こんにちは!こんばんは!今回も知っておきたい発達障害に関するノウハウや情報を提供させていただきます!本日は「発達障害触りたがる?」についてです。

「ウチの息子、あちこちのモノに触ろうとするけど、まさか発達障害なの?詳しく知りたい。」

今回は上記のような悩みについてお答えします。

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京本
今回、この記事では、「発達障害だと触りたがるの?」という疑問について解説していきます。
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薄波
他にも、ADHDや不安を抱える親御様が子どもと笑顔で過ごすため対処法などお伝えしていきますね。

少しでもお役に立てると嬉しいです。ご参考として一読ください。

発達障害は触りたがる?子どもは感覚が敏感

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京本
結論からお伝えすると、何でも触りたがるとして、それが必ずしも発達障害であるとは限りません。

そもそも子どもは6歳くらいまで、五感を中心として、物事を学ぼうとします。これについては、モンテッソーリ教育という教育法の中で感覚敏感期として説明されています。

モンテッソーリ教育とは?

イタリア出身の医師【マリア・モンテッソーリ】が提唱した教育法です。「子どもには自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」という考えを軸にした教育法です。

  • 臭い
  • 手触り
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薄波
子どもはこれら五感を使い、様々なものに興味を持って接し、認知していきます。その後、大人になるにつれて感覚から概念的なものに興味・関心が移っていきます。

小学校低学年までは感覚思考

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京本
小学校低学年くらいの子どもは、興味・関心が感覚から概念に移り変わる変換期ですが、まだ感覚が中心です。

例えば何かのゲームをする場合、大人はルールを気にしますが、子どもは概念よりも、感じ取れることに気がいきます。

子どもの行動はまず肯定してあげる

五感が敏感な子どもの行動に対して重要なのは、まず肯定してあげることです。先ほどもお伝えしましたが、小さな子どもは、感覚を中心として、たくさんのことを学びます。

感覚をたよりにどんどん吸収しているんですね。ですので、大怪我しそうなどの場合を除き、まずはやらせてあげたほうが成長も早いです。

また、きちんと褒めてあげることも大切で、それが自信にもつながります。

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薄波
子どもの感覚に対する興味・関心について、以下の動画も参考になります。

参考動画:子どもの感覚敏感期

動画はマリア・モンテッソーリ教育を元に解説をしています。

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京本
ここまで、6歳くらいまでの子どもは感覚的な興味・関心を強く持つため(感覚敏感期)、何でも触りたがるのは普通にある行動とお伝えしてきました。

しかし、場合によっては普通の感覚的な興味・関心の行動とは異なるパターンも。そのパターンとして、日常で以下の行動が見られる場合は、ADHDという発達障害の疑いも出てきます。

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薄波
ADHDについては下記を参考にしてください。

ADHDについて

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京本
ADHDは、発達障害の1つです。主に、次の3つに分類されています。
  • 注意欠陥(不注意)優勢型
  • 多動・衝動性優勢型
  • 混合型

症状【不注意・多動性・衝動性】

症状としては次のようなものがあります。

不注意が強い

  • 忘れ物が多い
  • 部屋の整理整頓ができない
  • 気が散りやすくあちこちに手が出るが、すべてが中途半端
  • 好きなことには集中するが切り替えができない、など

多動性・衝動性が強い

  • ソワソワと身体を動かす・ウロウロとよく動く
  • 相手の話をよく聞かず、自分の話ばかりしてしまう
  • 怒ると手が出やすい、など
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薄波
混合型は、上記の特性を併せ持っています。
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京本
ADHDの対処法など詳しい解説として、以下の記事もおすすです。ご参考に一読ください。

参考記事:ADHDの対処法など

参考記事:子供の多動性障害ADHDとは?原因や改善へ導く方法をご紹介

参考記事:忘れ物が多すぎる子供は発達障害かも?ADHDの子供の忘れ物対策とは?
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薄波
ここまでADHDについてお伝えしてきました。親御様であれば、誰しもが心配・不安になりますよね。

しかし、あまり不安・心配をし過ぎもよくありません。「しょうがいないだろ!」というお声もあるかと思いますが、やはり、できるなら毎日子どもと笑顔で暮らしたいもの。

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京本
次の参考記事もよければ一読ください。不安、ストレスに関して、少しでも心が軽くなる対処法など、解説しています。

参考記事:親が抱える不安・ストレスの対処法

参考記事:発達障害の子供をもつ親の悩みとは?不安やストレスに押し潰されないために

参考記事:発達障害児の親ストレスあるある!笑顔で過ごす秘訣とは?

参考記事:どう接している?発達障害児を育てる親の気持ちに寄り添う子育ての着目点!

どうしても不安な場合は、専門機関でのご相談もおこなえます。

専門機関への相談も

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京本
家族だけでは解決できず、不安も消えない場合は、専門機関への相談も行えます。専門機関は次の通りです。
  • 医療機関
  • 医療以外の相談機関

医療機関への相談

  • 小児科
  • 児童精神科
  • 小児神経科
  • 発達外来
  • 大学病院
  • 総合病院

※各都道府県のホームページに関係機関のリストが掲載されています。

医療機関以外の相談窓口

  • 各区ごとの子供家庭相談
  • 児童相談所
  • 教育委員会・教育総合相談センター
  • 特別教育総合センター
  • 地域療育センター
  • 学齢後期障害児支援事業

※参考記事:親子のこころのとまり木

※各都道府県のホームページに関係機関のリストが掲載されています。

さらに、下記では、神奈川県内の各関係機関についての情報になります。ご参考としてお役立てください。

神奈川県内の各関係機関情報

以下、神奈川県のホームページで紹介されている、発達障害の関係機関情報です。※数が多いため、各リンク先にて連絡先、住所が記載されています。

関係医療機関

発達障害に対応する医療機関は以下の検索サイトがおすすめです。※検索することで簡単に関係市区町村の医療機関データが表示されます。

【神奈川県医療機関】

検索サイト:【かながわ医療情報検索サービス

※検索することで、関係市区町村の医療機関データが表示されます。

1.検索方法は、画面左側の「キーワード検索で探す」をクリック

2.検索語句に「発達障害」を入力

3.「さらに地域を絞り込む」で市町村を選択

4.検索開始

相談機関

神奈川県の発達障害に関する相談機関の情報は、以下のPDFデータから確認できます。

【神奈川県相談機関】

PDFデータ:【発達障害支援の機関リスト(PDF:177KB)

まとめ

  • 子どもが何でも触りたがるとしても、必ずしも発達障害とは言えない
  • そもそも6歳くらいまでの子どもは感覚的な興味・関心が強い(感覚敏感期)
  • 感覚の敏感な時期は、よほど危険なことでなければ、肯定して褒めてあげることが大切
  • 忘れ物が多い・部屋を片付けられない・落ち着きがない、などの場合は発達障害ADHDの可能性も

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。