難しい状態を指し、学業に困難が生じやすい障害です。
発達障害に関する記事は以下の記事も参考になります。併せてご覧ください。
発達障害によって適切な育児とは?
発達障害によって育児の対応が異なります。
対応を間違えると、子供がパニックを起こす頻度が増えることで、保護者の方がストレスを増やしかねません。
発達障害ごとの適切な育児を紹介しますので、一緒に解決方法を探りましょう。
自閉症スペクトラム障害児の育児
特徴を把握することで適正な育児を見つかります。
以下の動画は、自閉症スペクトラム障害児の誕生から6年間の記録です。
定型のお子さんと比較し苦悩したり、診断が下りて現実を受け止めるまでの思いをつづっています。
自閉症スペクトラム障害の特徴や育児方法をご紹介します。
特徴
- 人の目を見ることが少ない
- 指さしをしない
- ほかの子供に関心がない
対人関係に関連した行動の特徴が見られます。
育児の方法
以下の書籍が参考になりますので、口コミを一部抜粋しました。
とてもデリケートな内容の本ではあるのだけど、可愛くて「クスッ」と微笑ましくなる4コマ漫画で読みやすく、でも、るーくんの子育てに奮闘されているお母さんの素直な気持ちも読み取れ、主治医の先生の解説もあって解りやすいので、是非!発達障害のお子さんを持つお母さん方に手に取って読んでもらいたい本ですが、どんなお子さんの子育てにも参考になる本だと思います。
書籍の内容をまとめると以下のように理解できます。
自閉症スペクトラム障害児に対しては、独特の理解の仕方や受け止め方が必要です。
受け止め方や理解の一例
- 他の子供とは、物事の感じ方が異なることを理解する
- 不安な気持ちに寄り添い安心させる
- ほめながら出来ることを増やす
- コミュニケーションを取ることが苦手な場合は、気持ちの変化に気付いてあげる
- 夢中になることを始めたら途中で邪魔せずに、時間を決めてから注意する
対処法一例
- 子供が分かりやすい短い言葉や絵などで具体的に教える
- あいまいなことは苦手なために明確にどうするか伝える
- ほめながら出来ることを増やす
- 感覚過敏がある場合は、刺激を減らすようにする
- 感情的に怒らずに、「〇〇〇しましょう」を伝える
- 時間の感覚が苦手なため、時間を把握しやすいようにスケージュールを張り出す
- 信頼できる関係を築き、ルールが破れることがあることを教える
注意欠陥・多動性障害(ADHD)
自閉症スペクトラム障害と同様、注意欠陥・多動性障害も特徴を把握することで適正な育児を見つけられます。
注意欠陥・多動性障害に関する分かりやすい動画をご紹介します。
注意欠陥・多動性障害の特徴や育児方法をご紹介します。
特徴
- 落ち着きがなく注意を持続することが難しい
- 気が散りやすい
- 失くし物・忘れ物をしやすい
- ルールを守ることが困難
集中することや落ち付くことが苦手だとわかります。
育児の方法
注意欠陥・多動性障害のお子さんは、得意なことに目を向け能力を伸ばしましょう。
- 苦手なことよりも出来ることに目向ける
- 得意なことに目を向ける
- 失敗しないようにサポートする
- じっとするときと、休む時をメリハリをつける
- 失敗した時は、一緒に考える
学習障害(LD)
ご本人が学習障害(LD)のうち算数障害の特性を持つ方です。
動画内で算数の実演をしており、ミスをしている箇所がわかります。
算数障害とは、知的障害ではないのにもかかわらず、計算が遅かったり指折りをしないと数が数えられないなどの例が挙げられます。
主に計算や推論がとても苦手な場合に示します。
特徴
- 文字を読むスピードが極端に遅く、読み間違えることが多々ある
- 文字を書くことが難しい
- 計算をすのが極端に遅い
読み書き・計算などの習得がうまくいかない特徴が見られます。
育児の方法
学習障害は、子供の自信低下につながりやすいためゆっくり丁寧に教えることが大事です。
読むことが苦手な場合
- ひらがな1文字の読み方から始める
- 単語・言葉のまとまり、文章の意味を例などで教える
書くことが苦手場合
- 文章を読めるところから始める
- なぞり書きから練習する
- 本などを転写する
- 言葉を聞き取り、聞き取った言葉を書いていく
計算が苦手な場合
- 少ない問題をゆっくり解いていく
- 分からない問題は、道筋を丁寧に教える
まとめ
発達障害の育児の方法についてどうでしたか?
発達障害にも種類があり、障害に適切な育児方法があります。
子供に合わせて、一つ一つゆっくり進んでいくことが大事なことが分かりますよね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。